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2013年11月16日

ドラマ「HOMELAND(ホームランド) #6 誠実な兵士」自分で決めたことだから・・・




劣等感にさいなまれることはありますか?

つねにある?

う〜ん。それは危険ですね・・・。

多少の劣等感は向上心に繋がるものなので、
健全な感情だと思います。

しかし、劣等感ばかり・・・

自分はダメなヤツだ・・・
私は愛されていない・・・

という感じ方を常に持っているのであれば、
幸せとは言えないですよね。

わたしも劣等感を持ちやすい性格です。
だから、自分を客観的に見て、
定期的にメンテナンスをしています。

映画を見たり、家族で騒いだり、スーパー銭湯や温泉に行ったり・・・

癒しや、ハメを外すというのは、
ストレス対策にとても大切。


劣等感を持つ人は、責任感が強い人だとも言えると思います。

「私がやったことだから私の責任です」
「今の自分の状況は過去の自分の結果だから自分のせいだ」

マジメなんですね。

でも、劣等感から身を守るために劣等感に蓋をして
他人を攻撃してばかりいる人よりは好感が持てます。

なぜなら自分を観る目を持っているから。



「24」シリーズのスタッフが手がけているというドラマ

「HOMELAND(ホームランド)」

第6話、「誠実な兵士」を観ました。 




拘束中だったハミドが自殺する一方、
CIAはテロリストのハミドの情報により割り出した容疑者のひとり、
大学助教授ファイサルを取り逃がしてしまいます。

キャリーはハミドが自殺に使ったカミソリを渡したのは、
内部の人間の犯行だと主張し、
直接会ったCIA職員全員と個別に面会したブロディの
ポリグラフ検査(嘘発見検査)を上司エスティースに強引に認めさせます。

CIAは逃亡中のファイサルが白人女性と同居していたことを突き止め、
2人を追います。

そんな中、ブロディはイラクで共に捕虜となり殺された
トム・ウォーカー伍長の追悼式典に出席するのですが、
その後の二次会の席で、心無い同僚から酔った勢いで、
聞きたくない真実を聞かされるのでした。

そして、その夜会ったキャリーとブロディは・・・。



観ていて、「え〜〜〜〜!」という展開でしたが、
まあ、ブロディの気持ちを考えれば分からなくもない。

しかし、まあマジメなワタクシには(笑)
ショッキングな展開。

ネタバレはひかえるとして・・・


ファイサルが逃亡中に、
自分を巻き込んだことを謝る恋人に答えました。

「いいさ、それだけ君が魅力的だったからだ。
それに、自分で決めたことだ」

CIAからも追われ、味方からも命を狙われ始めた状況で、
「君が魅力的だったから」
なんて言えるのも、さすがだな〜と感心しましたが、
一番興味をもったのはそのあとの
「自分できめたこと」
という言葉。

「24」のどのシーズンだったか忘れましたが、
ジャック・バウアーが、命を狙われている民間人に、
囮としての協力を要請し、その囮を守りきれなかったことがありました。

そのときに、ジャックは、
「彼女が自分で決めたことだ」と自分を納得させて、
テロを阻止すべく次の行動に移るというエピソードがありました。

文章で書くと、なんちゅう冷血漢だ!
と思いますが、24時間リアルタイム進行の物語。
一分一秒に多くの人命がかかっている状況で、
民間人を囮にする選択も、失敗したら無理やりでも
納得して次に進むことも、そのときのジャックには他に選択肢がありませんでした。

でも、やはり観ながら、確かにそうだよね・・・
と思いました。

囮を頼まれた女性は、命がけであることを覚悟の上で承諾しました。

彼女が自分で決めたことで起った結果です。
たとえジャックが頼んだことだとしても、
強要したわけではありません。

ジャックは頼んだ側なので、自責の念はとてつもない、
でもウダウダ言っていると国が脅かされる。

そういう辛い状況だからドラマになるわけですよね。

この製作陣に共通した信念めいたものがあるのか、
単なる偶然かはわかりませんが、
ファイサルは自分を巻き込んだ恋人を責めませんでした。


「24」のときも、今回の「HOMELAND」もそうですし、
「ウォーキング・デッド」もそうですが、
登場人物たちが強烈に”自立”しています。

あるいは成長して自立していく。

この自立レベルが一般的な日本人とは、
もう全然違うわけです。

海外生活の長い友人に聞くと、
アメリカの人が日本の人特有の馴れ合いがないのは確かだが
みんながドラマや映画のように自立しているのかといえば
決してそうではないと言っていました。

わたし自身、ロサンゼルスへ旅行に行って、
アメリカの人たちも自分達と同じだなと思いました。

悪い意味の自立していないというのではなくて、
”等身大”の一般の人たちを目の前で見て感じたということですね。

それまでは、映画やドラマの影響があって、
日本人は島国だからどこか甘いんだと思っていました。
(そういう面も実際にありますが!・・・わたしも含め!)
つまり、相手のことを知らずに、勝手に劣等感を持っていたんですね。

でも、実際に行ってみて、話してみて、
みんな変わらないじゃん!

って思えたら、海外の人と対峙するときの妙な劣等感は
なくなりました。

とはいえ、
日本人が「自分で選んだことだから」というときには、
どこか湿った感情を感じるのは事実です。

ファイサルがドラマの中で言うとき、
その妙な湿り気はなかった。

完全に自分の選択を受け入れていました。


日本では「自分で選んだことだから仕方ない」というときに、

『どうせ』自分が悪いんだから・・・

と、どこかイジケた感情が感じられる。

「自分が決めたこと」と、自分を省みる人は、
しっかりと自分を観てほしいと思います。

わたしは、「自分が選んだことだ」と自分を受け止められる人は
強い人だと思っています。

だから、イジケている人に、そんなことないよ。
と、安易に慰めません。

でももし、イジケた感情を持っていて、
周囲の人に慰めてもらえなかったら、
「ああ、やっぱり誰も助けてくれない」
と思ってしまいます。
そうなると、最悪は自殺に走ったり他人を傷つけたりと、
悪い方向へ走ってしまう可能性もあります。

そういう人が多いから、
自分の内側と向き合う人を「暗い」という人がいるのですが、
マジメで強い人たちには、そういう周りの言葉に屈せずに、
もう一歩踏み込んで、自分を見つめてほしいと思います。

「自分が決めたことだから」

それを、本当に受け止めきれているなら、
劣等感はなくなります。

もう、それはそれ!と次に進めるはずです。

でも、それが出来ていないなら、
まだ自分を受け入れ切れていない。
どこかに甘えがあるわけです。

同情を買うためのセリフなら、
余計にかっこ悪いので言わない方がいい。

言ったなら、自分で引き受けて、
次に進みましょう。

「自分で決めたことだから」

は、自分を責める言葉ではなく、
自分を受け入れ、より大きな自分になるための
接続詞です。



                  全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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