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2013年11月12日

「チェスト!」その3 教育に自信なんてない!




以前、勤め先で、人材育成について熱く語っていた女性がいました。

ちょうど、社内で新人の離職率が問題になっていたころ。

なぜ新人がどんどん辞めていくのか・・・

トレーナーやリーダー達の教え方に問題がありました。

トレーナーやリーダーになれる人というのは、
プレイヤーとして、それなりの成績を残した人たちです。

成績というのは、”数字”です。

営業や販売の仕事なら、
売り上げへの貢献というのはダイレクトに判別できますが、
事務や電話応対の仕事では、
処理件数という数字によって計られることが多いと思います。

つまり効率よく、短い時間でより多くの案件を
処理できる作業能力を持っている人が、
成績上位者ということになります。

そういう人たちが、いざ人の上に立ったときに、
”自分のように”出来ない人たちにイラ立ちを覚えます。

なんでこんな簡単な事がわからないの!
一度教えたでしょ!
メールで周知していたはずです!

一度教わったら理解して覚えていないと怒られる。

質問を出来ない空気が出来上がっていました。

しかし、当然、一度聞いただけで覚えられるほど、
仕事は簡単ではありません。

メール周知に関しても、そもそも仕事を理解している人が書いたもの。
仕事に関するバックグラウンドがない新人が読んで、
理解した上で覚えておけというのは、スパルタ教育です。

そんなときに、育成には携わっていない女性スタッフが
熱く語っていました。

「わたしが上司だったら、
『分からないことがあったら何度でもいいから
どんどん質問してね!』って言うけどな・・・」

わたしは感心して聞いていました。

が、数年後、その女性は母親になっていました。

「ウチの子は何度同じことを言っても
結局できない!『間違うたびに、前も教えたでしょ!
何度言ったらわかるの!言っても分からなかったら
お母さんはどうすればいいの!?』って怒るんだけど、
出来ないのよねぇ。ホントどうしたらいいんだろう・・・」

・・・え?

あのときあなたが言っていた人材育成への意見と
正反対ですが・・・

人材育成と自分の子はやはり違う・・・のでしょうね
その女性にとっては。

しかし、人材育成の考え方は、そもそも子育てから来ています。

職場の人材育成とわが子の教育を一緒にしないで!
と思ったお父さん、お母さん方!

子育てを人材育成と一緒にしているんじゃなくて、
人材育成が、子育てから学ばれているんだということを、
しっかり認識してくださいね!



最近見たDVDで、ワタクシ自身少し驚いていますが、
よっぽど刺激を受けた様子の作品。

性懲りもなく三度取り上げます。


「チェスト!」


「鈴木先生」のように、
さまざまな示唆に富んだ秀作だと思います。


鹿児島のある小学校で、毎年実際に行われている
錦江湾横断遠泳大会を題材にした映画。

↓↓↓★☆★今年7月の実際の模様★☆★↓↓↓
http://shimizu-enei.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/07/post_2fde.html


爽やか感動作です。
予算的にも、たぶんそんなにはかけられていないと思いますが、
是非おススメしたい作品です。



主人公で生粋の薩摩隼人である小学6年生の
吉川隼人(高橋賢人)は、「負けるな!嘘をつくな!弱いものをいじめるな!」
という鹿児島伝統の郷中教育の魂を受け継いだ正義感旺盛の子。

しかし、たったひとつだけついた“ウソ”をついていました。

それは、カナヅチだということ。
毎年夏に開催される遠泳大会を仮病を使い逃げてきた隼人。

しかし、小学生生活最後となる今年は父(高嶋政宏)の
愛情たっぷりの教育的強制的指導と、
学校のマドンナなっち先生(松下奈緒)の誘いに抗えず参加を宣言します。

謎多き東京からの転校生と過敏性腸症候群に悩むクラスメイトを仲間
に迎え、やむをえず練習をはじめた隼人でしたが・・・。



物語の中で隼人は、剣術の薩摩示現流の一種である、
「野太刀自顕流」を習っています。

生徒達の教育に悩んだ、なっち先生が、
隼人が通う「野太刀自顕流」の先生に、相談に行くシーンがありました。

教育に自信がなくなってきた・・・
というなっち先生に、剣術の先生が言いました。

「教育に自信なんて持てませんよ!
子ども達を見てください」

練習している子ども達は、憧れの先輩に従い
一生懸命に練習に励んでいました。

「子ども達を動かしているのは、7割は『かっこいい♪』ですよ」

いい手本があれば、自然と真似るんだと・・・



わたしも子供のころに習った空手やピアノも、
「かっこいいな」という憧れからでした。

社会人になってからも、憧れの先輩のいいところは、
取り入れてしまいます。つまり真似る。

結局、後続の人たちの手本になるような人になること、
それが子に対する親や先生であったり先輩であったりする。

それは、社会の大人の世界でも同じですよね。
「カッコイイな。真似したいな」と思われる資質や振る舞いのことを、
リーダーシップというんですよね。


もちろん簡単な事ではないです。


なぜなら、そうなるためには永遠の成長が求められるから。

親になる。
職場で人の上に立つ。

というのは、その成長を買って出るということなんですよね。
その覚悟をもってなるものです。


「教育に自信なんて持てませんよ!」
これが当たり前の感覚です。
だから、日々、自分自身が成長するように精進し、
その背中を魅せていかなければならない。


『分からないことがあったら何度でもいいから
どんどん質問してね!』って言うけどな・・・」


子ども達、後輩達、部下達が
「カッコイイな真似したいな」と思うのは、
これを言える人です。

「何度言ったら分かるの!ああしなさい!こうしなさい!」
は、自分が手本になるための自己研鑽から逃げる行為です。

カッコわるっ!

甘やかせと言っているのではありません。
こう言っている人が努力している姿を見せれば、
いつか気付いて真似をする。

すぐには分かってくれなくても、
いつか必ず、その子のタイミングで理解する。

そう信じるのが愛ある教育、育成ですよね。



                     全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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