お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2013年09月23日

小説「果つる底なき 池井戸 潤著 講談社文庫」瞳を生かせば仕事は活きる




わたしは映画館が好きです。
シネコンなんて、ワクワクしてたまりません。
清潔感もあって、映画のポスターやチラシが並んでいて、
映画のグッズやファストフードのお店が並んでいて、
奥に入ると素晴らしい映像・音響の設備のスクリーンへの扉が
ズラリと並んでいる。

最高です。住みたい。

とは言え、いつでも映画館に見に行ける訳ではありません。

だから、映画館にいける日はとても貴重なんです。

中でも、映画好きの友人とドライブがてら、
朝から少し遠出をして田舎のシネコンに行くときなんて
その日一日の輝きといったら、言葉も思いつかない♪

数年前のある日、まさにそういう日だったにもかかわらず、
ある少年の瞳にショックを受けたことがありました。



ドラマ「半沢直樹」で大ブレイクした半沢シリーズ。

池井戸 潤さんの小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」
の2冊が原作のドラマでした。

小説に詳しくないかたには初めて聞く名前かもしれませんが
実は、池井戸 潤さんは「下町ロケット」
で第145回直木三十五賞をとったり、
他にもいくつかの受賞暦のある人。
小説に詳しい人なら一度は目にしたことがある作家です。

ドラマ化された作品も初めてではなく、
「果つる底なき」フジテレビスペシャルドラマ
「空飛ぶタイヤ」WOWOW連続ドラマW
「下町ロケット」WOWOW連続ドラマW
そのほかNHKでもドラマ化されたものもありました。

わたしは「空飛ぶタイヤ」のドラマで初めて
池井戸 潤さんの名前を意識しました。


その直後に古本屋で見つけた文庫
果つる底なき」が、本の整理をしていたら出てきたので
再読してみました。


「なあ、伊木、これは貸しだからな」と、
謎の言葉を残して伊木の同僚、坂本が死にます。

死因はアシナガバチによるアナフィラキシーショック。
アレルギーの過剰反応です。

翌日、坂本が顧客の口座から金を引き出し、
自分の口座に送金していたことが発覚します。

伊木は、坂本の無実を信じ、
坂本が生前何をしようとしていたのか調べ始めることに・・・。

その過程で、自分が融資を担当した
「東京シリコン」の倒産の真の原因を突き止め、
坂本が言っていた「貸し」の意味を理解し、
痛恨の思いに駆られる伊木。

しかし、坂本の死には更に深い闇が隠されていたのです。

伊木の行動を邪魔する者が現れ、
更なる死人・怪我人が出始めるのでした・・・



クライマックスで、主人公の銀行マン伊木が、
同僚に、仕事に対する誇りを問いかける場面があります。

NHKのドラマ「七つの会議」や「半沢直樹」でもありましたよね。

自分の仕事の本分は何なのか・・・



わたしと映画好きの友人の輝く一日に、
ホンの一点のシミを残してくれた少年の瞳。

それは友人と2人で入ったお好み焼き屋さんでのこと。

そのお好み焼き屋はチェーン展開している店で、
わたしはそのチェーンのお好み焼きやチャーハンが
大好きです。

だから友人に勧めたくて連れて行ったのですが、
そこでアルバイトらしき高校生くらいの少年が
働いていました。


その店を出たとたんに、友人が言いました。
その言葉はわたしも食事中に胸の中に持っていた思いでした。

「あの子の瞳・・・死んでたね・・・あんな瞳、久々に見た」

そう。
その少年の瞳には、まるで力がなかったのです。
まるで親から言われるままにやらされていて、
自分の力で、未来を創っていこうという発想すら、
生まれてこないかの様な暗い瞳。

何にも希望を見出す力を持っていないような瞳。

もう、4-5年前の話です。
あの時、彼が高校生だったとしたら。
今頃は20代前半。

彼が希望を見出せていたらいいな・・・


もしかしたら、たまたまイヤなことがあって、
そういう雰囲気だったのかも知れません。

でも、あの瞳の暗さは強烈でした。

わたしたちも、時にはふて腐れたり、
「もう、今日は何もしたくない!どうでもいい!」
とやる気の出ないときはあります。

それは人間だから絶対にある。

とは言え、ホントに何もしなくていいときにそうなるのは
問題ないんですが、
そうそうタイミングよく気分に合わせて物事は進んではくれません。

だから、どんな気分であれ、
やらなければならないときがある。

そんなときわたしは、
自分の瞳と、瞳周りの皮膚を意識して、
まぶたに力を入れて眼を見開きます。

そして黒目にしっかり光を反射させることを意識して、
胸を張ります。

やる気なんてなくてもいい。
とにかく、瞳に力を無理して込めてみる。

で、やりたくないこをやる。

すると、いつの間にかやる気がなかった事なんか忘れて、
没頭している自分に気付くことがあります。


嘘でもカタチだけでもいいから、瞳に力を入れてみてください。



                   全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック