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2013年03月01日

「ランボー 最後の戦場」その2  自己犠牲



結婚したての頃、映画だったかドラマだったか、
妻と一緒に見ていました。
溺れかけている人たちが、
自分より先に他の人を助けようとしていました。

「絶対あんなこと出来ない。アナタも真っ先に逃げるでしょ?」

・・・(汗)

私はそんなに薄情な夫に見られていたのか?
と悲しくなりました(笑)。



一昨日は休みで、1本映画を見る時間がありました。

選んだのは
ランボー最後の戦場

もう、何度も見ている作品です。
90分弱という尺で、見やすいというのもあるのですが、
心身ともに疲れて弱音を吐きたいときなどに見ると、
自分の悩みの小ささを思い知らされる。
イヤでも内面から力を出さざるを得なくなる。
そのくらい全身で「何かを感じる」作品なのです。

とてもシンプルで、ストーリーも1度見れば完璧に
覚えられるのですが、毎回涙が出ます。

疲れてたのかって?
ハイ。その日は、夜自宅の風呂に入るのも窮屈な気がして
(広めのゆったりした浴槽なんですけどね)
スーパー銭湯に行きました。
そして、22:30にはベッドに入り、
朝10時まで爆睡してしまうほどでした・・・


とはいえ、この映画は単純にスカッとする。
というアクション娯楽モノではなくて、
どちらかというと「プラトーン」「ハンバーガーヒル」や
「プライベートライアン」などのように、
反戦的なメッセージ性の強い作品です。

スタローン自身はこのシリーズを
「禅」をイメージして作っていると以前に語っていました。

ですからもちろんアクションシーンも
「実際に世界ではこういうことが起きていますよ」ということを
リアルに伝えるために、容赦なくリアルな表現になっています。

設定では実際の紛争地帯ミャンマーが舞台になっていました。
撮影地もミャンマーとの国境にほど近いタイの北部で、
ミャンマーから脱出したカレン族も多く住む地域でした。

映画の中でもカレン族は登場します。

しかしミャンマー政府はこの映画にミャンマー人が出演した場合、
たとえ10年間タイで暮らしている者でも、
ミャンマーに残された家族を牢屋に入れると脅迫していたそうです。

当時の情報では、事実関係は不明ですが、
実際に家族が投獄されたとか、
撮影後に出演者やその家族が捕まり処刑されたなどの噂も流れました。

政府からの脅迫は本物で、スタローンは
脅迫にも屈せず出演してくれたミャンマー人キャストに
多大な感謝を表していました。

そういう背景もあって、現実を伝えることは
スタローンの責任でもあったのではないでしょうか?


劇中の殺戮シーンは、見ていて涙が出ます。
SMAPの稲垣吾郎さんは「まるでホラー映画みたいな怖さ」だったと、
SMAP×SMAPにスタローンが出演したときに感想を述べていました。

物語は、ボランティアでアメリカから来た医師団が、
タイとミャンマーの国境近くで暮らしているランボーを
訪ねて来るところから始まります。
紛争地帯で虐殺にあっている村への支援活動をしているので
国境近くまで船で送って欲しいと頼みます。
ランボーははじめ断りますが、女性メンバー・サラの説得で承諾します。
ところが、その村がミャンマー政府に襲われ
医療活動や布教活動をしていたボランティア団体が捕虜になります。

彼らと連絡不能になったアメリカ政府の要請で
彼らを助けに来た傭兵部隊を船で送り届けることになるがランボー。
傭兵部隊に加わり、一緒に助けに行こうとしますが、
傭兵達からは足手まといなのでついてくるなと拒まれます。

もちろん、そんなことでは屈しないのがランボーですが・・・



「ボランティアをしにきた連中を助けるために、
結局オレたちのようなワルが、神の仕事をするハメになる。
皮肉なもんだな」

と、傭兵部隊のリーダーがボヤくシーンがありました。

カレン族のガイドから、政府軍の兵の数が100人以上と知らされ、
また、政府軍の酷い大量殺戮の様子を目の当たりにして、
傭兵部隊が引き上げようとします。

「こんな有様で、アメリカ人が生きているハズが無い。
とっくに殺されてるに決まっている!」
と・・・

そのときにランボーは傭兵部隊のリーダーの鼻先に、
弓を引いて構えます。
もちろん、残りの傭兵達はすかさずランボーに銃を向けます。

そこでランボーが言いました・・・

「お前ら、オレを殺すなら今がチャンスだぞ・・・
こんなところに好き好んで来るヤツなんていない。
それでも、オレやお前たちの仕事場はここだ。
ムダに生きるか、何かのために死ぬのか、お前が決めろ」

と、何のために来たのか、覚悟を問いました。

始めは、イヤなヤツに見えるような描き方ですが、
傭兵達も命がけです。


物語の中のボランティア団体や、傭兵達もそうですが、
実際に撮影に参加して、自分達の現状を世界に発信しようとした、
元カレン続たち、
そして危険を承知でこの作品に参加したスタッフ・キャストたちも・・・

その自己犠牲の精神は、本当に尊いものだと思います。

この作品が完成し、世に発信されたことが、
彼らの勇気の証です。

この作品を見るたびに伝わってくるものは、
多分そういう魂の結晶なんだと思います。



私は、ありがたいことに平和な日本に生まれました。
いくら大金を詰まれても紛争地帯には行きたくありません。
正直な気持ちです。

でも、何かが起きたとき、

せめて家族だけは、自分の命に変えても
守る覚悟は出来てます。
(妻よ。ホントだぜ!笑)

たぶん、日本中、いや世界中の家族を持つ
ほとんどのお父さんお母さんたちは同じ思いじゃないでしょうか??


愛するもののために・・・



                       全ての物語のために





posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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