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2013年07月13日

「真夏の方程式」少年に重要な夏



少年、とくに小学生くらいの男の子にとって、
夏休みの経験というのはとても重いものです。

重いといっても、
普通は当人が重く感じているわけではありません。

大人になったとき、あるいは思春期から青年期にかけて、
どう生きていくのかという人生の大きな課題にぶつかります。

どう生きていくのか・・・?自分は何ものなのか・・・?
何を為すのか・・・?

そういうことの答えを導き出していくときに、
少年のころの夏休みの経験は大きな影響力を及ぼします。

そのときに意識の上で少年時代を思い出すか
無意識のまま影響を受けているのかは人それぞれですが。



誕生日の次の日、仕事帰りに自分へのプレゼントとして、
久々に映画館へ足を踏み入れました。

やっぱり・・・映画館はいい!

6月に最終回をむかえたフジテレビのドラマ
「ガリレオ」の第2シリーズ。
シリーズスタート時から予告されていた劇場版、

真夏の方程式」を観てきました。


前作「容疑者Xの献身」同様、切な〜いお話でした。

ただ、「容疑者Xの献身」は真冬のお話。

「真夏の方程式」はタイトル通り真夏のお話です。

映像も海をバックに青が基調となっていて、
前作とは全く違う雰囲気で楽しめました。

東野圭吾さん原作の映画らしく、
幾重にも隠されている秘密が「善意の秘密」


今回の湯川先生(福山雅治)は、
事件が起きてから警察に捜査依頼を受けるのではありません。
湯川先生が出張先で泊まっている旅館の、
他の宿泊客が死体で発見されます。

身元が確認されると、元警視庁の刑事。

警視庁で宿泊名簿の中に湯川先生の名前を見つけた友人
草薙刑事(北村一輝)が、岸谷刑事(吉高由里子)を呼びつけて、
湯川先生のもとへ行かせます。

旅館の主人と妻、その娘、そしてその従兄弟の少年。

それぞれの事件との関連性が紐解かれる中で、
湯川先生は「ある人物の人生が捻じ曲げられる」のを
防ぐために、事件と向き合うことになります。

叔父伯母の家である旅館に一週間遊びに来ている少年。
恭平は、冒頭で舞台となる玻璃ヶ浦へ向かう電車の中で
湯川先生に出会います。

電車の中で少年が携帯電話で通話をしたことで、
隣の席の頑固爺さんに叱られます。

電話の電源を切るからよこせという爺さんに、
「電源を切ると、携帯会社から親にメールが行く」と説明する恭平。

子供の安否確認サービスによるものですね。

少年と爺さんのいさかいを止めるために、
2人の間に湯川先生が割って入ります。

少年の携帯電話を取り上げ、アルミホイルに包み少年に返した湯川先生。

「これで電源を切る必要はない。このアルミホイルが電波を遮断する」

叔父の宿に湯川先生が泊まっていることと、
湯川先生が大学の教授だと知った恭平は湯川をハカセと呼ぶようになります。

子供嫌いの湯川先生ですが、なぜか彼と面と向かっても蕁麻疹がでません。

少年は湯川を慕うのかと思いきや、
「理科なんかつまらない」と湯川の話に興味を示しません。

その様子を見かねた湯川は、
海の底がどんな風になっているのか覗いてみたいという少年を連れ出し、
「理科の実験」に付き合わせました。


その実験のシーンはとても素晴らしいシーンです。
かつて少年だったことのある人には心に響くシーンだと思います。

この実験がきっかけで、湯川先生と少年はより親しくなっていきます。
大人の男性の存在が人格形成に大きく影響する年頃の少年。
物語のミステリーの部分も大きく絡まって、
この夏、湯川と過ごした日々は、
少年の将来に大きく影響を及ぼすような事態になっていきます。







わたしが結婚前に今の妻を連れて、
実家のある鹿児島へ行ったとき妻がいいました。

少年時代を良いところですごしたんだねぇ。

市内ですが、小高い山の上にある町で、
自然が豊かな田舎です。

夏休みは、昆虫採集に出かけたり、
朝のラジオ体操や、幼馴染たちとのキャンプ、
叔父さんに連れて行ってもらったプールなど・・・
本当に幸せな少年時代でした。

わたしは夏がくると「オレの季節が来た!!」とテンションがあがります。

今は同じ福岡で暮らしているわたしの弟もやはり夏が好きで、
彼がいつだったか言いました。

ボクたち、こどもの頃にいい夏休みを過ごしてたんだろうねきっと・・・。

具体的にどんな体験が今の何に役立っているとか、
そういうことは説明できませんが、
あの夏休みの感じ、思いっきり自由で、思いっきり自分だった感覚。

あのときの感覚を忘れていないから、大人になった今、
つらいことがあって迷ったり、道が見えなくなったときに、
自分の原点に立ち返り、なんとか乗り越えてきている。

そういう実感ははっきりと持っています。

そういう”感じ”を、ミステリーというエンターテインメントの中で
見事に表現してくれた作品が
「真夏の方程式」という映画だなと思います。





                       全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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