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2013年02月16日

小説「ジェノサイド」その2 言葉も人種も文化も宗教も超えて



「脳幹教」これは、私が心理学を教わった先生が、
授業で教えてくれた宗教の理想です。

文化や宗教や価値観というのはバラバラ。
自分とは違う価値観を目の当たりにすると、
不可解さが疑念に変わり、疑念を取り払おうとするかのように、
相手を否定する。だから、戦争が起る。

宗教や文化、価値観などは人間の前頭葉、つまり
人間だけが発達させてきた理性の脳が思考して生まれるもの。
そして、その下の本能脳が自己防衛本能を発揮させて、
価値観の違う人たちを攻撃し始める。

でも、本能脳の更に内側には、脳幹という生命維持を
つかさどっている部分があります。内臓の働きなど、
人が意識で制御できない生命維持に必要な部分を、
一手に引き受けている脳。
私たちが寝ていても24時間休み無く働いている脳幹。

これは、宗教も文化も価値観も関係ない、全人類共通のもの。
脳幹は、主人の命を維持するために
体を機能させることだけをただひたすら続けます。
そこには、価値観も宗教も何も関係ない、ただ目の前のことを淡々とこなす。
私たちも脳幹のように今を生きることに集中すれば、みんな平和になる。
だからもう、人間は「脳幹教」という宗教に統一すればいいじゃない!と・・・
まあ、先生は冗談交じりに説明されました。



今、私が職場で昼休みにの楽しみで読んでいる
ハードカバー小説「ジェノサイド」(高野和明 著)は、
ある難病の治療薬を作るために、日本の大学院生が大活躍します。
アメリカ、ペンタゴンからの追跡の目をかいくぐりながら。
その過程で出会う闘病中の子供や、その親たち・・・

外国で闘病中の子供の母親との会話のあと、
その日本人の大学院生、研人(けんと)の心情を描写した
次のような記述が印象的でした。

「(母親の)口調には、憐れみを誘うような弱々しい響きはなかった。
我が子を襲った病魔と対決しようとする強い意思が感じられた。
研人は、ちらと自分の母親を思い浮かべた。きっとこの強さは、
言語も宗教も人種をも超えた、すべての人類に共通した善なのだろう。
研人は、遠い国にいる勇敢な母親に報いなければと思った。」

子供を思う親の気持ちは万国共通。
その想像力があるだけで、
戦争はなくなるんじゃないの?
とも思いますけど・・・
愛する気持ちがあるからこそ、
我が子を守るために、他者の命を奪おうとするのも人間・・・

これが人間の限界だとは思いたくないですよね。

もっと、もっと、智恵を振り絞ろうぜ!人間!


この本の帯には俳優や女優、放送作家など有名人のコメントが
寄せられています。その中にとてもステキなコメントがありました。

「己の血に誇りを持ち、己の知によって未来と世界を築いていく。
日本人にはそれができると信じている。」(モデル・女優:杏さん)

私は「大和魂」を「大いなる調和をもたらす魂」だと解釈しています。
私やあなたの「今」が、
杏さんが言うような未来を創る一手を担っていて欲しいなと願っています。


                           全ての物語のために








posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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