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2014年12月24日

ドラマ「素敵な選TAXI #10(最終話)」愛とは相手の人生を信じ敬うこと



息子が生まれてからは
本当に多くのことを学ばせて頂いている。

29歳で父親になったとき、
同年代の友人たちに、
「父親になるのって、どんな感じ?」
と聞かれることがありました。

「なんていうか…世界の見え方が変わる…感じ?」

そんな風にしか答えられませんでした。
自分の中の変化をなんとなく“感じ”で説明した
素直な表現です。

確実に世界の見え方が変わったのはわかっているのに、
でも、具体的に何がどんなふうに変わったのかはわからない。
だから、それ以上の説明はできませんでした。

今わたしは39歳です。息子は間もなく10歳。
十年経ちます。

わたしも少しずつ成長できているのでしょうか、
あの時感じた「世界の見え方が変わった」感覚が
何がどう変わったのか、
少しずつ言葉にできるようになり始めています。



10月期のドラマ群が最終回を迎えています。
年間通しての大河ドラマも最終回を迎える年末。
お笑いタレント、バカリズムが脚本を手がけた
この実験的作品も最終回を迎えました。

ドラマ「素敵な選TAXI」

カフェ『choice』でメニューを迷っていた枝分(竹野内豊)。
彼は、優柔不断らしいです。

店にやってきた標(升毅)が、
そんな枝分に近づいて言いました。

「枝さん、3ヶ月間、お疲れ様でした」

枝分は「え?…あ、そっか」と何かに気付きます…。

過去の分岐点へ戻り、
人生をやり直すことができる不思議な乗り物“選TAXI”。

その運転手として、これまで様々な事情を抱えた客を乗せ、
彼らの人生を応援してきた枝分。

そんな枝分が選TAXIの運転手を始めたキッカケが描かれます。

もともとは理髪店を営んでいた枝分。
3か月前、彼は恋人の時田真緒(奥田恵梨華)と食事中に
彼の優柔不断が原因で別れを告げられていました。

真緒は安定した今の職を辞めて
知り合いに誘われている花屋経営の道へ進むかどうか
迷っていました。
将来・・・そこには枝分との将来、つまり結婚についても
どうなるのか?という不安も抱えています。

そこで、真緒は枝分の気持ちを確かめたかったわけです。

しかしそんな話になる以前に、
メニューを選ぶことだけでなかなか決められない枝分。
それに対して文句を言うと、枝分は話をそらして
トイレに逃げ込んでしまいます。

「あなたとはやって行けない」という言葉を残して
去っていく真緒。

後を追おうとした枝分が乗り込んだのが
標が運転する選TAXIでした。

何度も戻ってやり直し、そのたびに少しずつ
前進する枝分でしたが、あと一歩というところで…



枝分は、3ヶ月限定の選TAXI勤務を終え
3ヶ月前に戻ろうとしますが、
その道中で、花屋で働く真緒の姿を見つけます。

しばらく彼女を見ている枝分…
彼の胸には、彼女のこの3ヶ月間を大切にしたいという
想いが芽生えたようでした…


人が生きる時の積み重ねは、
それがどんな時であったとしても
やはり尊いものだと思います。

息子が生まれてまず感じたのは
「自分のこれまでの人生は“全て”正しかったんだ!」
という思い。ダイレクトに世界が変わって見える原因です。

“全て”というのは良いことも悪いことも、
全部です。
例えば自分が未成熟で恥ずかしい行いをしたことや
そのことでとっても後悔した気持ちだったり、
誰も気にしていないのに自分で自分を責めたりするようなこと…
今までに経験したことや感じてきたこと、
そういうことの全てが「それでよかったんだよ」
と言われたような気持ち。

そして、同時にそれはわたしだけではなく
もちろん妻主体で考えたときもそうだと気付いたこと。

彼女の人生で起きたことも全て正しかった。

そしてわたしたちの人生に関わってくれた人の
全てがそうなのだと言うこと。

そう考えると、わたしたち一人ひとりの人間の
人生の時間の尊さを感じないわけにはいきません。

そしてこれから息子が生きていく時間もまた、
いろいろなことがあるのでしょうが、
いつか必ず「全てそれでよかったんだよ」と
思える時を迎えて欲しい。

そう思うと、本当に息子との一瞬一瞬、
自分が見ている世界の一瞬一瞬が輝いて見えます。

わたしも聖人ではないので、
妻や息子に腹を立ててしまうこともあります。

でも、たとえわたしの意にそぐわない
言動だったとしても、「それでいいんだよ」
って、人生全体を見たら言えるはず。

相手の人生を信じるってそういうことだなと思います。

そう思えば、たいていのことは許せるようになります。

愛ってこういうことだと思います。


枝分の真緒を見る眼…あれが愛だったのでしょう。


                    全ての物語のために







posted by ストーリーセラピスト at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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