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今後とも、よろしくお願いいたします。

2013年04月03日

「スーパー8」 映画は体験!



この「ストセラ」ブログでよく私が書いている
「映画は娯楽!」というのは私の信念ですが、
もうひとつ映画に対する信念があります。

それは、

映画は体験!!

そう。映画は体験です。
便宜上このブログでも「映画を見た」「映画を鑑賞した」と
書いてはいますが、本当は「映画を体験した」と表現するほうが
しっくりくると感じています。

映画は体験という意味は二つあります。

ひとつは、毎回このストーリーセラピーでやっていることですが、
作品の世界に入り込んで、登場人物に感情移入して一緒に大冒険する。

この場合の冒険というのはアクションアドベンチャー映画の
冒険の意味だけではなくて、例えばヒューマンドラマ作品で描かれる
登場人物の人生なども含んだ広い意味ですね。

そういうものを映像と物語に刺激され発起するあなたのイメージの世界で
追体験できる。それこそがこのストーリーセラピーの真髄です。

これは、映像と物語が織り成す作品のリズムなので、
DVDなど自宅で鑑賞するのももちろん良いのですが、
映画館の巨大なスクリーンと音響設備での鑑賞だと、
入り込みの深さが全然違います。
つまり物語世界を体験するということのインパクトが全然違う。

なので、可能なら映画館で見れるのが一番幸せなことだと思います。

でも、じつは映画は映画館で!とだけも言い切れないのが、
「映画は体験」だと私が信じていることの、2つ目の理由です。



スーパー8」というハリウッド映画をブルーレイで鑑賞しました。

休日の夕方に息子と妻と3人でリビングでの鑑賞。
3人で鑑賞する映画は大体が「仮面ライダー」か「クレヨンしんちゃん」なので、
久しぶりに普通の映画を家族で見ました。

普通の映画なんていったら
「仮面ライダー」や「クレヨンしんちゃん」に失礼ですね(笑)
どちらもちゃんとした映画です!


ある田舎街の映画好きの少年達が、
夜の駅で映画の撮影をしていると、列車の脱線事故に遭遇します。

とてつもない大事故で、
そこにはなぜか軍隊がやってきます。

映画少年達のノスタルジックな冒険映画。
それぞれの家族模様を絡めつつ、未知の生命体の存在による
スリラーやSFアドベンチャー的な要素も満載の作品。

「グーニーズ」「E.T.」「未知との遭遇」「スタンド・バイ・ミー」
さらに「ジョーズ」や「ジュラシックパーク」と言った作品を彷彿とさせる
いかにもかつて映画少年だった大人が作ったといえる作品です。



監督は「スタートレック」や「m:i:3」のJJエイブラムス。
製作総指揮はスティーブン・スピルバーグです。

この春小学3年生になる私の息子は「グーニーズ」の大ファンです。
私の本棚にあったグーニーズのDVDは、すっかり彼のモノになりました。

なので、喜ぶかな〜と思って、久しぶりに家族で家で映画鑑賞をしました。
一応最後までは見ていましたが、息子的にはあまり響かなかった様子。
残念。

これは、ひょっとすると、かつての映画少年が作った映画ということと、
同時に「かつての映画少年に響く映画」なのかもしれないな〜と、
漠然と思いました。

でも、いいんです。こうやって家族で、夕陽が沈んで暗くなるのを感じながら、
まったりと家で映画を観た・・・という事実そのものが息子の映画体験に
刻まれればそれでいい。もちろんできたら幸せな思い出として。


つまり、「映画は体験」の2つ目の意味というのは、
映画を観るというイベントが、そのときどういう体験だったかという、
自分の人生の中の出来事という意味での「体験」です。

この「スーパー8」は、私は劇場でも見ました。
公開当時忙しくて、もう数ヶ月も映画館に足を運んでいないという状態でした。
仕事の関係でワーナーマイカルシネマズの無料鑑賞券を頂き、
仕事が終わってから最終上映のギリギリで自宅の近所の映画館へ滑り込みました。

久々の映画館。
しかも、自宅の近所の映画館にはめったに行かないので、
その劇場で見るのはもう何年ぶりかでした。
カウンターにチケットを出すと、係りのお兄さんに言われました。
「もう大丈夫だと思いますが、前回の上映で新しく入れたデジタル上映の機器に
エラーがあって上映が一時中断しました。
まったく再発の危険がないわけではないので事前にご説明をさせて頂きました。
それでもよろしいでしょうか?」
ときかれました。

