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2014年10月09日

「スパイ・ゲーム」何が正しいか?わかっていたころを思い出せ



『胸に手を当ててよ〜く考えてごらん』

子どものころに、
そんな風に言われたことがありますか?

わたしは通っていた幼稚園が
キリスト教の幼稚園でしたので、
毎日のように唱える言葉がありました。

『人は見ていなくても、神様は見ています』

誰にも知られなけば何をしてもかまわないのではなく、
どんな時も神様は空から見ているから
それが正しいことか、悪いことかを
自分で考えて行動しなさいということですよね。

大人になると、「正しさ」というのを判断するには
いろいろな物差しがあって、
誰かにとって正しいことは、
他の誰かにとっては間違いだったりするなんてことが
多いということをわかっていきます。

そうすると、変に理屈をつけて、
偏った「正しさ」を振りかざす人ができます。

また、頭で考えすぎて、
心で感じる正しさと、頭で考える正しさの間で
苦しんで心を病んでしまう人もいます。



わたしが映画好きだと知ると、
どんな映画が好き?好きな監督とかいるの?
と聞かれます。
特に、ご自身も映画好きの方からは
好きな監督などコアな質問をされることがあります。

そういう時に必ず答える、
わたしがひいきにしている監督は、
故・トニー・スコット監督です。

有名なところでは「トップガン」「ビバリーヒルズ・コップ2」
「クリムゾン・タイド」などの作品があります。

わたしが映画を撮るときは、
いつもトニー・スコットっぽい映像を意識していました。

スリリングでスタイリッシュでもあり、
ハラハラどきどき、見応えのあるサスペンスアクションを
撮るのが得意な監督でした。

好きな作品ばかりなのですが、
数ある名作の中でも特に名作だと思っている作品、

「スパイ・ゲーム」

をライブラリから抜き出して、鑑賞しました。

数々の困難な任務を遂行し
伝説の存在扱いまでされているCIA工作員、
ネイサン・ミュアー(ロバート・レッドフォード)。
退職後のバカンスの準備も終え、
その日がCIA人生最後の日でした。

最後の出勤前のそんなミュアーの元に
同僚のトム・ビショップ(ブラッド・ピッド)が
中国側にスパイ容疑で逮捕されたという
秘密裏の連絡が入りました。

CIA側は単独行動をとったビショップの存在を
認めない方針で動いており、
それを察したミュアーは、CIA館内で、
あらゆるテクニックを駆使し、ミュアー救出作戦を企てます。



ミュアーがビショップをスカウトし、
スパイに関するあらゆることを教えて育て上げていく過程や
2人の絆、ビショップの恋人との関係などなど
ミュアーが知る過去の回想と交錯しながら
スリリングにハイテンポで物語が進んでいきます。

騙し合い騙し合いの応酬のの中で、
国の損益のために人の命が簡単に犠牲にされていく
諜報戦の中で、ミュアーの非情なやり方に
ついていけなくなったビショップは
ミュアーのもとを離れていました。

ミュアー自身も、国益のために
多くの罪のない人間の命を犠牲にするような
決断をそれまでもしてきたのでした。

そんな彼に、もたらされたビショップ逮捕の連絡。
退官日に館内で同僚たちとの騙し合い
腹の探り合い。
一見難しくなりそうな話ですが、これをわかりやすく
まとめ上げて、グイグイ引きこまれていきます。

ミュアーはクライマックスで言いました。
「以前は何が正しくて何が間違っているかわかっていたはずだ」
と、結局CIAという組織はミュアーの青臭い思いを
聞き入れるつもりは一切ありません。

ミュアーもベテランですから、
そんなことは初めからお見通し。

そんな腹黒オヤジ達の腹黒合戦。
ななにその隠し持っている思いは純情。
それは、なぜビショップがそんな単独行動をとったのか?
という理由にまで貫かれていました。

この映画は、この腹黒対決のなかに貫かれた
『人として大切なこととはなにか?』
という純粋さがテーマです。

大人の世界で腹黒い世界での
戦いを強いられた時こそ、
最後まで強さを貫けるのは、
誰よりも青臭い思いを最後まで『上手に』貫いた人だと
信じていきたいと思います。


                    全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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