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2013年11月05日

「チェスト!」その2 つらくてどうしようもなくなったら?




不平や不満って悪いことだと言われています。
一般的には。

特に、ここ十数年ほど流行っているビジネス書などを読むと、
サラリーマンが居酒屋でグチや不満をこぼしていることを
あげつらって、

そういうのの仲間入りはするな。

という論調のものは多いです。


正直、わたしもああいうのはあまり好きではない。

確かに、グチや不平不満を言って、
なんとなく気晴らししていたって、
問題は解決しません。

それに、会社でも成績トップの人や、
会社から飛び出して大成功するような人は、
グチをこぼすヒマがあれば、
解決策を思案して実行に移していることでしょう。

でも、今の世の中を見ていると、
そこだけにスポットを当てて
「正しい」「間違っている」を評価しちゃうと
非常に危険な気がするんです。



昨日紹介した映画「チェスト!


生粋の薩摩っ子、小学6年生の吉川隼人(高橋賢人)は
正義感の強い少年でした。

隼人が通う清水原小学校では、
毎年夏に「錦江湾横断水泳大会」が開催されています。

鹿児島県桜島側の大隅半島からその反対側の薩摩半島まで、
錦江湾を横切る約4.2キロの遠泳大会です。

フィクションではなく、
実際に鹿児島では毎年行われています。

大会に向けて生徒たちが盛り上がる中、
隼人の気持ちは穏やかではありませんでした。

隼人は完全にカナヅチで、水に顔をつけることすら出来ません。
昨年までは、体調を理由に何とか言い訳をして
欠席をしていた隼人。
しかし、学校にウソが通っても、家族はそのウソを知っています。

父に昨年の約束を持ち出されて、
半強制的に遠泳大会に挑戦することになってしまった隼人。

そんな隼人を中心に、関わる周囲の人間たちが
「自分を超えていく姿」を描いた爽やかな感動作。


※映画のハイライトシーンもいっぱい見れます!※

隼人が密かに思いを寄せるクラスメイト牟田敦美(宮崎香蓮)は、
遠泳集団の先頭で泳ぐ先導隊を目指していました。

敦美は離れて暮らしている母親に、
見に来て欲しかったのです。

複雑な家庭の事情を抱えている彼女は、
クラスでも浮きがちな存在でした。

遠泳参加者を決定する最終試験のときに、
なんとしても先導隊の座を勝ち取りたかった敦美は、
焦りからあるミスを犯してしまいます。

落ち込む敦美に声をかけたのは隼人でした。


先導隊になれなくても、泳ぎが得意ではない子の
サポートは必要だ・・・
『つらいときほど、自分のことより人のこと』

その言葉に打たれた敦美もまた、
自分を乗り越えていきます。

敦美は、ずっとひとりで抱え込んでいましたが、
ある日、隼人は「なにか辛い事情がありそう」な現場を
目撃してしまいます。

敦美は見られたくなかったでしょうが、
実は隼人が知っていてくれるということは、
敦美の心を解きほぐすキッカケにもなったんじゃないでしょうか?


ひとりで頑なに悩むしかない・・・

こんな状況誰にも言えない・・・


相談できる人、苦しみや苦しんでいる姿を
誰にもさらけ出せないというのは、
本当に苦しいものです。

その苦しさは、いつもと変わらない日常の中に
埋もれていくので、自分でも気付かない内に、
徐々に徐々に自分の心を蝕んでいく。


「居酒屋でグチを言い合ってばかりのサラリーマンて
かっこ悪い!」

簡単に言いますが、グチも言えずに、
ひとりで悩んで、苦しんでいる人はもっとたくさんいるのかも・・・

腹が立つこと、不条理を感じること、
いや、もっと「甘えた」感情でもいいですよ。

みっともなく「誰か分かってくれよ〜」と
思う自分の弱さもさらけ出せる人。

そういう相手を作りにくい・・・
今の社会はそんな社会になっていないか?

いや、問いかけではなくて、現実にもう
社会全体が、うつ病大量生産工場になっています。


でも、だからこそ自分で自分を守れないといけない。

悩んでいる人、もうどうしていいかわからない!
どうでもいいや!


ひとりで抱え込んで、苦しくて前に進めないなら、
ひとまずそのことは横においておいて
「つらいときほど、自分のことより人のこと」
と、他の人を助けることだけ考えてもいいと思います。


そうしているうちに、自分の問題への
解決策も見えてくるはず。



                  全ての物語のために














posted by ストーリーセラピスト at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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