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2014年02月15日

小説「ケルベロスの肖像 海堂 尊 著」一寸先の成幸者



お金持ちには幸せな人とそうでない人がいます。
そのことを意識したのは、
本田健さんの本を読み始めたのがきっかけでした。

「ユダヤ人大富豪の教え」というタイトルは
あなたもご存じかも知れません。

大ベストセラーになった本です。

映画やドラマを見ていると、
お金持ちが嫌な奴で、貧乏人が清い人…
みたいな描かれ方をされることはよくある。

しかし、実際には金持ちだろうが貧乏人だろうが
普通の暮らしができる中流程度の資産の人たちだろうが…

幸せな人もいれば、幸せを感じられていない人もいるんですよね。

本田健さんの
「幸せな小金持ち」というコンセプトに触れたときから
そんなことを考えてきました。

幸せってなんだろう…?

わたしは幸せになりたい。
それは決まりきっていました。
不幸になりたいわけがない。

でも、お金持ちになることや、
たとえば映画監督になりたいとか
ミュージシャンになりたいという夢をかなえることが
幸せになることなのかと言えば
どうもそれも違うぞ…?

じゃあ、どうすればいいのか?

そう思った時に、思いついたのは、
とにかく、幸せに暮らしている人の考え方を
身につけなければならないということ。

考え方のクセ、を身につけることでした。



念願の小説を読破しました!!

“チーム・バチスタ”シリーズの完結編

海堂 尊さんの

「ケルベロスの肖像」(宝島文庫)

Aiセンター稼働を巡る司法と医療の対立が表層化した
東城大学医学部付属病院を襲った未曾有の危機
「アリアドネ・インシデント」から一月後の7月。

不定愁訴外来責任者の田口センセは
高階病院長から、先方の依頼で院長宛に送られた
「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」と綴られた
脅迫状の調査協力を依頼されました。

今回、田口センセに協力を要請した先方とは
高階院長にこの件の相談を受けていた
白鳥圭輔の部下・姫宮香織でした。

姫宮からこの脅迫状が、桜宮市の医療の闇の領域を背負いつつ
2年前に紅蓮の炎に包まれた碧翠院桜宮病院の
生き残りが絡んでいると聞かされた田口センセは、
生き残りの特定調査に乗り出すことにします。

そして同時に田口センセは建築が済んだAiセンター稼働に向け、
アリアドネ・インシデントで停滞していた
エーアイセンター運営会議の再開を進めていきます。

運営会議はアンチAi派の思惑も取り込みつつも
着々と稼働に向けて進行し、ついに稼働にまで漕ぎ着けました。

しかし、脅迫状が指し示す来る八月のシンポジウムの日、
東城大を奈落の危機に突き落とす事態が発生するのです。



ま〜なんとも、海堂作品のファンにはたまらない一冊でした。

海堂尊さんの小説は、架空の桜宮市という街を中心に
魅力的なキャラクターが様々な活躍をします。

それは宝島社から出している“チーム・バチスタシリーズ”
のみならず他の出版社から出ている小説も全てそう。

舞台は極北市など他の地方の場合もあるようですが、
世界は全てつながっています。

ある小説ではわき役だった人が
違う出版社から出ている全く違うお話では主役だったり…。

だから、読めば読むほど面白くなっていく。

もちろん各作品が独立した物語でもあるので
一つだけ読んでも面白いですよ。

そんな、海堂作品の中で、今まで活躍してきた
キャラクターが東城大学医学部付属病院に
集まってくる。

魅力的なキャラクターばかりなので、
「ケルベロスの肖像」に全員が出てくるというわけでは
ありませんが、それでもこの大団円は痛快でした。

しかも、このシリーズは田口センセ視点の
一人称で書かれることが多いので、
セリフ部分のみならず、地の部分も
ユーモアの連続。

とくに最初の三分の一は
笑い殺すつもりか?というほど…
そこまで思えるのは、これまでの作品で
各キャラクターのことを知っているからこそかもしれませんが、
このセンスはわたしがよく読む他の作家さんにはない
痛快なユーモア感覚です。


この作品の前半だっと思うのですが、
わたし自身の、ある言葉への認識が浅かったな…

と思う一言が出てきました。

その言葉は、

「一寸先は闇」

わたしはこの言葉、
ネガティブな意味合いで使うものだとばかり思っていました。

しかし、田口センセが作品中で使ったのは
ポジティブな使い方。

ちょっとした幸運で良い情報を掴んだときに
人生、一寸先は闇だな…と言ったんです。

わたしは「下手をするとその先とんでもないことになる」
みたいな雰囲気で使うモノだとばかりも持っていました。

「あんまり人を信じてばかりいると…一寸先は闇…
足元すくわれちゃうよ」

みたいな…

でも田口センセのはもっとシンプル。

人生何が起こるか分からない。

なにが起こるか分からないから言ってみるもんだな…
とか、やってみるもんだな…

と、手をこまねいているより自ら動いてみると
思ってもみなかった良いことがあるもんだ…

みたいな使われ方だったわけです。

「闇」に対して勝手にネガティブな印象を持っていたんですね。

完全にわたしの個人的な経験による思いこみ。

でも、同じように思っている方、実は多いのではないでしょうか?

別に間違いではないけど、
物事の半分しか見ていない…そんなことが実はいっぱいある。

闇は暗くて見えないだけで、光を照らしてみなければ
そこに何があるかは分からない。

崖っぷちってこともあるし、
そこに探していた宝がある可能性もある。

少し前に読んだ、心屋仁之介さんの本では、
「オオカミ少年」の教訓を逆手にとって
嘘をつこうということが書いてありました。

オオカミが来た〜!と嘘をついて
街の人を驚かせて楽しんでいた少年が
実際にオオカミに追いかけられた時には
オオカミが来た!と叫んでも誰も信じてくれなかった…

という教訓話ですよね。

だから、嘘ばっかり言っていると信用されなくなるよ…と。

しかし、心屋先生は、この物語から、
オオカミが来たという嘘も、言い続けていたらホントになった。
要するに、嘘も付き続ければ現実になる
という教訓を受け取っているんですね。

だったら、自分はすでに幸せになっているんだと
成功した自分になったつもりでいようよと。

だって、嘘突き続けたら実現するんだから…
プラスの嘘をつけば良いじゃないってことですよね。

わたしたちは常識や思いこみというメガネを
知らず知らずのうちにかけています。

それを一つずつハズしていく。

作家さんというのは言葉を正確に知ってらっしゃる。
だから今回わたしは
ネガティブなイメージを持っていた「一寸先は闇」
という言葉を正確に使っている事例と出会えました。

海堂尊さんもわたしのようなフツーの人から見ると
成功者です。

幸せに成功している“成幸者”の考え方のクセを取り入れる。
自分の思考の癖を幸せ者の感じ方に変えていく。

幸せになりたいなら、
今ここから幸せになると決めないといけない。
そのためには、やはり考え方、
ものの捉え方です。

目の前にあることを、ネガティブに受け取るか
ポジティブに受け取るか

その感度の磨き方で
幸福度は雲泥の差になっていく。

わたしは自分の幸福感度をどんどん敏感にしていきたい。
同じように
あなたの幸福感度を敏感にする助けになれたらうれしい。

それが、このブログの狙いなんですから。



                   全ての物語のために






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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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