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2014年08月15日

ドラマ「震える牛 #5」他者への評価はその人の一部でしかない




こいつ!ろくでもねぇヤツだな!!

誰かと接していてそう思うことありますよね?
仕事でもプライベートでも。

一度そう思ってしまってからずっと、
敬遠している人、疎遠になっている人もいれば、
時々そう思うことはあっても
まあ、憎めないよね・・・と、
どこかで許せてしまって、結果関係が続いている。
という人もいると思います。

人は、その人のことを分かったと思った時点から
新しい顔を見せてくれなくなるというのは、
確か、金城一紀さんの小説「映画篇」(集英社文庫)
で出てきた言葉でした。

相手のことを、こういう人間だと決めつけてしまった時点で
その人の別な面が見えなくなるということですよね。

これは、相手が発した言葉に対する
自分自身の受け取り方、理解の仕方にしても同じです。



会社ぐるみの食肉偽装問題を扱った
WOWOW制作の社会派ドラマ

「震える牛」

第5話(最終話)を観ました。

5年前に起きた事件の容疑者として逮捕された柏木信友(平山浩行)。
しかし、警察上層部とオックスマート幹部とのつながりにより、
動機はBSEの疑惑を隠蔽するためではなく、
痴情のもつれとしてマスコミ報道されました。

鶴田(吹石一恵)は、真実を公表することができなかった警察に、
そしてなにより田川(三上博史)に失望します。

また、同じ過ちを繰り返すのか・・・
田川自身、自分の無力さに絶望します。

『お父さんが「すき焼きにしよう」って言わないってことは、
まだ終わってないんだね』

という娘の言葉で、田川は気づきます。
被害者の遺族や関係者たちの間ではまだ事件は続いていく・・・

企業ぐるみで隠蔽工作を図っていたオックスマートを捜査するため、
田川は自分の懲戒解雇も覚悟の上で、
改めて鶴田の協力を仰ぎ、最後の手段に出るのでした・・・。



田川の父親は、ほとんどの店がシャッターを下ろし
閑散とした商店街で細々と電気屋を営んでいました。
商店街がさびれて客足が少なくなったことを
「時代なんだから仕方ないよ」といい、
一緒に暮らすことをすすめる田川に、
父親は「一人でも頼ってくる客がいる限り続けたい」と言ってきました。

その父親が倒れて緊急入院し、
大事には至らず、退院すると、
また商店街に戻ると言います。

そのときに父親が田川にいいます。
『お前にはオレが過去にしがみついているように見えるのかな?』

田川の父親は、
「あのころは良かった」と過去に囚われているわけじゃないんだと
今の自分の気持ちを話し始めます。

「過去にしがみついている」というのは
田川の解釈だっただけで、
当人からすればまったく違う想いがそこにありました。



わたしは、たまに妻から誤解を受けます。
そして、妻の言葉を誤解します。

「今が良ければ良いと思ってるんでしょ?
将来のこと考えてよ!」

妻に言われることがある。
しかし、“今ここ”にある幸せを感じられない人間は
幸せなはずの将来が“今”になったときに
結局幸せを感じられない。

だから今を生きることは将来の幸せのためでもある。

それがわたしの考えです。それはあまり妻には伝わらない。


わたしが、暗い夜道を帰宅中、
前を一人で歩く女性がわたしの足音が近づくことで
怯えていないかと心配して、
わたしは道路の反対側の歩道に移って歩きました。

夜道を歩く女性を気遣ったことになるのかな?
という話をすると、

「自分がオヤジ狩りに合わんように警戒せい!」と
つっけんどんに言い返されます。

わたしは話を突っぱねられて、
自分の意識が足りてない部分を指摘された気がして
面白くなくなりました。

「なんだよ、人が“気遣い”について
やんわり意見を求めてるのに、その突っぱねた言い方は!」

しかし、少しして反省します。

妻はちゃきちゃき娘で、
素直に言葉を発するタイプではありません。

わたしが妻や息子の出かけに「気をつけてね」と
自然と素直に言いますが、
その時の気持ちと同じだったんじゃないか?

「人のことを気遣うのも良いけど、
暗い夜道なら、
アナタ自信も危ない目に合わないように気をつけてね」
と、心配してくれている気持ちを妻らしく言うと
そうなっちゃうんだよね・・・。

素直じゃないワケじゃなくて、どストレートで素直に
心配してくれていただけ。


自分が見ている他者。

その見方は正しいのか?ちょっと思慮深く考えれば
自分が解釈していたのとは違うその人が見えてこないか?

「こいつはこういうヤツ!」

と決めてしまわないで、常に新しい面、
自分の思い込みとは違う面を見つけるようにしたいと
思っています。


                      全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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