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2014年06月29日

ドラマ「HERO(ヒーロー) 第1シリーズ #2」自分の基準を人に押し付けない



正しいと思うことを言って何が悪い!
悪いことは悪いって言いたいだけ!

そう主張し始めた途端に
価値観の押し付けが始まることがあります。

なぜなら正義の基準、正しさの基準は
人それぞれだから。

それぞれに事情があり、
多くの人が真面目に自分の人生に取り組んでいる中、
「これが正しい!」というと、
他の人の努力を否定してしまうことがあるから・・・

大勢が自分たちの意見を出し合い、
意見の違う人をその人格まで否定せず
違いを認めるという姿勢としての解決策は
名作ドラマ「鈴木先生」の最終回で示されています。

そして、大人が個人レベルでできる解決策。
自分一人の在り方で周りまで良いほうへ変えてしまうような
素敵な解決策を持って生きている人物を描いたドラマがあります。


2001年のフジテレビの作品。

「HERO(ヒーロー)」第1期シリーズ

第2話を見ました。

「検事は悪者で、弁護士は人権を守る正義の味方」。
東京地検城西支部では、
検事の芝山(阿部寛)や美鈴(大塚寧々)、
事務官の遠藤(八嶋智人)たちが古い裁判モノの洋画を見ながら
そんな話をしていました。

今回、久利生(木村拓哉)の前に連れてこられたのは、
すれ違った男性に、
いきなり十発も殴られたという高井戸謙介(大柴邦彦)21歳。

顔は青あざだらけ。
殴ってきた男は、謙介が身をかわしたはずみに、
階段を転げ落ち、死亡してしまったという話でした。

傷害致死罪などが想定される中、
謙介は「正当防衛」を主張していました 。
謙介と一緒にいた二人の友人から聴取した警察の調書は、
謙介の主張をしっかりと裏付けています。

そんな謙介の取り調べを久利生が始めたころ、
謙介の身柄を引き取りに、
大物弁護士の坂ノ上(神山繁)が牛丸(角野卓造る)を訪ねてきます。

坂ノ上は、代議士である謙介の父親の顧問弁護士でもあり、
鍋島次席(児玉清)の友人でもありました。

牛丸は、恐縮しきり。

しかし久利生は、謙介の完全黙秘から何かを感じとり、
街に飛び出して行きます。
久利生の事務官・雨宮(松たか子)は慌てて付いて行くことに・・・。

久利生が本来処理する仕事を回され、
それぞれ予定があった芝山や江上、美鈴や遠藤は、
文句を言いながら渋々と処理し始めることになりました。

久利生は、正当防衛を裏付けになる証言をした
謙介の友人たちに次々に会いに行くのですが・・・。




久利生検事が独断先行で業務時間も無視して、
どう見ても正当防衛が成り立つじゃないか!?
という事件に疑問を持ち、
現場検証や目撃証言の確認に出かけます。

雨宮事務官は、末次検事が無理して手に入れた
K-1の試合を見に行けるとあって早く帰りたい。

でも久利生検事の事務官ですから、
検事が行くというなら付いて行かないわけにはいきません。
一人でぶつくさ言いながらついていく雨宮事務官。

面白いのは、劇中に一度も久利生検事から
雨宮に「ついてこい」と強制的な言葉がでないこと。
よく見ていると全て雨宮の意志です。

ですが、雨宮としては仕事だと思っているから
検事が行くなら行かなければならないと
責任感を持っている。

雨宮は久利生を責めます。
「自分のことしか考えてないんですね!」
久利生は相変わらずひょうひょうとしていますが
「そんなこと!・・・あるかも・・・」
みたいな、雨宮からすれば暖簾に腕押し状態です。

K-1の試合も始まりだいぶたったころ
雨宮がなぜ早く帰りたがっているのか
久利生も気づき、一瞬鋭い目をする久利生。
しかし、彼は「もう一か所行きたいところがあるから」
と自分だけ電車を降りようとします。
そのときに雨宮に頭を下げます。
付きあわせたこと謝るのです。

もともとの仕事に対する向き合い方が
久利生は周囲とは別格です。

一瞬の鋭い目には、それを自分で感じ取り
彼の中での感情の揺らぎが表現されたのでしょう。

それでも結局彼は、
オレはオレのやる事をやる。
あなたがどうするかはあなたが決めればいい。
という姿勢を崩しません。

結局、ついていくと自分で決めた雨宮に対しては
特別お礼を言うわけでもなく「あらそう」的な
どこまでも、「はい、それがあなたの決断ね」と
受け入れるだけ。

仕事とはこうあるべき!
オレはこんなに頑張っているのにお前たちはなんなんだ!
みんな手抜きばっかりだな、オレはちゃんとやってるのに。

そういう思いがこれっぽちも芽生えないわけでは
ないのかもしれません。
それがあの鋭い目だったのかもしれません。

でも、そういう仕事の仕方を選んでいるのは久利生自身。
人に押し付けるものではないことを彼は知っているんですね。

このドラマを見返すたびに、
久利生のこういう在り方に感動して
見習いたいと思わされます。

久利生公平、カッコイイですね。


                  全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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