久々の映画館です。もうワクワクはとまりません。
「大丈夫です!」と、少し鼻息荒めの私。

久々の劇場のシート。映画館の空気・・・
それだけで、きてよかったと思えました。

平日の夜。福岡市を外れたとなりまちのシネコン。
人はまばらです。

上映スタート。あ〜懐かしさを感じさせるいい映画だな〜
と思いながら鑑賞していると、ちょうど中盤くらいで
画面の状態がおかしくなってきました。
「おや?」と思いながら見ていると、急に暗転。

館内放送が、機器の不具合による一時上映停止の説明とお詫びを告げました。
続いて劇場の責任者と思われるお姉さんが姿を現し、
復旧作業中だが、もし今回は鑑賞をご辞退される方は、
次回ご利用いただける無料チケットをお渡しします。と丁寧にお詫びをしました。
誰も帰ろうとしません。私も帰る気はありませんでした。

私は個人的に、余計にワクワクしていました。
今の映画館はデジタル上映が多くなり、
映写機でフィルムに光をあてて投影する上映方法とは
全く趣の違うものになってきています。

フィルムに光を当ててその影を白いスクリーンに投影する
究極の影絵遊びが映画の上映です。
そこにロマンを感じていた私にとっては、デジタル上映というのは少し
寂しいものでもありました。

今回の「スーパー8」はそのデジタル上映機器を導入したばかり、
まさにその劇場の時代が移り変わった瞬間だったわけです。

そんな瞬間に、このかつての映画少年が作った、
映画少年達を主人公にした物語を劇場で見ているという喜びも
あったのですが、私が機器の不具合でワクワクしたのは、
それがまるでフィルム上映事故のような事故だったからです。

フィルムをカタカタと回す映写機は、たまにフィルムが切れたりなど、
不具合が起きて上映が中断することがありました。

私が小学生の時に母と妹弟と一緒に行った
ムツゴロウさんこと畑正憲監督作品「子猫物語」は、
映写機事故で途中1時間ほど中断したという思い出があります。
母が、子供達が退屈しないように、色々な話をしてくれました。

デジタル機器導入と聞いて、少し寂しくなっていたところに、
まるでフィルム上映のような事故。
それも、最近の進んだ設備のシネコンではめったに遭遇できない事故。

この経験も、映画好きの体験の醍醐味です。
責任者が劇場を退出した後、私はトイレに行って用をたしながら、
ニヤニヤしてしまいました。

「オレ、映画見てる〜〜〜〜!」と興奮状態です。

不思議なことに、何の事故もなく無事に映画を見れるという
当たり前の状態よりも、映画を観ているんだとう喜びが湧いてきたのです。

15分ほどで復旧し、上映再開。

そして、また楽しんでいると、クライマックスで先ほどと同じ症状になり、
再びの上程停止!

内心、「イイね〜!!」と興奮しながらも、他のお客さんキレたりしないかな?
と思いましたが、なぜか劇場内には穏やかな空気が漂っていて、
みんな落ち着いていました。

こんどは、先ほどの責任者の方が、袋に小分けにしたポップコーンを
ひとりひとりのお客さんにお詫びと一緒に配ってくれました。
そして、復旧。

少し巻き戻された状態からスタートし、クライマックスをきちんと楽しみました。
そして、映画のラストで流れるもう一本の映画。

映画を愛する人が映画を愛する人のために作った映画です。
それが伝わっているから、一緒に見ていた他のお客さんも
誰ひとり、文句を言わなかったのでしょうか?
あの穏やかさは不思議な空気でした。

上映が終わると、映画館側がその日の方針を変えたようで、
改めてお詫びの言葉と、最後まで見たのに、
全員に無料チケットが配られました。

「こんなに楽しめた映画”体験”をさせてもらった上に、
さらにもう一本無料で見せてくれるのか〜」
と申し訳ない思いでチケットを受け取りました。

「スーパー8」が私の映画人生において、特別な作品になったのは
言うまでもありません。


映画は、体験です。

劇場だって、リビングだって、飛行機内上映や高速バスだっていい。
あるいは、早く寝なさい!といわれた映画少年が、
布団に入ってこっそりスマホで映画見てるなんてのも
素敵な思い出になるワクワク体験です。

人生の貴重な時間を当てて楽しもうというのですから、
楽しまなければもったいない。

誰と見たのか?どんな気分の時に見たのか?
そのとき、人生のどんな分岐点にいたのか・・・
同じ作品でも、人それぞれの人生の中でその作品に出会っています。

だから、人それぞれに学ぶもの感じるものがあっていいし、
解釈も感想もさまざま。

私の息子にも、色々な映画体験をして欲しい。
そして、豊かな感受性=幸せ力をどんどん育んでいって欲しいと願っています。



                     全ての物語のために















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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