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2014年11月22日

アニメ「寄生獣 セイの格率 #5 異邦人」理性は人間の本能



短気とか気が長いというのは性格的なものです。

しかし、脊髄反射的に激昂するのではなく
自分の感情と向き合って
いったん怒りという感情の元になっている
本来の自分の感情をすくい取って、
大人の対応ができるかどうか・・・

これは、性格の問題ではありません。

それができないのは、
短気だろうが気が長かろうが
精神的な子供です。

そういうお前は完璧に自分の感情をコントロールできるのか!?
といわれれば、100%は無理です。
としか言いようがありません。

怒りは第二感情ですが、本能です。
動物の本能。身を守るために必要な感情だから存在する。
決して、怒り=悪だといっているのではない。

そして、なぜか怒りを上手くコントロールできずに
周囲の人にきつく当たってしまうこともある。

感情、特に怒りという感情に対して
人一倍考えて、注意して取り扱っているつもりのわたしも
どうしてもそういう時もある。

しかし、じゃあ仕方ないんだね。
とは思っていません。



ええ〜!!原作漫画もこんな展開だったっけ!?
と、もうほとんど記憶に無いので
初めて見るようにドキドキして見ている作品、

アニメ「寄生獣 セイの格率」

第5話、「異邦人」を観ました。

両親が旅行に出ていて起こしてくれる人がいなかったのか、
新一は遅刻しそうで道を急いでいました。

途中、クラスメイトの男子・長井が
不良グループに絡まれているところに遭遇します。

不良たちに馬鹿にされながらも
「クラスメイトだから」と、新一は長井を庇います。

そこに一人だけ女子高生がいました。
弱いくせにクラスメイトだという理由だけで友人を庇い
ボコボコにされて倒れこんでいる新一に近づいた彼女は
新一の中にある異質な何かを感じ取り
おびえた表情でとっさに後ずさり、去っていきました。

その日の放課後、新一が里美と下校していると
朝の女子高生・君嶋加奈が現れ新一に声をかけます。
その様子が気に入らなかった朝の不良グループが
里美を連れ去り、また新一を痛めつけるのですが・・・。



新一は絶対に逃げようとしません。
長井が絡まれているときも、
里美が捕まったときも・・・。

新一にはどうしても逃げ出したくない意地があったのでしょう。

それは、「自分はミギーたち寄生獣とは違う、
他人のために自分を犠牲にできるのが人間の証」
だということに気付いたからです。

だから、新一は人間であろうとしたんですね。

強いものに対して尻尾を巻いて逃げるなら
どんな動物にもできる。

でも、自分の方が弱いと分かっていても
友人や大切な人を守るためなら
自分がどうなっても助けようとするのは人間だけ…

人間の三大欲求のひとつに集団欲というのがあります。

人は一人では生きていけないということです。
だから、コミュニティをつくって、社会をつくって生きている。

少数の不良に対して、大勢の不良が襲いかかるときに
ミギーが「動物としては彼らの方が新一よりも上だな」
と言っていましたが。

そうやって動物的に争えば、
社会の秩序、コミュニティは保たれないわけですから、
憎しみや怒りで争うのは
三大欲求に反するわけです。

つまり、人間は怒りと言う本能と
集団欲という本能を持っていて、
矛盾が起こる。

だから、理性というのを発達させた。
ということは理性も基本的な欲求や本能を守るための本能。
つまり人間だけがもつ本能が理性なんですよね。

矛盾を抱えて生きられるという凄さが
人間の可能性を物語っているような気がします。

わたしたちは、自分の暴力的な欲求に対して
何かと理由を付けたがります。
それももう理屈ですから理性ですよね。
理屈、理性の使い方を甘える方に使っている。

しかし、新一が弱いのに人間であろうとしたように、
わたしたちは「良く在ろう」とすることができる。

本能や感情のみに支配されず、
ちゃんと自分を見つけて理性的にふるまえる。

成人君主なんていません。
完全に清らかなひとなんかいないハズ。
純粋無垢ということがすでにずる賢さを持っている物なのは
全てのお父さんお母さんが子どもたちを見て知っているはず。

それでも、わたしたちは「良く在ろう」とする。

自分の中のズルさやイヤラシサを見て、
自分でもっと良く在ろうと努力できる。

それが動物にはできない、
高度な精神的技術なのではないでしょうか?


                  全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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