お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2013年10月23日

ドラマ「安堂ロイド #1〜#2」あ!オレ、先入観に縛られてた!と気付いたとき




先日、「アンパンマン」の作者やなせたかしさんが亡くなられました。
アンパンマンがヒットするまでもデザインや絵本の仕事をされていた方。
やなせさんの作品へ向かう思いは、わたしの目標でもあります。

この記事を書いている前日、10月21日月曜日には
NHKで「プロフェッショナル仕事の流儀 特別版」が
放送されました。

今回は、藤子・F・不二雄こと藤本弘さん。

10数年前に亡くなられた、「ドラえもん」の原作者です。

やなせさんのように、藤本さんが作品に込める思いは
やはりわたしの目標です。


しかし、わたしは本当にまだまだだな〜と、
今シーズンのテレビドラマを見ていても思い知らされました。

今シーズンのドラマで期待していたのは
一番はフジテレビの「リーガル・ハイ」でしたが、
もうひとつありました。

TBSの実験作

「安堂ロイド」

です。

「リーガルハイ」に夢中で、「安堂ロイド」の第1話を見ても、
このストーリーセラピーには登場しませんでしたが、
書かなかったのはそれだけが理由ではありません。

どう書いていいかわからなかったから。

というか…第1話目を観終わって、面白くないことはなかったけど…
と納得できないものがあったからなんです。

しかし、第2話目を観て、自分の浅さにショックを受けました。


ということで、今回は
木村拓哉、柴咲コウ主演のTBSの力作

安堂ロイド」の第1話、第2話を観て…です。



東京帝國大学次元物理学部教授、沫嶋黎士(木村拓哉)は
宇宙理論学の専門家でした。そして人と接することが苦手。

学生たちの間では“いちいち残念”と言われ、
授業も人気もイマイチでしたが、
学者としてはその世界でも認められた天才で
ワームホール理論の最先端の研究者でした。

そんな黎士はある日、自身の導き出した理論から
自分が100%の確率で数時間後に殺され、
更にその数十時間後には自分の婚約者、安堂麻陽(柴咲コウ)も
殺されるという確信を持ちます。

「僕と君は殺される。君の命は、僕が殺されても絶対に護る。
100年先もずっと護るから」

黎士の告げた言葉を最初は冗談かと思う麻陽でしたが、
黎士が本当に姿を消してしまいます。

一方、黎士は成田空港に現れていましたが、
突然現れた暗殺者ラプラスによって異空間に引きずり込まれ、
射殺されてしまいました。

麻陽のもとには黎士が国際線の旅客機に搭乗し、
その飛行機が爆発事故で墜落したとのニュースが入りました。

突然の黎士の死に愕然となる麻陽。

しかし彼女にも暗殺者ラプラスの魔の手が近づいていました。
地下鉄で姿なき暗殺者に突き落とされた麻陽は、黎士そっくろの男に
助けられます。

人間とは思えない力を発揮して、暗殺者から麻陽を守ったその男は
麻陽の命を護ようにクライアントから依頼されて、
100年後の2113年からやってきたアンドロイドだと告げました。

麻陽は黎士の死とロイドの出現に心の整理が追いつかないまま
自分を心配して探しに来た部下の星(桐谷健太)と共に会社に戻ります。

そんな麻陽の元に早くも新たな暗殺者・キュリー(柿澤勇人)が
送り込まれてきます。

麻陽の命を狙って会社に侵入したキュリーは容赦なく警備員を倒し、
警備員になりすましていました。

社内の警報アラームにより不正侵入者の存在に気付いた麻陽は
自分の元をちょうど訪ねて来ていた黎士の妹、七瀬(大島優子)の身を案じ
帰ろうとしていた七瀬を引き留めようと探しますが、
キュリーが先に七瀬を人質に取っていました。

同じ頃、地下鉄のホームでは
麻陽が電車に飛び込んだ姿を目撃していた刑事の葦母(遠藤憲一)が
現場検証にあたっていました。

目撃情報はあるものの死体が見つからず、捜査は混乱。
結局ホーム天井の一部が落下しての事故と結論付けられましたが、
1日のうちに2度も殺されかけた麻陽の姿を目撃した葦母は、
麻陽にも何か裏があると感じていました。

一方、ロイドは同じく未来からやってきたアンドロイド、
サプリ(本田翼)の手当てを受け傷ついた体の回復に努めていました。
しかし、そんなロイドにもキュリーと共に放たれた暗殺者・バルス(柿澤勇人/二役)
の魔の手が迫っているのでした…



第一話が始まる日、夕方にメイキングドキュメンタリーが放送されました。
主演の木村拓哉さんは、はじめこの話が来たときに
戸惑っていたようでした。

テレビドラマで表現できることなのだろうか…?

