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2014年10月30日

アニメ「寄生獣 セイの格率 #2 肉体の悪魔」単細胞な人ほど悪に惚れる



映画や小説、マンガやアニメなどを見ていると
魅力的な悪役が登場します。

彼らはそれらしい大儀を掲げて
テロ行為や「必要な犠牲」と称して
関係の無い人を傷つけたり命を奪ったりします。

彼らの「それらしい大儀」は
時に、素晴らしく理にかなっていて
とても正しい。

彼らはマジメ過ぎてそうなってしまう。

観客や読者が彼らに感情移入できるように
彼らの人となりや同情を誘う経緯が
丁寧に描かれていたりもします。

代表的なキャラクターが
「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル
というキャラクター。

カリスマ性があり、純粋で優しさや思慮深さ
リーダーシップを持った“ある意味”人格者です。
しかし、地球の環境問題を考えるあまり
強制的に地球に休んでもらおうと
隕石を落として“核の冬”を起こそうとしました。

現実に犯罪を犯す人たちの中で
「アブナイ思想」を持っている人たちは
物語の世界のそういった悪役達と
同じようなことを語ります。

そのアブナイ思想家たちが、
フィクションの世界からその思想の着想を得たのか
ヒトラーなどの独裁者や
実在した過去の革命家達の哲学思想から
着想を得たのかはわかりませんが、
着想を得てそれを答えとして結論づけてしまった時点で
“単細胞”“思考の停止”“考え足らず”“脳タリン”
というコトになってしまいます。



日本のマンガ界で異例のヒットをした名作
2014年の秋、その映像化プロジェクトで
書店でも原作の新装版や文庫版が
山積みになっています。

アニメ「寄生獣 セイの格率」

第2話、「肉体の悪魔」を観ました。

泉新一と右腕寄生した未知の生物。

共に意に沿わない形での共生生活を過ごす中、
右腕の生物は自ら「ミギー」と呼んでくれと言います。

新一は友人の裕子から
世界各地で「ミンチ殺人」が起きている事を聞き
未知の生物たちが関わっている事と確信をもちます。

そんななかで、また新たに人間に寄生した
未知の生物、寄生獣に出くわす新一。

先に気配を察知したミギーは
新一に逃げるように言います。
しかし歩きだした新一がとった行動は
ミギーの理解を超えるものでした・・・。



新一の右手に寄生した未知の生物
ミギーに対して「悪魔」だと言った
新一の言葉を受け、ミギーは
悪魔というものについていろいろ調べたようです。
そして新一に言います。

「悪魔に一番近いのは人間だと思うぞ」

このマンガがとても深いのは
こういった投げかけがあるからです。

食物連鎖の頂点にいて、
当たり前のように動植物を殺し喰らって生きている
わたし達人間。
そのくせ、地球の環境を壊し
地球に多大なる負荷を与えている。

人間が居ないほうが地球にとってはいいんじゃないか?

ミギーたちの同胞はただ自分が生きるために
人間を喰らっていきます。

人間がやってることと一緒でしょ?
生きるための食料だもの・・・

・・・確かに深い。

しかし、この時点で
「そうだ!人間が居るからいけないんだ!愚民どもめ!」
みたいに他人を見下し始める人がいます。

それを結論にしてしまっているんですね。
結論にしてしまうということは
“それ以上考えない”ということですからね。

思考停止とはそういう意味です。
他人が出した結論に「そうだそうだ!」
と言うだけで、自分で考えを発展させて
次の新しい考えを生み出そうとしないのは
“脳タリン”です。

物語で出される命題は、“投げかけ”です。
結論ではありません。
考え始めるためのキッカケなんです。

現に、この物語も導入部分で
ミギーが「人間が悪魔にもっとも近いじゃないか」
と問題を投げかけ、
それでも、他人の為に自分の危険をかえりみない
新一の姿を描き、ミギーの理解を超えさせています。

新一がミギーに「バカ」という言葉を使うシーンがありました。
ミギーは無感情のまま返事します。
「バカという言葉は自分よりも劣る奴に言う言葉だぞ」
と・・・

だからまだミギーはバカなんですよね。
知識は確かに新一より上かもしれませんが
知識があることが頭の良さではありませんし、
頭の回転が速いことでもない。
思慮深く、他者の気持ちや感情を推察し
共感、想像し命の尊さを感じ取れることが
出来なければバカなんです。

だから新一がミギーにバカと言ったのは正解。

そもそも、
ネイティブアメリカンしかり、昔の日本の人たちしかり、
動植物を食料にすることを
当たり前のこととしていませんでした。

わたし達人間は、
「命を分けてもらっている」
その大いなる感謝の気持ちを抱いて、
食してきた文化があります。

飽食の現代に対して、今のままで良いの?
考えた方がいいんじゃない?
とか、人間って本当に悪魔なの?

という問いかけが物語です。

わたし達人間は、結論めいたことを出せても
結論は出せません。
生きている限り、考えて死ぬまでに
可能な限り真理に近づこうとする。

結論づけたら思考停止。
一時期の結論は出せても、
次の課題が必ず現われる。

だから、単細胞にならずに
自分の頭で考え続けましょう。


              全ての物語のために












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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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