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今後とも、よろしくお願いいたします。

2014年01月20日

「図書館戦争」規制を考える前に考えるべきこと




2000年に公開された邦画
「バトル・ロワイヤル」
同年、国会でもこの作品に関して論争が起こり
R-15指定がつけられて公開され
社会問題規模の話題になりました。

中学3年生、クラス全員に殺し合いをさせる
というショッキングなストーリーの映画。

当時、わたしは劇場で見ました。
当時の20代のときのわたしの感想を
そのまま言葉にすると

「規制じゃなくて文部省推薦にする作品なんじゃないの?」

と、本当に思いました。
あれから18年経った今なら、
さすがに文部省推薦はありえないか・・・とは思えますが
あの作品が、とても真っ直ぐな良い作品だという感想は
今でも変わっていません。

当時、この作品の規制に関して
報道が過熱しているころ、
中学生か高校生のお子さんと
一緒に劇場で見たというお母さんが
インタビューに答えていました。

命や生き死に、戦争や殺人・・・そういうことについて
親子で一緒に話し合ったり考える良い機会になった・・・

ということを答えていました。



最近の邦画の娯楽作品

「図書館戦争」

を観ました。

メディアに対する取り締まりを正当化する法律
“メディア良化法”が施行されてから30年がたった日本。

笠原郁(榮倉奈々)は高校生のころに
欲しかった本を買おうとした書店で良家委員会による
検閲対象本として没収されそうになり
読書の自由を守るための自衛組織“図書隊”の隊員に
助けてもらった経験がありました。

ワタシの王子様・・・

王子様を目指して憧れの図書隊員にった笠原。
担当教官・堂上篤(岡田准一)の厳しい指導を受け、
女性で初めて図書特殊部隊に配属されました。

日増しに緊張感を増していく、
図書隊とメディア良化委員会。

ある日その対決が避けられない出来事が起きます・・・



正直に言いますと、
世界観についていくのに時間がかかりました。

テンポも良くアクションもしっかりしていて
ラブコメ的な要素もある
とても見易いエンターテインメント作品です。

それでも、理不尽な検閲、
表現の自由に関するさまざまなことを
考えさせられるお話でした。


凶悪事件を起こした子供が
激しい描写の映画や本を好んで見ていたら
まるで、その本や映画が悪影響を与えた!

と言わんばかりに表現が規制されていく・・・

数年前に、マンガ家たちが
表現の規制に反対し少しニュースになったことがありました。


本当に問題は作品の描写にあるのでしょうか・・・?


ワタシは9歳、10歳のころから
「キン肉マン」で、死んだキャラクターたちが
何度も生き返る描写を見てきました。
それでも命は一つしかない尊いものだとわかります。

「北斗の拳」で、
内蔵から破裂させて殺しあうシーンを無数に見てきました。
それで、そういう行為をしていいだなんて
思ったこともありません。
むしろ、精神的な男の強さを学びました。

いや、もっと幼少のころから
「オーメン」「ジョーズ」「ゾンビ」などなど・・・
人が酷い死に方をするシーンはいくらでも見ていました。

富野由悠季さんは、
「伝説巨人イデオン」や「機動戦士ガンダム」
という9歳、10歳向けのアニメで
戦争で酷い死に方をする子供たちを描いています。

「銀河鉄道999」でも主人公は少年ですが
銃を持って人を殺すシーンが何度も描かれます。

作品による描写が悪影響を与えるのなら
世界は殺人鬼だらけですよ。

問題は作品ではないことは明らかです。

むしろ、そういう描写を隠して
見せない様にする事で
学びの機会を失うことになります。

そういうことに触れる機会があるからこそ、
色々なことを深く考えるようになるはずです。


大切なのは、そういうものに触れたときに
マトモな捉え方を出来るような土台が出来ているか?

土台が出来ていないうちにそういうもの
ばかりの世界に子供を放り込んだらダメですよ。
もちろん!!

それは大人の責任ですたしかに。
でもそれは表現を規制することとは違って、
子供へのマトモな教育環境を与える親の責任です。

わたしは小学生の低学年のときに
「13日の金曜日」というとてもショッキングな映画を
親と一緒にテレビで見たいました。

父は恐がるわたしを見て楽しんでいました。
裏返せば、ああいう映画を見て
わたしが悪影響を受けることなんてないと
信じてくれていたわけです。

それまでに、さんざん愛情を受けて育っていたし、
原爆の写真展などが公民館に来たときなどは
母にもよく連れて行かれました。

だからこそ、そういうものへの良い悪いが
しっかりと分かっていた。

「マッドマックス」というバイオレンスムービーがありますが
この映画も母親が夜一緒に見てくれました。

悪党が、子供を抱えて逃げる女性を
残酷にバイクでひき殺すシーンがあります。

本当に恐かった。
でも、母が一緒に観てくれたこと、
そして映画を作る人たちの心意気を教えてくれたこと、
そういった経験の積み重ねが
わたしに悪影響を受けない土台を作ってくれたと思っています。

規制すると、そういう教育の機会を
著しく失う。

大事なので強調しますね。

規制すると教育のチャンスを

著しく!!!失います!!!

そういう感覚が分からない大人が
教育者になるから、
簡単に悪影響を受ける子になってしまうんじゃないでしょうか?

表現のせいにする前に、
もっと、大人達が自分達の心の成長や
子供達の心の育成に真剣に向き合うべきです。

表現を規制すると、規制しているから
責任を果たしているなんて、またバカな捉え方をする
大人モドキが出てきますよ。

そういう社会は危険極まりないでしょ?

そして、またみんなで一億総玉砕だなんて
言い出すんですか?

残酷な描写が悪だと言うなら、
戦争を生き残ったわたしたちの祖先は
全員極悪人か狂人だと言っているのと一緒です。

深作欣二監督は、太平洋戦争中に学徒動員により
軍需工場で従事していた15歳のころ、
米軍の艦砲射撃により友人が犠牲になり、
散乱した死体の一部をかき集めていた際に生じた
「国家への不信」や「大人への憎しみ」が
自分の人格形成の根底にあったこと。
そして今日の少年犯罪の加害者少年の心情を思うと
決して他人事でないという感情を抱いてきたことから、
いつか「中学三年生」を映画のテーマに取り上げたい
という強い思いを抱いていたそうです。

そんなときに、ご子息から紹介された原作小説が
「バトル・ロワイヤル」でした。

ですから、戦争を知らない世代に向けて
あの戦争を生き抜いた人間が届けたかった
暴力や理不尽が人間にどう影響を与えるのか、
その葛藤の中で、
大切なモノを失わずに生きる強さとは何なのか?

そういった真っ直ぐな問いかけが表現された
作品だったのでしょう。
これは、今ウィキペディアを調べて分かったことです。
公開当時はそんなことは知りませんでしたが
作品からは強く真っ直ぐなメッセージを感じました。

規制規制と言っている大人の思慮の浅さお粗末さ、
感受性の低さが悲しくて仕方ないです。


                全ての物語のために









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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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