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2013年02月17日

「トロン レガシー」 自分の成長を確認する


この「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー」をやっていて、
本当によかった。

そう思える映画と出会いました。

映画は娯楽。
難しいことを考えながら見るものではない。
日常を忘れて、何も考えずにつかの間の夢の世界を楽しむ。

それでいいと、本当に思っています。

ただし、見た後。
その映画体験が、ただの暇つぶしで終わるのか、
ひとつの人生経験として、あなたに蓄積されるのか・・・

それはやはり後者であって欲しいわけです。
「素晴らしい映画を見た!・・・でも私は成長しない・・・」
それは、人としての成長のストップ宣言ではないでしょうか?



今回観た作品は…

トロン レガシー

とても鋭く敏感な感覚でバランスを保たれた素晴らしい作品だと感じました。
感受性、芸術性、表現力、テーマ、ストーリーテリング、特殊効果、
分かりやすさ、思いやり、おもてなしの精神、善意、愛。。。
そういったものが携わった人々から持ち寄られて出来たのではないでしょうか。

大手コンピュータ企業エンコム社の最高経営責任者となったケヴィン・フリンが
謎の失踪を遂げてから約20年。
27歳に成長した息子サムは、エンコムの筆頭株主であるにもかかわらず、
経営には関わっていませんでした。父に捨てられたと思っていたサムは、
父の親友であるアランが、
父から旧式のポケベルにメッセージが届いたことを聞きます。
手がかりを求めて父の経営していたゲームセンター跡を訪れたサム。
物質電子変換装置によってコンピュータの中の世界、
グリッドへ入り込んでしまいます。
その世界では、擬人化されたプログラムたちが街で生活をしていました。
父ケヴィン瓜二つの支配者クルーに追われる中、
美女のプログラム、クオラに助けられ、
父ケヴィン本人との再会を果たします。

コンピューターの中の世界の創造主、父ケビンが
「一番大切なもの」といいながら息子の背中を見るシーン。
テーマの見せ方とその分かりやすさ。

進化したプログラムである女性クオラが、外の世界(人間の現実世界)の
太陽について主人公サムに質問するシーンがありました。
質問をするときのクオラの表情は、好奇心いっぱいの子供のものでした。
そして、それを踏まえたラストシーン。

不完全さも含めてとても繊細なバランスを保たれている私達の世界。
大切なものは、いつも目の前にある。

クライマックスシーンの最後に、息子を命がけで守ろうとする父親が、
「過去のままの自分」と対決するシーンがあります。
「過去の自分」に今の自分が語る言葉、そしてその過去の自分に対する態度。

このシーンは、誰の人生にもとても深い意味を示唆していると思います。
この映画の大切な部分だと思うので、ここではあえて内容の説明はしません。

普遍的でとても重要なテーマ。
愛すべき世界に生きている私たちと、私たち自身の成長について。
そして、未来への希望。

この映画は、たぶん「カッコよかった」「映像が凄かった」
「結構面白かったよ」「そこそこ見れたね」「フツーじゃね?」
映像や音響には高い評価がもらえるけど、内容に関しては、
ベタだとか、教科書的・・・のような感想が多いのではないかと思います。
特に、ワカモノ向けの映画なので・・・



映画は何も考えずに純粋に楽しむものです。

でも…
何も考えずに楽しむということと、無心で楽しむことを自己成長に
つなげられないということは、まったく別のことなのです。

子供はそのみずみずしい感受性で、無心で遊びます。
それこそ何も考えずに、ひたすら目の前の遊びに興じる。

子供たちの知識、智恵、想像力、創造性、技術の形成のみならず、
集中力や情緒、そして人格形成までもが、その遊びを通して育まれるのです。

知識だけならオベンキョウだけでもある程度は詰め込めますが、
それ以外のことは、無心で遊ぶことからしか育まれません。
学校や自分で決めたお勉強の課題をクリアすることで培われる能力は、
遊びで培った人間として必要な能力の応用力に過ぎません。
下地を生み育てるのは、純粋な好奇心から来る遊びなのです。

そして、それは人間の本質であり、なにも子供に限ったことではありません。
大人でも同じ・・・ただし!!
子供と同じレベルの純粋な好奇心を持っていない大人は、
自分を客観視して、自分で自分の成長を見守っていく必要があります。

心は永遠に成長し続けなければならないのですが、
それを意識していないと、「もう自分は大人だ、全てを理解している」と
誤解して成長がストップしてしまいます。

だから大人は、映画は娯楽として、何も考えずに楽しめばいいのですが、
その映画体験が、自己成長にもつながるんだということを意識しているのと、
意識していないのとでは、成長速度がまったく違うのです。

子供のころの映画体験て、
あなたの人生にも影響を及ぼしているでしょう?


この映画を見た若い方は、
いつかお子様が生まれて、自分が生きてきた世界に、
ご自身のお子様という尊い新たな人生が誕生したことの奇跡を
実感されたときに、もう一度この「トロン レガシー」を見返してみると、
若いときよりも、深みを感じることだろうと思います。

あるいは、3年後、5年後…成長したあなたが、
過去のあなたを思い出して、
「今の自分だったら、あの頃の自分にこう言ってやれるな」
と思えるようになったときに、見かえしてみるのもいいかもしれませんね。


こういう映画に出会えて、本当に嬉しいです。
きっと見かえすたびに、自分の成長を振り返ることができるし、
息子や家族への思い、この世界に生きている奇跡に
思いを巡らせることができるだろうから…




                         全ての物語のために


P.S.旧作「トロン」の完全な続編なので、旧作を見てから楽しむのも
   よさそうですね。旧作「トロン」の主役がケヴィン・フリン、
   今回の主役の父親です、しかもジェフ・ブリッジス=ケヴィン・フリン。
   28年たって、同じ役をちゃんと演じたんですね。
   私も子供のころ見たのですが、
   親友アランとの関係がイマイチわからなかったので、
   順番逆になりましたが、今度は旧作「トロン」を借りてみます!!






posted by ストーリーセラピスト at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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