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2013年09月08日

ドラマ「Woman(ウーマン) #10」 優しさ→厳しさ→非情さ→慈悲深さ




我が子が罪を犯したら、
守りたくなるのが親心・・・

でも、償わせる厳しさは必要ですよね。

ドラマ「Woman(ウーマン)」の第9話を取り上げたときに
そのような内容を書きました。


親は木の上に立って子どもを見守る。

折に触れ、木から下りて成長を促す助言や手助けをする・・・


しかし、他人から人生を奪うほどの罪は、
一生かけて償っても、
償いきれる種類の罪ではありません。



ドラマ「Woman(ウーマン)」の第10話は、
そのことを静かに、でも衝撃的に表現していました。

長女・望海(鈴木梨央)は、
小春(満島ひかり)に異変が起こっていることを敏感に感じていました。
小春は、望海が受けるショックの大きさを考えると、
自分の病気について絶対に知らせたくないと思っていたのです。
しかし、本当のことを知りたい望海は、小春が通う病院までたどり着き、
小春が来ていないかどうかを確かめようとします。

一方、紗千(田中裕子)は、
行方が分からなくなった娘・栞(二階堂ふみ)を捜し歩いていました。

小春のドナーになれないか、検査を受けさせるためでした。

そのころ栞は、小春の夫・信(小栗旬)の背中を押して
線路に転落させた男を街で見かけ、後をつけ始めるのでした…



途方に暮れた栞は、ビルの屋上に上がり、
紗千に連絡をしました。

紗千は慌てて駆けつけます。

そこで紗千が栞に言ったセリフが
わたしにはショックでした・・・


紗千は栞が信の死に関わっていることを知ったとき、
自分が守るからと、全てを忘れさせようとした母親です。

「お父さんは、3人で償おうって言ったけど、
それは無理なの・・・
一生かけて償っても、償えないの、
あなたの人生は・・・もう、終わったの」

正確ではありませんが、確かこんなことを言っていました。

しかも田中裕子さんの演技で恐ろしく冷徹な無表情の表現・・・


え〜!なにそのギャップ!?
怖いよ〜(泣)

・・・すみません。一視聴者の感想そのまんまですが、
自分が守るからと、全てを隠し通そうとした親心と、
この絶望の突きつけ方のギャップが、
とってもショックでした。


でも、真実をついた厳しい言葉でもあります。


確かに、人生を奪われた人やその家族は、
加害者がどれだけ反省しても・・・あるいはどれだけ罰せられても、
その傷が癒えることは一生ありません。

つまり、加害者になってしまった人は、
その罪を一生背負って生きていかなければなりません。

ですから、
罪を知らない純真無垢な「幸せな人生」は、
確かに終わっています。


しかし!です。

栞が一生罪の意識にさいなまれて、
一生苦しみながら生きていかなければならないのか?
一生幸せなど感じないようにして
生きていかなければならないのか・・・?

というと、そんなことは絶対にありません。


一生償い続けることになるのは間違いありません。
でもそれは、罪の意識にさいなまれて不幸に生き続けろ・・・
ということではありませんよね?

じゃあどうすればいいのか?

それは、この場合、「どう生きれば償うことになるのか?」
を考えれば答えが出るのではないでしょうか?


栞がどう生きれば、信は笑ってくれるか?

それを、栞・紗千・健太郎の3人で考える。

そして可能であれば小春や望海と陸も含めて
どうあれば、信ともども笑顔になれるか?


どう考えても、栞・紗千・健太郎の3人が
不幸に自分達を苦しめて生きていくことが
信も含めた小春たちの笑顔に繋がるようには思えませんよね。

そんなのはイメージできません。


それを考えれば、
償いながら生きていくということが、
どういうことか・・・答えは自ずと浮き彫りになってくると思います。

優しさを貫くには厳しさがいる。
厳しさは、時に非情さを必要とします。
相手を思う優しさからくる厳しさは、
時に非情さとして表現されるかもしれません。
しかし、そういう想いが伝わった時、
慈悲深さに気づくものじゃないでしょうか?



                      全ての物語のために








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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