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2013年05月09日

「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」自己+開×100+示?




私の妻は本当の私を知りません。
妻だけではありません、両親や兄弟、息子、友人・・・

だれも本当の私を知っている人はいない。

妻が知っている私と、息子が知っている私、
両親が知っている私と、友人がしっている私・・・

たぶん全部違います。
少しずつ違うだけかもしれませんが、
それぞれに見せていない部分が必ずある。

それは別に意図しているわけではありません。

四六時中行動を共に出来るわけではないし、
ずっと一緒に居ても、脳みそがダイレクトにつながっていて、
考えていること感じていることまで分かり合っていないと
本当にその人なんて誰にもわからない。

それに、私自身が私の全てを知っているわけではない。

それは、私だけではなくて、あなたもそう。
みんなそうなんじゃないですかね?



GW1人の夜の映画大会、リビングで
コリン・ファレルの「トータル・リコール」と同時上映されたのは、

阿部寛主演の邦画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」でした。


東京日本橋の橋に飾られている翼の生えた麒麟の像。
1人のサラリーマン青柳武明(中井貴一)がその像の下で倒れます。
腹にナイフが刺さっている青柳は警官に発見され
すぐに病院に運ばれますが息絶えてしまいました。

同じころ、中原香織(新垣結衣)は、
仕事の面接に出かけていた同棲相手、八島冬樹(三浦貴大)から
電話を受けていました。
「どうしよう・・・俺、エライことしでかしてしまった・・・どうしよう・・・」
冬樹は公園の茂みに隠れて電話をかけていましたが、
警察官に見つかり逃亡。そしてトラックに跳ねられて重症を追います。

冬樹の所持していたのは、青柳武明の物でした。

警察は冬樹を青柳武明殺しの容疑者として捜査を始めます。

ところが所轄の刑事、加賀恭一郎(阿部寛)は、丁寧に不明点を
解明していくことで次から次へと出てくる秘密は、
意外な真実の開示へ向かっていきました。



青柳の家族やその周辺の人たち、香織や冬樹の事情などなど・・・
その秘密は、ひとつ箱をあけるとその中に箱があって、
またその中にも箱があって・・・と到達できないものでした。
途中で判断したら、まったく違う真実に見えてしまうもの。

亡くなった青柳の娘が、
「私たちお父さんのこと、何も知らないんだね」
と寂しそうにつぶやいたセリフがこの作品ではとても深い言葉でした。



心理カウンセリングでは自己開示を重要視されます。
人に心を開いてもらい話を聴くのが仕事のカウンセラーも、
自分自身の心を開示しないと本当の信頼は得られません。

この自己開示は家族間のコミュニケーションにおいても
とても重要なことなのですが、現代においては、
身近な人にこそ開示するのが難しいものになっているとも言えます。

自分自身で自分の心に幾重にも蓋をしてしまっているために、
開示しても開示してもなかなか底の底にたどり着かない・・・
ということも多いのではないでしょうか?


心に蓋を幾重にも重ねてしまうのは、
傷つかないように、守るためでしょう。

それは、他者への攻撃というカタチで発露する場合もあります。

自分のこころを守りたいがゆえ、大切な人を守りたいがゆえ、
「秘密」が生まれ、秘密をもつ人間の特性がお互いを疑い、
どんどん孤独になっていく。

自分をわかってもらうには、自分から心をさらけ出さなければなりません。

そして相手を信じなければ心はさらせない。
また、相手が思ったように受け入れてくれない場合でも、
相手を責めず、自分を傷つけずに立っていられるという
自分を信じる力も必要です。

それは勇気というものなのかもしれません。


青柳武明は麒麟の像の下で何を思って死んでいったのか?


原作は「ガリレオ」シリーズと同じ、
ミステリー作家 東野圭吾さん。
素晴らしい感動ミステリー作品でした。

実は、テレビシリーズ「新参者」見たことないんです(笑)
「ガリレオ」も「容疑者Xの献身」で初めて触れましたが、
「新参者」もそうなっちゃいました。
いつかテレビシリーズも観てみようかな。


                      全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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