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2013年09月07日

「マシンガン・プリーチャー」最強の戦士より強いもの




もう10年近く前でしょうか・・・
わたしがテレフォンオペレーターで、
ある男性のお客さまと話をしていました。

何かのサービスが予定通りに行かず、
お子さんをガッカリさせてしまったということで、
ずっと怒鳴っていらっしゃるのです。

お子さまはそのお隣にいるようでした。

予定が変更になることもあるサービスであることは、
事前にお断りしていたのですが、
それをいくら説明したところで、
ガッカリした我が子を思う親の気持ちには敵いません。

となりで自分のために他の人に怒鳴っているお父さん・・・
その子の目にはどのように映っていたのでしょうか?



実在の人物を描いた映画

マシンガン・プリーチャー」を観ました。

一見アクション映画のようなタイトルですが、
サム・チルダースさんという実在の人物の半生を描いた、
重厚な人間ドラマです。



元麻薬密売人のサムは、出所後も酷い生活を送っていましたが
ある事件をきっかけに、妻に誘われ教会へ出向きます。

更生したサムは建設業を営みながら、
母デイジー、妻リン、娘ペイジと4人で幸せに暮らしていました。

ある日、教会の礼拝でウガンダの牧師の話を聞いたサムは
自分も何か力になれるかもしれないと、
第二次スーダン内戦が続いているアフリカに向かいます。

そこでスーダン人民解放軍のデンから、
神の抵抗軍(LRA)が子供たちを拉致して、
少年兵にしている事実を聞かされ、
自ら戦地におもむきます。

サムの目の前に前に広がる地獄絵図…

サムは苦しむ子供たちを救うことを決心するのでした。

LRAの妨害に遭いながらも、妻リンの励ましもあり、
サムはスーダンに孤児院を完成させます。

しかし、子供たちの救出が思うようにいかない上に、
情勢的にも経済的にも孤児院を維持することに困難を極めていきます。



この映画は、サムが出所するシーンから始まりますが、
B級のアクション映画でも始まるような雰囲気です。

なぜならそれだけサムの暮らしが荒んでいたから。

改心するきっかけがキリスト教なので、
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
大自然の力や自然の法則、宇宙の法則が神だと思えば、
それほど理解に苦しむ話ではないでしょう。


ともかく酷い人間だったサムが改心して
人のために生きるようになりますが、
もともとスポンサーがいるわけではないボランティアですから
経済的にも困窮を極めて行きます。

ちょっと気を抜けば、沢山の子どもたちが
目の前で殺戮の被害に会うアフリカ。

一方、アメリカに戻ると、
年頃の娘は、今度友達と一緒に出かけるから
みんなで小遣いをだしあってバンを借りていいか…など、
普通に平和な会話が繰り広げられます。

その情勢のギャップの中で心を蝕まれて行くサムは、
大切な家族やアフリカで守りたい子供たちにさえ
つらく当たるようになります。

そんなサムの傍らに独りのアフリカ人少年が座り、
自分の経験を話し始めました。

家族で暮らしていた村がLRA襲われ、父は撃ち殺され
母と弟を人質にとられた。
僕は奴らにこん棒を渡されて、母を殺さなければ
弟を殺すと脅されたんだ。
だから…母を殺した…
でも…
心を憎しみでいっぱいにしてしまったら、奴らの勝ちだ



平和なはずのこの日本。

なぜかイライラしている人が沢山います。

自分たちの生活を守ることに必死なのも分かります。


でも、アフリカやミャンマー、中東の国々など
紛争地帯では戦争と言うよりも、
一方的な略奪や殺戮が続いています。

イライラを募らせて、愚痴や恨みつらみをぶつける標的を
見つけることに躍起になる前に、
自分の心に目を向けて、
どうすればみんなで今よりいい未来を作れるのか?
どうすれば今と言う瞬間に幸せを見いだせるのか?

を考える方が、結局は守りたい人を守ることになる。

家族を守るためには「怒り」という本能が必要な時もあります。

サム・チルダースさんはインタビューでこう言いました。
「正当化するつもりはないが、拉致された家族を救うために、
あなたは手段を問うだろうか」

いや、なんだってやるでしょう。

でも、そのために自分の心を憎しみで満たすと、
家族も失ってしまいます。


どんなに「怒り」が強くても、最後は自分を壊さず
踏みとどまる力が要ります。

不況や震災という窮地をなんとか乗り越えつつある日本。


きっと、ひとりひとりの心の力で、大きな局面を
乗り越えて行こうとしているんじゃないかな…


そんな気がします。




                    全ての物語のために


「マシンガン・プリーチャー」公式ホームページ










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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