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今後とも、よろしくお願いいたします。

2013年11月13日

「ジャンゴ 繋がれざる者」自分の人生に奇跡を設定する




伝説のシリーズとなった作品

「踊る大捜査線」

脚本を書かれた、君塚良一さんの著書は、
どれも面白くて愛読しています。

わたしは脚本の勉強をしていたので、
とくに「脚本(シナリオ)通りには行かない!」(キネマ旬報)
は、何度も読み返して、ボロボロになってきました。

この本には君塚さんの、シナリオ作法に関する学びや
そこから得た気付きや作成理論が満載です。

印象的な君塚さんの理論で、「一箇所だけ奇跡を起こす」
という考え方があります。

君塚さんが創られてきた物語を思い出すと、
確かに奇跡が起きる瞬間があります。

多くの場合が、クライマックスで訪れます。

例えば、「踊る大捜査線THE MOVIE 湾岸書史上最悪の3日間」では、
湾岸署の屋上(?)から、煙突から煙を噴いているのを、
青島刑事が発見するくだり。

君塚さんの脚本では、テレビでも映画でも、
一箇所だけ、見ている人が救われる「奇跡」が起っていました。

でも、「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」では、
わたしの個人的な見方ですが・・・奇跡が一箇所ではなかった(笑)

「バナナ」で気付く青島刑事の機転も、
バスの突進も・・・

何か、吹っ切れたようにどんどん奇跡を起こされたような気がします。
ラストが、警察組織の「奇跡的な」改善で幕を閉じたので、
もう、本当にそういう作品にしようと言うことだったのかもしれません。


思いっきり、「踊る大捜査線」の話になってしまいましたが、
今回取り上げるのは別の作品です(笑)


もう、劇場公開時から見たくて見たくてたまらなかった作品

「ジャンゴ 繋がれざる者」

を観ました。もう、やっと観れた!!

TSUTAYAで借りたのは、休みの前日の夜。
もう、お店に行ってまず「ジャンゴ」のディスクを手にとって、
「放すものか!」と言わんばかりに大事に握ったまま
他の作品を物色しにお店を回っていました。

「明日はジャンゴ〜♪」気分はルンルンです。

ところが、帰宅して妻も息子も寝静まっているリビング。
なぜか、妻が作り置きしていてくれたグラタンを頬張りながら
テレビ画面では上映が始まっていました。


「ジャンゴ 繋がれざる者」

クエンティン・タランティーノ脚本・監督作品
2012年のアカデミー賞受賞作です。


舞台は1858年、アメリカ南部。
アフリカ系の奴隷ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、
賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)に買われるかたちで
自由の身となります。

シュルツはジャンゴに協力を持ちかけ、次々とお尋ね者たちを取り押さえ、
賞金稼ぎチームとして成功します。

一冬を越えた2人は、奴隷として白人に連れて行かれた
ジャンゴの妻を探し出すべく、行動を開始。

大農場の農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)
のところに妻がいることを突き止めた2人は
作戦を立ててキャンディの懐へ飛び込むのですが・・・



個人的には、タランティーノ作品で一番好きです。

「これが映画でしょ!!」って、タランティーノが笑っている気がします。

農園でジャンゴが老紳士に自己紹介をするシーンがありました。
「ジャンゴ(DJANGO)、Dは発音しない」とジャンゴ。
すると老紳士が答えます「知っている」

この老紳士を演じているのはフランコ・ネロ。
元祖DJANGOです!(邦題は「続・荒野の用心棒」)

こういうのもタランティーノらしいですよね♪

また、音楽を担当しているのはエンリオ・モリコーネ。

もう、初めから
「ねえねえみんな!西部劇のカッコよさってこうだよね!」
と、タランティーノの子供心が浮かれている雰囲気が
観ていて楽しくなってくる。


物語の構造というのは、「序破急」の三幕構成や
「起承転結」という言葉で表されるのが基本です。

タランティーノ作品も、高い視点で俯瞰すると
ちゃんとそうなっているんですが、

普通の視点でいくと、いきなり「破」や「転」から始まるような
インパクトがあります。

デビュー作「レザボア・ドッグス」の衝撃はまさに
そのストーリー構成の手腕によるものが大きかったと思います。

そういう大振りなストーリー展開の壊し方は
「ジャンゴ 繋がれざる者」ではやりませんが、
君塚良一さんが言うところの「奇跡」は、最初に起ります。

いや、劇中頻繁に起るのですが、
やっぱり普通はクライマックスで起りそうな「奇跡」が、
最初で起る。

この感じがタランティーノのストーリー創作術なのかな・・・


わたしが今組み立て中のストーリーセラピーメソッドは、
物語の構造を利用して自分の人生をより豊かなものにしていく
というもの・・・

それは、昔からあることだし、
物語そのものが本来そういうものなのですが、
物語の構造を学ぶとそれがもっと強く意識的に自分の人生に
反映できるようになります。

その中でもこの「奇跡」というのは重要なポイントを示すと
思っています。

わたしたちは、自分が選んだ人生を生きています。
でも、生まれた場所や環境、出会う人々というのは、
「偶然」という要素がとても大きい。

偶然の連続が運命だとしたら・・・そしてその偶然を
自分の意思決定によって選ぶことが出来るのだとしたら・・・

やっぱり「奇跡」は自分で設定できる。

クライマックスという考え方は、
エンターテインメントとしての物語を見れば、
やはり終盤で起るのがもっともふさわしいのですが、
人生という物語では、どこをクライマックスとしてもいい。

成し遂げたい目標や、手にしたい「成功」の種類によって、
何をクライマックスと感じるかは人それぞれですよね。

視点を変えれば、自由に設定できる。

息子の仮面ライダー好きにわたしも妻も巻き込まれ、
家族そろってファンになった佐藤健くん主演の
「仮面ライダー電王」シリーズでは、
健くん演じる良太郎に憑依するメインの”イマジン”とう
怪物で”モモタロス”という赤鬼モチーフのキャラクターがいます。

彼の決めセリフは
「俺は最初から最後までクライマックスだぜ!」


どんな創作物語も、その型は決まっていると言われます。
でも人生が人それぞれであるように、
映画だけ観ても、新しい物語が次々に出てきます。

「奇跡」をどこに設定するか?

言い換えれば、何を「奇跡」と解釈するか?

その支点は、自分で決められる。

人生の面白さを創り出すのは、やっぱり自分。
人生は自由です。



                   全ての物語のために










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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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