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2014年09月01日

小説「株価暴落」サラリーマンが会社を創っている



所詮、組織の歯車。
ただの歯車で終わりたくない。

従業員のことを、
こんな風に「歯車」だと表現することがあります。
取替えのきく部品なんだと。

確かに会社にとっては8割の人間はそうでしょう。

会社の利益の8割を創っているのは2割の人間・・・
これは80%:20%の法則の代表例として
良く挙げられる比率です。

その2割の人間が会社を去るとなれば
会社も黙っていられないかもしれませんが、
その他8割の人間は、
人員が減れば補給すればいい。

労働力とはそういう側面があるのは現実です。

でももし、あなたがその8割に入っていると言われても
そこでふて腐れないで欲しいのです。

なぜなら、会社にとってあなたが
代えのきく部品であるように、
あなたにとっても会社は、
代えのきく部品だからです。

要は自分視点で何を選び取るのか?
ということだからです。



WOWOW制作の連続ドラマWシリーズ
TBSとのコラボレーションで盛り上がった
「MOZU」も終わり、次なる話題作が
いくつか放送目前のようですね。
わたしはDVDレンタル開始までは観れませんが(泣)
我慢できなくて、先に原作を読んじゃった作品があります。

「半沢直樹シリーズ」「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」
などの原作者:池井戸 潤さんの作品。

小説「株価暴落」

メガバンク白水銀行では、
経営再建中の巨大スーパー・一風堂への
追加融資についての議論が賛否流論、交錯していました。

審査部審査役の板東洋史は
「融資の要諦は回収にあり」を信条とし、
再建の努力をしない一風堂への融資に
異議を唱える立場をとっています。

一方、破綻の余波が銀行に及ぶことを恐れる
企画部副部長の二戸哲也は融資すべしと主張。

以前から板東の存在を疎ましく感じていた二戸は、
板東を陥れようと機をうかがっています。

そんな状況の中、一風堂の店舗で爆破事件が発生。

届いた犯行声明には、
独裁的経営を行なう一風堂会長・風間耕造の辞任と
会社の法的整理が要求され、
要求が聞き入れられない場合は爆破を継続する
と脅迫の文面が・・・。

株価下落を懸念する一風堂の財前知春と友部勇作は
声明を隠匿しようとするが、
板東は被害拡大を避けるため公表すべきと猛反対します。

株価が急降下する状況の中、
一風堂とある商店街の数年前の衝突に
白水銀行が関わった可能性が出てきて、
坂東は単独で聞き取りをします。
そこで出てくる青年・犬鳴黄の存在。

同じころ、捜査一課の野猿宏満も、
現場にいた青年・犬鳴黄に疑いの目を向け始めていました。



読み始めて最初の50ページは少し後悔していました。
なぜなら、金融用語の説明が多いから(泣)
でも、そういう系に疎いわたしでも、
いつも読みやすい池井戸潤作品。
もう少し我慢と思って読んでいると、
犬鳴黄が登場したあたりから、俄然やめられなくなりました。

坂東のドラマと並行して犬鳴黄のドラマが動き出す。
後半はもう、どちらのドラマもハラハラドキドキでした。
さすが池井戸さん。

WOWOWのドラマのキャストは、
板東洋史(織田裕二)
二戸哲也(高嶋政伸)
風間耕造(竜雷太)
財前知春(石橋凌)
友部勇作(石黒賢)
野猿宏満(板尾創路)
犬鳴黄(瀬戸康史)

うわ〜!楽しみ〜!!!
WOWOW連続ドラマW「株価暴落」公式サイト


さて、やはり池井戸さんらしく仕事の本分がテーマである
この物語。

坂東は、銀行業のなんたるかに
誇りを持って仕事をしています。

頭取も事なかれ主義。
決して尊敬したり崇めたりする対象ではない。
ましてや組織そのものは
二戸のように、組織内での上昇意識が強い者が
はびこるような状況で、褒められたもんじゃない。

それでも、坂東は白水銀行のバンカーであることを
誇りに思いながら仕事をしている。
でも、白水銀行で働くことにしがみついてはいない。
懲戒解雇なんてとっくに覚悟して働いている。

こんな銀行でも、ここで20年以上働いてきた。
ダメな組織にしてしまいたくない。
という思いを胸に働いているんですね。

つまり自分主体。
自己中心じゃないですよ。
一風堂に対してもヘタな思いやり以上に
思いやりを持って考えている。
そして白水銀行に対しても。

自分が一生懸命働いてきた会社。
だから、会社が悪い方向へ流れないように
本気で正論を振りかざす。

とてもシンプルな思いを胸に行動している。

歯車も、ただ全体を流れる力に
「回されている」歯車ばかりではありません。
悪い方向へ流さないために、
一生懸命歯を食いしばってせき止めていたり、
流れをより良い方向へ変えるために
縦横無尽に場所や形を変える歯車を演出していたり、
いろいろな歯車があります。

わたしが働いている会社もそうです。
会社が好きかと聞かれたら好きとは言えない。
でも、今自分がやっている仕事には誇りを持っている。

会社側のミスによるクレームへの対応。
逆に無理難題を要求してくる客。
社内での部署間の責任問題の回避ゲームを
どこで終わらせ、
どう舵をとれば一丸となってお客さまの問題に取り組めるか?
などなど・・・

オレがやらなきゃ誰がやる!
という仕事をしているつもりです。
実際に、誰もしなければお客さまから見れば
会社が責任のなすりつけ合いをしている間、
困りっぱなし。いい迷惑です。

でも、組織への従属意識や忠義は持っていません。
会社の外では個人でも仕事をしている。

わたしは会社の部品ですが
会社もわたしの一部品にしか過ぎない。
わたし自身の人生は
会社も含めた様々な部品から形成されています。

一人ひとりが会社にぶら下がらず、
坂東のような意識で組織で働けば、
会社を創っているのはもう社長ではありませんよね。

だって、その人がいなければ
組織としてのほころびが出るんですから。
そのほころびが積み重なれば崩壊につながる。

牛肉の偽装でつぶれちゃった会社もそうですよね。
誰かがこのくらいいいやとズルをした、
だれかがそれを見て見ぬふりをした。

勇気のある人が内部告発したときはもう、
つぶすしかないくらい腐敗していた。

会社を創っているのは、
わたしたち一人ひとりです。

歯車なのは仕方ない。
みんなでデカイことをやってるんだから。

会社を飛び出して独立したって、
コミュニティや社会の歯車です。
地域社会の外には国があり、
国の外には地球があり
地球の外には宇宙がある。

地球規模・宇宙規模で歯車であり、
そこに自分が影響をしているんだとしたら、
歯車バンザイですよね。

雇われていても、ぶら下がってしまうか、
自分から関わるか。

それだけで、人生の密度=幸せ度は全く変わります。



                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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