第2話まで観たわたしも思います。なるほどね…と。
これは、小説かマンガかアニメの世界…

どうやら、アイディアを出しているスタッフ陣には
「エヴァンゲリオン」の庵野秀明さんの名前もあるようでした。

わたしが放送前から気にしていたのは、
演出陣に、波多野貴文さんの名前を見たからです。

初めて波多野さんの名前を意識したのは、
「踊る大捜査線」のスピンオフ映画「交渉人 真下正義」のさらにスピンオフドラマ
「逃亡者 木島丈一郎」を観たときでした。

二時間のテレビドラマを軽快なエンターテインメントに仕上げられていたので、

「ああ、この人、これから出てくるんだろうな〜」と思っていたら、

岡田准一さんの「SP 警視庁警備部警護課第四係」や
ドラマ「ブラッディ・マンデイ」で注目されて、
映画「SP THE MOTION PICTURE」の2部作「野望篇」「革命篇」で
見ごたえのあるエンターテインメント映画を大ヒットさせました。

「踊る大捜査線」で注目された本広克行さんも
エンターテインメント派ですが、
本広さんよりも軽快な演出をされるイメージがわたしの好みでした。
(波多野さんは本広さんの助監督をされていたそうです)

ですから、結構期待をして待っていた作品でした。

しかし、第1話では、「うん?」とイマイチな感想でした。

一番わたしが違和感を感じたのは、
木村拓哉さん演じるアンドロイドが最初から「怒り」の感情を
持っているように見えたこと。興奮しているように見えたことです。

ストーリーから、どうしても「ターミネーター」のイメージを
持っていたわたしは、ロボットがあんなに感情をあらわにするの?

それとも、演出的にその方がカッコイイから?

と、ちょっと安っぽく見えてガッカリしていました。

でも、ドキュメンタリーでは、木村拓哉さんは、
スタッフにゆだねようと決めていました。

わたしは、木村拓哉さんが選ぶドラマの題材に信頼を置いています。
そして波多野監督も、過去の作品は好きなモノばかり…。

そんな作り手が作っている作品です。
一ファンの狭い考えでは及ばない何かがまだあるのかもと思い。
第2話も観ました。

なるほど…これをやるなら、日本のテレビドラマだよ確かに。

というのがやっと分かりました。

アプリとロイドが会話をするシーンで分かりましたが、
これに出てくるアンドロイドたちは、「感情」をプログラムされていました。
痛みや苦しみもプログラムできるようです。

だから、ロボットなのに、それぞれちゃんと「葛藤」をもってるんですね。

わたし自身、物語作家のはしくれですが、
その程度のことを読めなかったのか…と非常に落ち込みました。
このプロの人たちが、そんなに浅はかなドラマを創るわけがない…と。

「ターミネーター」が連想されて、そのイメージに縛られていたんですね。

「ターミネーター」は確かに名作です。

20年以上前の作品ですが、日本の映像作品があれを超える日が
くるのは何十年後でしょうか?

その日がくるのかすら、ちょっと怪しい。

そんな思いを抱いて「安堂ロイド」を見ていたこと自体が
先入観に縛られていた証拠です。

第1話はそれなりに視聴率をとれたこのドラマ、
第2話では失速したそうです。

わたしは次も観ます。

このドラマは、たぶん視聴率は苦戦すると思います。
しかし、作っている人たちは、今までにないことをしようとしている。
まさに「実験ドラマ」です。

実験ドラマは、成功すれば大きいです・
「踊る大捜査線」も「SP」も実験ドラマでした。
かつては「太陽にほえろ」もそうだったらしいです。

それまでのドラマのセオリーを壊して、違うことをやってみる。
その危険をおかした上での大成功ですね。

もちろん、その影には上手くいかなかった実験ドラマも
沢山存在します。

「安堂ロイド」がどうなるのかはわかりませんが、
スタッフもキャストも信頼できる表現者なので、
最後まで見届けたいなと思っています。


                    全ての物語のために






TBS系列、木村拓哉 柴咲コウ主演作&話題作














posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック