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2013年06月08日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 第9巻 虹の彼方に(上) 福井晴敏 著」愛が伝えるものを




大好きだった人に去られて泣き崩れる。
そういう経験をしたことはありますか?

まるで自分の身体の半分を引きちぎられて
失ってしまうような感覚。

君がいなければ、私ひとりじゃ生きられない・・・!




私は自分でも感心するというか、あきれるほど、
物語の世界に触れるのが好きです。

読み始めた小説が終盤に近づくと、
ページをめくるスピードが速くなるのに相対して、
ああ、このお話の世界とももうすぐお別れだな。

と、寂しくなってきます。


「亡国のイージス」「終戦のローレライ」など、
骨太の冒険ミステリー小説を代表作にもつ作家、
福井晴敏さんの大長編小説、


「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の第9巻「虹の彼方に(上)」


電車の中で読んでいて、
クライマックスで「これはしまった!」と思いました。
だって、途中でやめられないのに、
涙をこらえられないんだもの!!

なんてことをするんです!?福井さん!


例によって、いつかあなたがこの物語と出会う日がくるかもしれないので、
詳しくは述べませんが、

そもそも、戦争の話しなので、第1巻から沢山の登場人物が
命を落として行きます。


宇宙で起るモビルスーツ(戦闘用ロボット)同士の戦いの中で、
今回命を落とすことになる人が、自分を愛そうとしてくれた人に
語りかける言葉がありました。

その人を愛そうとしていた人は死にゆくその人に
涙ながらに訴えます。
「愛してくれとは言わない。ただ側にいてくれるだけでいいのに・・・
そしたら、全てやり直せるのに・・・」

愛そうとした人は、自分の運命を呪っていました。
もっと「こう生きたかった」という思いはあったでしょうが、
思い通りにはならず、時には身内の命を奪うことすらあった人でした。

愛そうとしてくれた人に死にゆく人が言います。
「大丈夫、あなたはもうやり直し始めている。
私に伝えようとしてくれたことを、みんなに伝えて」
と・・・



ただ側にいてくれるだけでいい。
あなたはあなたのまま、それだけで価値ある人。

この世に生を受けた人間が、
その瞬間に本来手にしている価値。

尊厳というんでしょうか?

愛するということは、
それを伝えるということなのかもしれませんね。

例え愛した人がこの世からいなくなっても、
一人一人が誰かにとっての光なんだということは、
愛を知った人ならみんなに伝えられるはず。

あまりうまく書けませんが…

そんなよなことを、
この物語の流れで、この登場人物たちによって
伝えてくるのか福井さん!
(※いや作者の意図はもっと深いことかもしれませんよ。
今の私が勝手に解釈していることなので・・・あしからず)




私は、むか〜し昔、若気の至りのような大恋愛をして
その挙句に大失恋をしました。

後になってみれば、いい経験をさせてもらいましたと、
こともなげに言えるのですが(笑)
そのときは、
「こんなに苦しいのなら、死んだほうが楽なんじゃないか・・・
彼女に去られたら生きる意味がない・・・」
みたいな感じ方をした瞬間もあります。

でも、愛することを知るというのはそれだけで
貴重な体験です。
その学びのための失恋だと知れば、
明日はもっと幸せになれる力を手に入れたんだと気付けるはず。

実際、失恋なんて、
愛する人との死別と比べたら、本当に取るに足りないことです。

でも、実際には理不尽な状況で
愛する人が亡くなるという経験をして、
それをしっかりと乗り越えて幸せに生きている人は
この世界には沢山います。


物語・・・こんなにも強烈に胸に突き刺さるものなのか・・・

感動ってこういうことですよね。
物語の力、エンターテインメントの力を信じます。






                  全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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