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2013年03月06日

「顔のない天使」 ありがたい人たち



私が実家のある鹿児島市で幼稚園に通っていた頃。
もう30年以上前のことですが・・・
大人でも15-20分歩くような距離を、
幼稚園児ひとりで歩いて登園していました。

2年前まで保育園に通っていた私の息子は、
必ず私か妻が送っていきました。
小学校に入って初めてひとりで登下校させるようになりましたが、
1年生の頃は、ちゃんと帰ってくるか毎日親の私がソワソワしていました。

福岡と鹿児島だと福岡のほうが都会で、
車の通りなども多いので危険だからというのもありますが、
「人」が怖いというのもあります。

人は、「知らない人」を警戒します。
特に、現代ではどこにどんな「アブナイ人」がいるのか分からない。


数日前、民放の深夜の映画で

顔のない天使

が放送されました。


メル・ギブソン主演で彼が初監督を務めた作品です。

1968年の夏、ニューヨーク州に住んでいるノースタッド家は
メイン州の避暑地で休暇を過ごすことになりました。
12歳のチャック・ノースタッドには
意地悪な姉と何でもクビを突っ込みたがる妹がいましたが、
兄弟3人それぞれ父親がちがいました。
複雑な家族環境から孤立していたチャック。

一方、この街では何かと噂の耐えない男ジャスティン・マクラウド。
顔の半分が火傷痕のケロイド状態になっていて、
その異様さと、この街に移り住んで以来、
極端に人々と接触しないようにしてひっそりと生活していることから、
街の人たちは、好き勝手な悪い噂を立てていました。

名門士官学校への進学を希望していたチャックは
マクラウドが元教師だと知り個人教授を依頼します。
始めは断るマクラウドでしたが、チャックの熱心さと、
根っからの教師であるマクラウドの性分があいまって
個人授業がスタートします。

マクラウドは交通事故の記憶と火傷により孤立していました。
チャックも家族から孤立していました。

2人はいつしか信頼関係を築くようになっていきます。

ある晩、姉と喧嘩をしたチャックは自らの記憶とは異なる
実父の死の真相を知り錯乱状態でマクラウド邸へ駆け込みました。

マクラウドは帰るように説得をしますがチャック帰りません。
マクラウドの家には電話が引かれていないので、
チャックの家に連絡も出来ませんでした。
もともと不信のまなざしを向けていた街の人たちは、
チャックとマクラウドが一晩、一つ屋根の下にいたことで、
あらぬ疑いをかけます。


孤独な元教師と、家族の中で孤独を抱えている少年。
2人が教師と生徒という関係性の中で
信頼関係を築いていく様子が丁寧に描かれている秀作です。
が、私が好きな理由はそれだけではありません。

とてもつらい過去と、人々から疎外されている
寂しい状況にも関わらず、
自分を阻害する人たちに対して恨みごとを言ったり、
怒りを武器に虚勢を張ったりしない。

チャックがマクラウドの家に勉強をしにきていることを、
母親に告げていないしったマクラウドが、
まず母親の許しをもらってから来なさいと
追い返します。
「自分が果たすべき責任を果たしなさい」と…

常に正しくあろうとするマクラウドの人柄がとても
好きなのです。

そして、熱い熱いラストシーン。



人と接して、その人のことをどう思っているのか?
周りの風評や過去の経歴ではなくて、
今実際に接しているその人に感じている
『自分の信頼感を信じる力』
にまで、この映画は目を向けさせてくれます。

現代の日本は、もちろん世界でも治安のいい国に入る、
平和な国であることは間違いありません。

しかし、それも実際に他人の悪意の被害を受けた人からは、
「この国が平和だなんて幻想だ!」
と言いたくなる人もいるかもしれません。


「あなたが調子がいい時には、周りにオトモダチが
いっぱいできると思う。でも、あなたが失敗したり、
なにか良くないことが起こると、その人たちのほとんどが、
オトモダチをやめていくよ。
でもそんな時に、1人でもあなたの友達でい続けてくれる、
そんな人がいたら、その人は本当の友達だよ。
そういう人を大事にしなさい」


私の母が、私が小学生の時に何かの映画を見ながら
語ったことです。

だれか一人、自分と接して、心を通わせることができる相手、
そういう人がいれば、人間は心から満ち足りることができる。

そんなありがたい人が、1人ではなくたくさんいると、
いつの間にかいて当たり前になってしまいます。

なぜでしょうね…?


家族、友人…   


ありがたいとは「有り難い」と書きます。
簡単にあることではない、なかなか無いよこんなこと…
という意味で「有り難い」ですね。
そういう有り難いと思える人がたくさんいることに
本当に感謝したくなりました。



                 全ての物語のために








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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