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2014年01月27日

小説「イノセント・ゲリラの祝祭 海堂尊 著」どこにも属さず、大切なことを大真面目に楽しんで主張する




わたしは映画監督を目指し
自主映画を作ったり
シナリオコンクールに挑戦したりしていたころ
色々な作品を作りました。

「映画が好きで、映画作ってる」

というと、みんな興味を持ってくれます。
そこで必ず出てくるのが

「どんなジャンル?」

という質問。

答えに詰まる瞬間です。

ドラマ、アクション、ミステリー、ホラー、SF、
・・・どれ?

また、シナリオコンクールに挑戦していたころは

「へえ!脚本家目指してるんだ!」

・・・いや。目指しているのは違うけど・・・

と、説明がややこしくこれまた困る。

その後、マーケティング、セールス、
ビジネスモデル、マネジメント、人材育成
心理カウンセリングなどなど・・・

全て、面白い映画を作れる人になりたい!
という欲求から生じた学びは、
はたから見ると、一貫性のない人・・・
好意的に見てくれる方には
好奇心旺盛な人・・・と見えていたことでしょう。


自分が作りたいものを作る。
主張したいことを発信する。

それはたぶん絵でも音楽でも
エッセイやコラムなどの文章も共通していると思います。

わたしが感じるのは
決まったジャンルに治めるのって難しいということ。



3月に公開予定の映画「ケルベロスの肖像」
公開までに原作小説読破しておきたくて
慌てて追いかけている
”チームバチスタシリーズ”
別名”桜宮サーガ”あるいは”田口・白鳥シリーズ”

第4弾

「イノセント・ゲリラの祝祭」

読破しました。

か・・・カッコイイ〜!!

警察庁刑事局刑事企画課電子網監視室室長、
階級は警視正、あだ名は「電子猟犬(デジタル・ハウンドドッグ)」
こと加納刑事が、事件発覚に一役買った、
宗教団体「神々の楽園」の信者リンチ死事件。

その事件が警察の初動捜査ミスの問題を含め、
なにかと話題を集めていた頃、

東城大学医学部付属病院の高階院長に、
厚労省の会議に出席することを頼まれた田口先生は、
依頼主のロジカルモンスター白鳥直々の指名によって
渋々会議に出席することになりました。

東京・霞ヶ関に向かった田口先生は
「病院リスクマネジメント委員会標準化検討委員会」の
モデル事業に関する会議、
「医療関連死モデル事業」に出席します。

しかしその会議は、
医療事故を調査するための独立した組織創設の検討を目的とした
「医療事故調査委員会創設検討会」へと発展。

今まで会議の主催者として舵取りをしてきた白鳥は
その舵を取りあげられる形になり、
田口はその会議の参加者として名を連ねられることになります。

この検討会自体もうやむやにしようとする官僚や、
自分達の立場を死守せんとする教授達、
そしてかつて医師や厚労省を揺るがす大きな問題を起こした
田口の後輩、彦根新吾が介入し、
「医療事故調査委員会創設検討会」に波乱の嵐が巻き起こります。



ウィキペディアの「ストーリー」の欄を参照して
書かせてもらいましたが、
ちょっとあらすじを書いただけで、
かた〜い漢字のオンパレード。

なんか難しそうな本なんじゃないの〜と思ったあなた。

実は、小説でも永遠に続く漢字名はよく出てくるんですが
これ、皮肉で出してるんじゃないかな?
と思えるようなフシもあります。

なによりも、
それをわかりやすく面白おかしく読ませるから
この海堂尊さんて人、スゴイんですよ!

海堂尊さんの作品を未読の方は
ぜひ、「チーム・バチスタの栄光」から順に読まれてください。

楽しいひと時になること間違いなし!


さて、この物語、ドラマシリーズではすっ飛ばされて
”田口・白鳥シリーズ”では第5弾にあたる
次の作品「アリアドネの弾丸」がドラマ化されました。

読み終えて納得です。

これは、会議記録的小説。
活字が最も適した表現媒体です。
映像には合わない。
「12人の怒れる男」みたいな舞台劇だったら
それはそれで面白いかもしれませんね。


こんなのミステリーじゃないじゃん!
という言う人が出てきてもおかしくないどころか、
これ小説なの?

という人が出てきてもおかしくない。

主人公が会議に呼ばれて
会議の連続でお話が進んでいきます。

でも、これはミステリーであり
紛れもないエンターテインメント小説です。

この前の第3弾、「ジェネラル・ルージュの凱旋」でも
会議の模様がクライマックスとして描かれて
その模様を読者は手に汗握り読みふけってしまう
疾走感と躍動感をもって表現した海堂尊センセ。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」にはまだ色濃く残っていた
誰が犯人だ?的なミステリーの要素を
思い切りそぎ落として、エンターテインメントとして
淡々と開催される会議を描ききっています。

それでも、この読後の感動。

文庫版の下巻の最後に解説がありますが、
そこを読むと、この物語の半分以上が
現実であることがわかります。

だから、本当に会議の議事録といってもいい。

それをエンターテインメントして
医療にも行政にも法律にも疎い一般のわたし達が
面白おかしく楽しみながら
感動しながら読める作品にして届ける。


感動を伴って、元気をもらいながらも
海堂尊さんの
AI=オートプシー・イメージング(死亡時画像病理診断)
への思いが伝わってくる。

一般の人たちにAIの重要性が根付けば
日本の医療が海堂尊さんが思い描く
理想の医療に近づくんだろうなと思えてくる。

だから映画でも、ドラマでも一貫してAIをテーマにしている。

そして、ご本人は、
読者が夜も眠れずカッコイイ登場人物たちに
わくわくしながら小説を楽しんでくれることを
何よりも大切にしている。


ミステリーじゃない?小説じゃない?
フィクション?ノンフィクション?
医者じゃない?文豪じゃない?

どっちだっていいんですよ!

ジャンルや業界に捕らわれず、
どこにも属さず、
大切なことを大真面目に楽しんで主張する。
あえて言うなら”海堂尊”というジャンル。

本当に自分を使いきろうとすると、
本当は誰だって
そういう生き方になっちゃうもんなんじゃないかな〜

と、最近つくづく感じます。



                  全ての物語のために
















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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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