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2014年01月30日

小説「ジェネラル・ルージュの伝説 伝説-1991 海堂尊 著」悪意が呼び起こす神の才能




わたしは”怒り”や”憎しみ”
あるいは”暴力性”といった
負の感情を持ったまま幸せにはなれないと、

このブログを通して主張しています。

でも、そういった記事を
読んでくださったことがある方には
ご理解いただけると思いますが、
わたし自身、決して
負の感情を否定はしていない。

むしろ、感謝すべきだと思ってもいます。


あるがまま。


悟りの境地とも言っても良いのかもしれない。
あるがままでいるということの大切さ。

わたしはそれを目指しています。

ところが、これが非常に難しい!


怒りというのは自己防衛本能ですから
自分を守るためには必要なんです。

憎しみだって、大きな力を発動させるためには
大切な役割を果たすことがある。

しかし、その感情に支配されていまうと
自分を見失い、
人生は決して幸せな方向へは向かわない。

それをわかっているから、
ついつい、
いつの間にか負の感情を否定して
退けている自分に気がつくときがあります。

そういうときに「あるがまま」
という言葉の深さに
正直たじろいでしまいます。




「イノセント・ゲリラの祝祭」を読破し本棚に戻したその手で
未読だった次の本を抜き取りました。

”田口・白鳥シリーズ”第4弾が「イノセント・ゲリラの祝祭」
その前の第3弾「ジェネラル・ルージュの凱旋」で
スポットを浴びたキャラクター
ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)こと速水晃一。

映像化作品での配役は
映画では、堺雅人さん
テレビでは、西島秀俊さん

映像化前に小説を読んでいて、
「映像化するときは絶対堺雅人か西島秀俊だ!」
とイメージしながら読んでいました。

その二人ともが速水晃一をやったので
まあ、小説のファンとしては大満足。

そんな血まみれ将軍、速水晃一にまつわる
3篇の短編小説を集めた作品が
新たに読み始めた小説。


「ジェネラル・ルージュの伝説」

その内の1篇、「伝説-1991」を読みました。

速水晃一は、1991年当時は
まだ東城大学医学部付属病院の総合外科学教室へ
入局したばかりの新米医師でした。

新米のくせにまったく物怖じしない振る舞いで
上司たちからは睨まれていました。

病院の一番高いところにある貯蔵タンクの上で
昼寝をしてサボるのが速水流。
自分の腕に絶対の自信を持っていた速水でしたが
それは本物の修羅場をまだ知らいころの速水の姿でした。

そのころ、城東デパートへ巡業していた売れない歌手、
水落冴子は、人気バンド「バタフライ・シャドウ」と
かつてのマネージャーの小林と出会います。

冴子はメンバーの城崎に興味を抱かれ、
城東デパート屋上でセッションをすることになりました。
ところが当日、その城東デパートで火事が発生。

速水が本物の修羅場に遭遇するときがやってきます。



ドラマでも映画でも描かれた
伝説が生まれた瞬間の物語。




また、シリーズ第2弾「ナイチンゲールの沈黙」で
キーパーソンとして登場する水落冴子や、
「螺鈿迷宮」でその存在だけ語られた
桜宮家の長男も登場します。


水落冴子が、売れない歌手として悩む中、
城崎と出会い、”悪意”をプレゼントされ
自分の中の”悪意”が呼び覚まされ
才能を開花させる描写は、
恐ろしくもあり、快感でもありました。

『「X−MENファーストジェネレーション」渾身 自分を解放する集中力の出し方』

という記事では「怒りと平常心の間にある集中力」
という作中のセリフを取り上げましたが
それに近い、
獣くさい本能的な力を表現しているのかもしれません。

でも、冴子のそれは日本人的というか、
わたしの偏見ですが、演歌や湿っぽいものが好きな
おどろおどろしさも潜ませた”悪”も感じます。


わたしは感情表現が下手。
怒りや憎しみなど負の感情どころか
喜びすら上手に表現できずに
相手をガッカリさせ、
ガッカリしているその人の様子を見て
また自分に落ち込む・・・

なんてことをよくやらかします。

だから、気をつけているんですが、
気をつけること自体がもう、
あるがままじゃないというジレンマで(笑)

よく苦しみながら笑っています。

なんだそれ。


わたしも表現者の端くれ。
いや、認めてもらえないなら格下げして
表現者を「目指すもの」の端くれでもなんでも構いませんが、
自分の感情を表に出すのが苦手で
なおかつ作品を創るときの表現力不足に
歯がゆい思いをしている者からすれば、
この冴子が才能を開花させていく過程は、救いでした。


もっと、自分でいい。

もっとあるがままでいい。


職場の机のパソコン横には、
「感動力 7つの魔法でビジネス能力がアップする!」
感動プロデューサー 平野秀典 著(サンマーク文庫)
が置いてあります。

表紙をめくると、

だいじょうぶ
誰もが皆、こどもの頃は表現力の達人だった。

という言葉が飛び込んできます。

あるがまま。

自分のなかに生まれる感情を
忌み嫌わずそのまま受け止めて
素直に表現していけばいい。

なんどもなんども
自分に言い聞かせたいと改めて思いました。



                 全ての物語のために










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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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