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2013年10月05日

小説「人類資金 第2巻 福井晴敏 著」とっちゃん坊やの目に大人の光




大人になる。
大人と青二才の若造の境界線・・・。

わたしが社会人になってから、
青二才なわたしと”一人前”の先輩達との違いを
ずっと意識していたころ、一つ気付きました。

目が違う。
目に本気の力が宿っているんですね。

あの目はなんなんだろう・・・
覚悟とかそういうことなのだろうか?

でも、どうやったらあの目が自分のものになるんだろう・・・

わたしは映画制作、映像作品製作をしているので、
映像の組み立て方やストーリーの組み立て方を
学ぶ内に、そういうことへの造詣が深い
富野由悠季さんの著作に出会い、
映像作家・物語作家としての富野由悠季さんを尊敬するようになりました。

その頃、同じように富野由悠季を尊敬し、
劇場版「機動戦士ガンダムU哀戦士編」の
物語の編集手法を参考にして小説を書き上げたという
福井晴敏さんの存在を知り、
既刊の文庫版の小説を慌てて読破しました。

2005年、福井晴敏原作の映画が3本立て続けに公開され、
福井晴敏イヤーと呼ばれた年でした。

読み漁った作品群の中に、当時福井さんの作品の中でも
もっとも超大作だった「終戦のローレライ」の中で、
若い兵士が、艦長を見て”一人前の男”の雰囲気を
感じ取り、学んでいく描写がありました。

福井さんという人も、わたしが当時悩んでいたことと
同じことを思いながら生きてきて、
そしてその答えを自分の力で掴んだ人なんだろうな・・・

と勝手に共感して、福井作品をその後も好んで読むようになりました。



そんな福井晴敏さんの最新作。

人類資金

講談社文庫、書き下ろし長編シリーズ。
史上初だそうです。
文庫書き下ろしは。

その第2巻をやっと購入!現在読みふけっています♪

9月に第3巻が出たので、今月は第4巻が出るのかな??
全7巻ということなので、これまた楽しみが・・・(むふふ♪)

第2巻では、福井さんの十八番「市ヶ谷」が登場します。
これは、一連のDAISシリーズ??

とファンならではの期待を膨らませつつ、
「亡国のイージス」の映画では、
DAISの職員役だった佐藤浩市さんが、
「人類資金」の映画では、主役の詐欺師:真舟役とのことで、
同じ作家、同じ監督の作品で映画的には別世界の話なのかな?

と、オタク的な感慨をめぐらせつつ、
物語の世界に入り込んでいます。


詐欺師:真舟は都市伝説である「M資金」を餌に
詐欺を仕掛けていました。
しかし、彼の本来の目的はM資金の真実。

真舟の詐欺の師匠:津山の死に値するだけのモノなのか・・・

そんな真舟に近づいてきた謎の男“M”。
彼は真舟に「M資金」をに盗み出してほしいと依頼します。

「一緒に世界を救いませんか?」・・・と。

かつて、育ての親を死に至らしめたその存在に呪縛され続けてきた真舟は、
“M”との接触を機に日本の地下にうごめく、
姿無き力学の奔流に呑み込まれていくのでした。

この世界を支配する“ルール”の外へ。
それは命がけの選択。
真舟はこれまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決めるのでした。



真舟の過去の回想で育ての親、津山の死が描かれます。

不実な身、人を騙して金を巻き上げる詐欺師風情が、
世の中の経済のカラクリの真実を知り、

「これは、目先の金の問題じゃない!
オレの子どもや孫・・・100年先がどうなるかって話なんだ!」

と、みんなが止めるのも聴かず「M資金」の本丸、”財団”
と関わって死んでいきます。

その仕事に手を出し始めた頃、津山が真舟に言いました
「張りが必要なんだよ。自分の他にもう一つ、
誰かの人生を背負っているって言う張りが・・・」


わたしが父親になったのは、2005年。
福井晴敏イヤー真っ只中でした。

その後職場で、雰囲気が変わったといわれ始めました。
「何かを覚悟したように感じられる」

わたし自身は内心焦っていました。
子どもが出来たのに、
オレの中身は青二才のまんまじゃないか!?

確かに、欠勤や遅刻を一切しなくなったり、
新しいことにチャレンジしたり、
会社に雇われなくても生きていける智恵をつけようと
勉強を始めたり、
息子が生まれてからの数年間、明らかに何かが変わった。

自覚があるのは、息子の誕生によって、
それまでの人生が全て正解だったんだと思えたこと。

悩んだことも、犯した失敗も全て。
全身で自分に「よし!」と思えた。

だから世界の見え方が変わりました。

でも、正直まだわたしは青二才のままです。
誰かに守られたいし、少年の頃の夏休みに戻りたい。

そこで出会った福井晴敏さんの新作小説。

「自分の分ともう一つ、誰かの人生を背負っているって言う張り・・・」

なるほど・・・
この張りなら毎分毎秒、一瞬一瞬感じています。

覚悟の仕方なんて分からない。
でも、「これで正しいのかな?」って迷いながらも
わたしが息子の親をやめることはない。

それが覚悟って言うものなのかもしれません。

わたしにも、妻にもお蔭様で健在の祖母がいます。
息子から見たら「ひいおばあちゃん」が2人いる。

わたしが息子のことで悩み苦しむとしたら、
彼女達から見れば、カワイイ孫が我が子のことで
胸を痛めているということになります。

わたしの息子が、息子の孫のことでそのように胸を痛める日が
来るのかもしれません。

そう思って息子の胸をさすってやったことがありました。

この小さい胸が、将来どんな苦しみを受け止めていくのか・・・

そう考えると、100年先、200年先は
今わたし達が「触れることの出来る未来」だと実感できます。

だから、100年先、200年先に関わる今、
わたし達になにができるのか?

頭の中はそのことでいっぱいです。



                       全ての物語のために









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posted by ストーリーセラピスト at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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