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2014年08月01日

「キャプテン・フィリップス」これからの時代を生きる力



1999年年明け、わたしは就職活動の大詰めを迎えていました。
時はまさに就職氷河期。

ありがたいことに、先輩の伝手を頼って、
東京のテレビ制作会社へ就職。
しかし、3日で辞表を提出。
2日目には働きながら「辞める!」
と決めていて、3日目の朝一番に誰もいない会社に入り、
辞表を置いて出てきました。

1日目はワープロの使い方を覚えるために
事務所でワープロを打っていただけ。
夜は深夜まで歓迎会で飲み屋とカラオケ。
2日目からADらしい仕事が始まりましたので、
実質1日しかまともにいたことになりません。

そのあと、運よく東京のテレビ技術会社が拾ってくださって、
一年、 カメラマンのアシスタントととして仕事をさせて頂きました。

しかし、そこでも1年でクビ!
実は、この時も辞めたいと悩んでいました。
あまりにも生活に自由がなかった。

その業界の人に言わせれば、何を甘いことを!
としか言いようがない話です。
それに、ADさんに比べれば、まだまだ自由はある方でした。

それでも根っから自由を求めているわたしには
苦しい生活スタイルだったのです。

その悩みが溜まったころ、友人との約束を優先し
仕事を先輩と代わってもらいました。
それが社長にバレてクビです。
「オレはお前に仕事を任せたんだぞ!」と。
まあ、そりゃそうです。

人生で初めて面と向かってクビを宣言されて、
さすがに応えました・・・ところが、
とんでもないことに、魂は羽が生えたのを感じていたのです。

自由の始まり・・・。

とはいえ、世の中そんなに甘くない(笑)
その後はフリーター、そして派遣社員、契約社員と
「派遣切り」にこそあわずに済みましたが、
雇用問題を抱える時代の流行のただ中をさまようことになります・・・。



ポール・グリーングラスというハリウッド映画の監督がきます。
緊張感ただようサスペンスアクションが得意。
「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」
「ユナイテッド93」「グリーン・ゾーン」
などの話題作を撮ってきた監督。

その彼が実話を映画化した最新作

「キャプテン・フィリップス」

を観ました。

2009年4月、ソマリア海域を航海中のコンテナ船、
マークス・アラバマ号が海賊の襲撃を受けます。

大きな船ではありますがアラバマ号は民間の船。
武装などはしていません。
エンジン全開で振り切ろうとしたり、
放水などで応戦しますが、
武器を所持していた4人の海賊に、
あっという間に占拠されてしまいます。

乗組員を隠れさせ、船長と数名のスタッフで
海賊の相手をします。
銃で脅されながら船内を案内する船長。

船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、
20人の乗組員の自由と引き替えに
自らが人質となり海賊に連れ去られてしまいます。



前半はマークス・アラバマ号での海賊とのやり取り
後半はフィリップス船長が海賊に連れ去られてからの
フィリップスの様子と、
彼を助けようとするアメリカ海軍の作戦が描かれます。

派手なアクション冒険映画ではありませんが、
見事に見応えのある娯楽作品にも仕上がっています。


物語の冒頭、フィリップスが家を出て、
妻と2人で来るまで空港へ向かうシーン。
2人は子どもたちの話をしていました。

現代の厳しい社会では子どもたちも大変だろう。
昔はまじめに働いてさえいれば
給料も上がり、生活を安定させることができた。
でも、今は・・・
だから、そうとう頑張らないといけない。
大変な時代だな・・・と。

フィリップスと妻の会話の内容が、
まるでわたしの両親が実家でしているであろう会話を
思い起こさせて、とてもリアルでした。

リーマンショック以降、アメリカも日本も、
就労環境は似たようなもの・・・
1-2年ほど前に、アメリカで職探しをする夫婦に
密着したドキュメンタリーをテレビで観ましたが、
遠くの州まで出向いていき
面接を受けて回る姿は、他人ごとではありませんでした。

わたしもまだ、生活の中心が仕事です。
今、転勤などあれば、
生活の拠点を移さないといけない。

しかし、そう言った不自由さがわたしには
苦痛で仕方がありません。

その仕事が好きで人生をそれにかけているような人は
それで良いかもしれません。

しかし、生活のために仕事をしている人は、
本当にそれでいいのだろうか??

そのドキュメンタリーを見ながら思いました。
日本国内で県を越えて転居するのも
大変なのに、アメリカの州境の移動なんて
日本の距離感覚で言えば海外へ行くようなモノです。

「何でもいいからとにかく雇ってくれるところ・・・」

という探し方・・・。
それしかない厳しい状況も分かりますが、
ひとまずそれで職についたら、スキルを磨いて、
自分の望む働き方を手に入れるために
キャリアを積んで欲しいと思いました。

わたしは20代前半で、夢への認識が甘かったことに気づき
30代前半まで迷走しました。

周囲の友人たちから比べると、
かなり人生設計が定まっていないように見えることでしょう。

しかし、今の仕事が何であれ、
そこから望む未来へつなげるというのがどういうことか?
その秘密は分かりかけています。

それがなんとなく見えてから、
生活のための仕事にやりがいを感じ始め
おもしろく仕事を出来るようになりました。
そうなると、生活のためだけの仕事ではなくなります。
当然、仕事でも認められるようになり、
キャリアもアップしていく。

履歴書もグレードアップして、
お誘いもどんどん来るようになる。

もちろんやるべきことは雇われる働き方ばかりではありません。
自分で仕事を創り出していく。

ゼロから収入を得る。
やって見たことがない方は考えられないかもしれませんが
収入を得る方法は従業員として働く以外にもいろいろあります。

わたしが生まれて初めて自分でサービスメニューを作って
収入を得たのは、ある劇団の公演を安値でビデオに撮る
サービスでした。

家庭用のビデオカメラ3台で撮影して、
編集して渡す。

プロ機材で10台ものカメラを使わなくても
ある程度のクオリティのものが安値で創れることを
証明してみせました。

自分で営業作戦を考えて、知りあいもいない劇団に
アプローチして、一人で受注。
いいものができ、リピート依頼もありました。

その経験で一番大きかったのは、
ゼロから収入を生みだしたという現実です。

それが自信になります。
これからの時代は、雇われることだけしか見えていないと、
本当に先行きが怪しくなります。

本当にエリートサラリーマンの素質を持っていて
そういう生き方が夢だった人なら
「会社にしがみつく」という感覚なしに
生き残っていけるでしょうが、
生活のためにしがみついている人は、
本来の生まれ持った才能は発揮できない。

なら自分なりの収入の確保は考えて作りださなければなりません。

そして、大切なのはわたしたちの子供に
商売の基本を教えて、自分や家族を養うくらいのことは
雇われなくてもできるように受け継いでいくこと。

これからの時代を生きる力・・・経済面では、
そういうことになってくるでしょう。


                   全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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