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2014年02月05日

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 ただ一緒にいること




「今度、話を聞いてください」

と言われ、悩みを聞くことがあります。

人生相談・・・

いいことを言ってあげたい。
導いてあげたい。
助けてあげたい・・・。


息子や妻がなんだかふて腐れていたり、
元気無く見えると、

元気付けてやらなきゃ!
励ましてあげたい!
叱咤激励して気合を入れさせよう!
父の強さを見せよう!


そんなふうに思うのは、
善良な人間であれば、きっと当たり前です。


しかし、実はそれが必要ない場合というのは
結構多いのかもしれません。

むしろ、その思いやりが、
物事を複雑にしている原因になってしまうことも
あるんだと思います。


現在、海堂 尊さんの物語にどっぷりハマッているわたしは
休日の前夜にTSUTAYAへ行き、
映画とドラマで、同じタイトルのDVDを借りてきました。

今回見たのは映画の方、
ドラマは続きも借りて一気に見たいな・・・



映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」

チーム・バチスタ事件から1年後、
院内の倫理委員会の委員長を務める
田口センセ(竹内結子)のもとに一通の告発文が届きます。

救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、
同センターの花房看護師長(羽田美智子)も共犯だという内容。

田口センセが院内調査を開始した矢先、
似たような告発文を受け取っていた
厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再びやってきました。
ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)の異名を持つ
やり手の救命救急センター長にかけられた疑惑をめぐり、
再び田口と白鳥が事件解明に挑みます。



前作では、心臓外科が舞台でしたが、
今回の舞台は緊急救命センター。

さまざまな患者が運ばれてくる目まぐるしい現場。

運ばれてきた患者の中に
自殺未遂常習者の少女がいました。

ジェネラル速水たち救命医が
少女の命を取り留めたあと、
心療内科医である田口センセは
少女の病室へ静かに入っていきました。

テレビ版のグッチーこと
田口公平センセ(伊藤淳史)のイメージでは
「何があったのかな?」
「話を聞かせてくれないかな?」
と、アプローチをかけそうな場面です。

しかし、映画版の田口公子センセ(竹内結子)は
黙って少女のベッドの横に座って、
何も話さず、彼女を見つめるでもなく、
ただ隣にいるだけでした。

「何も言わずに側にいてくれたのは先生が始めて・・・」

少女が心を開きました。


テレビ版田口センセが悪いわけじゃないですよ。
あれはセリフが命である
テレビという表現媒体に合わせた演出。

心理カウンセリングでも
「その話し聞かせてくれる?」というアプローチは
心の扉を開いてもらう一押しとして使われることはあります。

でも、割合で言えば質問するよりも
受動的な態度で接していることの方が多い。

相手が話したくないのに無理やり話せ!
とは言いません。

黙って一緒にいるだけ。

家族に元気がないとき、
無理に声をかけずに、
寄り添うかただ居るだけか・・・という
恩着せがましくない距離をとって
同じ空間に一緒にいる。

そういうことを、わたしはよくやっています。

本を読んだり、ボ〜ッとしたり。

そうしていると、自然と話し始めてくれることもあれば、
こちらから普通の会話をふってみたりして
「声を出す」きっかけを作る場合もあります。

わたし自身も、
仕事で疲れて帰るときは、
興奮してカッカカッカしていたりします。

帰ったら妻にグチをこぼしたいような
気分のときも多々あります。

しかし、家について着替えながら
家族の雰囲気を感じていると
その興奮がだんだん冷めていきます。

どうでもいいことのように感じてきます。

リビングで遊んでいる息子や
テレビを見ている妻。
彼らの横に座って、一緒に食事が出来るだけで
他に何がいるって言うんだ?と思えてくる。

夜寝る頃には、寝息を立てている家族の横に
自分も一緒に居られるその瞬間に
感謝すらしています。

ただ一緒にいるだけ。

これが、どれだけの影響を人の心に与えているのか。


映画版「ジェネラル・ルージュの凱旋」だけで描かれた
特別なシーンでした。



                全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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