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2014年07月10日

「インポッシブル」ささやかな時間の重み



職場も学校も台風警戒一色の中、
7月9日はわたしの誕生日でした。

本来なら、小学四年生の息子が塾がある曜日なので
わたしは家でひとりのんびりと過ごす予定でした。

台風のおかげで小学校は14時で終わり、
塾も中止になったとかで、
夕方から焼き肉パーティーへ変更。

家族で一緒にいられる当たり前の幸せと
焼き肉大好きのわたしは
焼き肉が食べられる幸せを噛みしめながら
暴飲暴食してしまいました。

数日、腸の働きが停滞気味だったのですが
食後に急に活発になり、
トイレへ・・・

しばらく戦っていると、息子がやって来て、
「終わったらやりたいことがあるから
洗面所へ来て」とのこと。

何かを一生懸命準備しているようでした。
でも、なぜ洗面所?


2012年に制作され、2013年に日本公開された映画。
2004年に実際に起こったスマトラ沖地震後の津波に遭遇した、
ある一家の実話をもとに描かれた作品。

「インポッシブル」

を観ました。

2004年クリスマスシーズン、
マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)は、
3人の息子と共にタイにやって来ました。
トロピカルムードあふれる南国で休暇を過ごしていた家族。

しかし平和な雰囲気は一変します。
鳥たちが一斉に飛び立ち、
風の様子が変わったかと思われた瞬間、
一瞬にして津波にのみ込まれてしまうのでした。

なんとか生き延びはしたものの
散り散りになった家族。

それぞれの無事を祈りつつ再会への一歩を踏み出します。



圧倒的な映像で観ながら悲鳴を上げたくなります。
特に前半、津波のシーンと、
濁流に流されながらのサバイバル。
目をそむけたくなるような光景がリアルに描かれます。

しかし、これは、それでも幸運だった家族の物語です。
とてつもない人命が失われた天災で、
家族全員が無事でいられた実話。

それが分かっているからこそ、わたしも見れたのかもしれない。
分かっていながらも、観始めてから最後まで観れるか
自身がありませんでした。

わたしは大地震や津波は経験したことがありません。
しかし中地震のときは、息子が生まれた10日後で、
職場にいながら、周囲の割れた地面や
液状化したアスファルトを見て、
妻や息子が心配で仕方がありませんでした。


昨夜、7月9日わたしの誕生日。
トイレから出て、洗面所へ行くと、
洗面台には水が貼られていて、
ペットボトルのふたがいくつも浮いていました。

脇には紙コップを輪っかに切って
底にティッシュを張った「すくい網」が二つ準備されています。

「これからチチに、金魚すくいを楽しんでもらいます!」

ペットボトルのふたが金魚に見立ててあるんですね。
すくい網には洗濯バサミが付いていて
洗濯バサミでぶら下げてすくわなければなりません。

これがけっこう難しい。
一個目の網は、“2ひき”の“金魚”をすくった時点で
破れてしまいました。

「うぉ〜!コレ!本物みたいに難しいね!!」
「目指せ6ぴき!」
と言って息子がもう一つのすくい網を差し出します。
「え!?全部チチがやっていいの?」
「うん」

少し要領を掴めてわいわい言いながら
6ぴきの金魚をなんとかすくい上げました。
その瞬間
「誕生日おめでとう!!」
と息子・・・

誕生日のお祝い企画として、チチに楽しんでもらおうと
一生懸命準備していたんですね。


ほんの束の間の家族の何気ない時間。
この時間を過ごし、感じられるという現実を
どれだけ感謝しなければならないのか。

感謝してもしきれない。本当にうれしい瞬間でした。

今日は予報ではいよいよ台風が九州上陸?
学校は休みですがわたしは朝から仕事です。

息子には絶対に外には出るなと言ってあります。
わたしの家族も、他の家族も、
また家族を持たない人も、みんな無事で乗り切れますように。


                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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