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2014年10月05日

ドラマ「とんび(TBS版) #9」本当に、本当に言いたいことをちゃんと伝える



「本音を言う」ということと
「本当に、本当に言いたいことを伝える」というのは
違います。

いや、言葉の意味だけなら本来
違ってないハズですが、
ニュアンスとして、普段のわたしたちの生活では
違っているような気がします。

ここで言う本音とは、
例えば、普段からため込んでいる不満だったり、
逆にいつも感謝してるけど照れくさくて
なかなか言えない言葉だったり・・・です。

本当に本当に言いたいこととは、
本音の本音というか、自分でも気づいていない
無意識の底にある思い。

本音を言うのも難しい時が多いですが、
本音は自覚出来ている分まだいいです。

本当に、本当にいいたいことは
自覚できないから難しい。



2013年の傑作ドラマ

「とんび」(TBS版)

第9話を観ました。

平成10年、アキラ(佐藤健)からの電話に出たヤス(内野聖陽)は
アキラから「結婚したい人がいるから会って欲しい」と告げられます。

その女性が「ちょっと」年上だけど慶応大卒の美人と聞き、
たえ子(麻生祐未)や照雲(野村宏伸)ら町中の人に
自慢して回るヤス。

勝手に美佐子(常盤貴子)に似ていると
期待をして上機嫌で迎える準備をします。

しかし駅で迎えると、電車からアキラとともに現れた由美(吹石一恵)は、
美佐子とは似ていないし、年齢も「ちょっと」歳上には見えない・・・

ヤスは一気に機嫌をそこねるのでした。

その様子に耐えられなくなった由美は、
自分からアキラより7歳年上であることも、
離婚経験があり子供もいることも、
全てを打ち明けてしまいます。

それを聴いたヤスはアキラに「お前はたぶらかされている」と
結婚に猛反対します。

言い争いになったアキラは由美を連れて東京に帰ってしまうのですが、
翌朝アキラが目を覚ますと、由美の姿がありません。

そのころ、目の前に一人で現れた由美の覚悟に
ヤスは押され気味でたじたじになっているのでした・・・。



独りでアキラの故郷に乗り込んだ由美が、
ヤスを居酒屋「ゆうなぎ」で待っていることを告げにきた幼馴染の照雲。
照雲はヤスをゆうなぎの前まで連れて行き言いました。
「ちゃんと言いたいこと言えば良いよ」
するとたじろいでいたヤスは気合いを入れ直すように「お、おう!」
と答えます。
その様子に何かを感じた照雲は念を押すように言いました。
「本当に、本当に言いたいことだよ・・・」

故郷のみんなは由美が素敵な女性であることに気づいています。
しかしヤスは、まだ子どもだと思っていた一人息子が
いきりない結婚したいと言いだして、
しかも相手が7つも歳上で子どもまでいる・・・
なんて聞かされて混乱の真っただ中。

認めないと猛反対したのは「本音」だったと思います。
ヤスは照れくさくて言えないようなことは「本音」を
なかなか言えませんが、
マイナスの普通なら言いづらいようなことはズバッと言える人です。
だから面倒くさいと周りから言われるのですが・・・

しかし、単身乗り込んできた由美の言葉を聞いて
さらに猛烈に反発はしたものの、言葉にできない思いが
芽生え始めていたのでしょう。

ゆうなぎでは、それこそ「本音」でヤスと由美が
ぶつかり合うシーンが描かれました。
それを観ていた照雲が、ヤスの「本当に、本当にいいたいこと」
を引き出すためにある秘策を使うことになりました。

そして、ヤス自信も言葉にできていなかった
無意識の底の想いを引き出すことに成功するのです。

これは凄いシーンでした。
このドラマのクライマックスと言っても良いのかもしれません。
人間の心の奥の奥・・・

本人すらまだ言葉にできていない言葉
本人すらまだ意識できていない本音の本音

それが無意識のうちに言葉になり
感情を伴って表面に現れる瞬間を描いたシーンです。

わたしたちが普段「本音」だと思っていることは
本当に「本音」なのでしょうか?

心の奥の奥の小さすぎて聞き逃しそうな
自分の魂の声。
そういうものに蓋をして、「これが本音だ」と
決めつけてしまっている「本音」になってしまっていませんか?

わたしはよく考えます。
「オレが望んでいるのは本当にこういうことかな?」
自分の本音は表面的な感情で
自分を守るためにねつ造されている可能性があります。

だから本当に裸になった時の無意識の声を聞きたいと思うのです。

それは結構難しいです。

でも、コツもないわけではありません。
自分の無意識のそこから本音の本音を引っ張り出すコツ。

それは、感じ方を“正確”に表現しようとしてみる。

例えば、一人の男性がある女性に片思いをしているとします。
しかし、その女性とは顔見知りではあっても
友達といえるほど親しいわけではない。
毎朝通勤のときに一目見るくらいの相手です。
そんな女性に片思いをしている。

このときの気持ちを「自分は彼女が好きなんだ」は
素直な気持ちかも知れませんが“正確”ではありませんよね?

なぜなら、相手のことをよくしらないから。
恋をしているのは事実でしょうが、
この場合の恋心は「好き」というより
惹かれている状態、言葉にすると「もっとよく知りたい」
ということではないでしょうか?

正確な気持ちとはそういうことです。
簡単ではない、とてもデリケートなことです。

でも、自分と向き合ってこれを丁寧にやっていかなければならない。
それが自分の本当の望みをかなえるためには必要だと思います。

本当に言いたいことを伝えるために、
本音の本音を自分の無意識の底から丁寧に引っ張り出す。

丁寧に、丁寧に・・・


                       全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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