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2013年02月13日

小説「ジェノサイド」 野獣性も理性も知性も超えて・・・



私が小学校低学年のころ、「はだしのゲン」というマンガを
母が近所で借りてきて、夜寝る前に私や妹弟に読んでくれました。
母は、いつも自分が泣き出して読めなくなっていました。

私はいつも不思議でした・・・。

なぜ、何十万人、何百万人の人たちが殺しあわないといけないのか?




昨年、2012年に書店の小説のコーナーを
とてもにぎわしていた作品があります。

「ジェノサイド」(高野和明 著)

これを、今読んでいます。
高野和明さんは、ハリウッドに勉強に行って、
「面白さ」をクリエイトするストーリーテリングを学び、
しっかりと掴んで来た人です。

私はシナリオライティングの勉強を18年やっていますが、
未だにつかめません。
だから、本当に凄いな〜と思います。

「13階段」で江戸川乱歩賞を受賞して以来、
「グレイブディッカー」「Nの悲劇」「幽霊人命救助隊」など、
感動できて、ユーモアもあって、ハラハラドキドキもある
エンターテインメント小説を世に出してきた人。
「面白い!」を本当に掴んでいるんだなと毎回思います。

この高野和明さんの渾身の大長編「ジェノサイド」が、
ハードカバー本で登場して、少ししたらもう、本屋大賞だの
日本推理作家協会賞、このミス、山田風太郎賞など、
どんどん受賞してずっと平積みコーナーから消えなかった作品です。

メッチャ欲しかったんですが、ハードカバーは場所をとるし、
今はまだ手にできない・・・。
もう少し頑張って広い家に引越しできたら、
きっとためらいも無く買えるようになってやるぞ!!
とウズウズしながら横目で見ていた本です。

それを、読書好きの同僚が貸してくれました。

見たい映像作品も、勉強したいことも山積みな私は、
またもやとんでもなく分厚い小説に手を出してしまった・・・
と思いながら、職場で昼休みの楽しみに読んでいます。

さすが高野さん!
もう、ス〜っとお話の世界に入り込んで、むさぼるように読んでます。
まだ半分の手前ですが、面白いですよ〜(笑)

ジェノサイドというのは大量殺戮という意味・・・
アフリカのコンゴに誕生したという新生物、新ウィルス、
を殲滅しに派遣されるアメリカの民間軍事企業の傭兵たち。
日本で、科学者の父を亡くし、遺言にふりまわされるかのごとく、
父の研究を引き継ぎながら、追われる身になってしまう大学院生・・・。
ホワイトハウスにアメリカの科学者、CIA、FBI、NSA・・・日本の公安・・・。

国家の損益に関わる戦争や、世界のリーダーの傲慢、
地球上の生物の頂点に立つ人間社会の存続の危機、
アメリカがコンゴを舞台に繰り広げる作戦に、
日本の大学院生が巻き込まれ、ホワイトハウスまでをも困惑させながら、
次から次へとお話が転がっていきます。

欲望、善意、情緒、暴力性、知能、精神的な知性・・・
人間の進むべき進化とは!!?

たぶん、そんなお話です。



すみません!
たぶんというのはまだ途中までしか読んでいないから。
でも、読み進めるたびごとに、いろいろなことを考えて、
色々な感情がこみ上げてきます。。。

この小説の中のアメリカ大統領は冷暖房が聞いているであろう
快適なお部屋から、残酷な命令を沢山だします。

どこの国も戦争を始めるときは、実際そんな感じなんでしょうね。


子供の頃からのギモン・・・

「国の偉い人は国民に命をかけて戦って来いというのに、
何で自分で戦わないんだ??どうしても話し合いで解決できず、
殺し合いになるのなら、国際会議で国のトップが顔をあわせたときに、
2人で殺し合えば良いじゃないか!
罪もない国民を何十万人も何百万人も殺すよりずっと責任ある行動でしょ?
むしろ、殺し合いにならないと解決できない
と思った時点でどの国のリーダーもクビ!!
平和的解決をしようと試みる人が後を引き継ぐ。
それが世界のルールでいいじゃないか!」

なんて思っちゃうわけです。

青臭い。

でも、本音。


最近の領土問題での、かの国との国際関係を見ていると、
国のトップだけで決着をつけても、納得しない国民の中には、
「自分の手で!」といきり立つ人もいるんだろうな・・・とは思います。

それは悲しいけど・・・

人間はもともと野獣性も持って生まれている。
それも事実。
それが無ければ、先祖は私たちにまで脈々と命をつないで来れなかった。

でも、その野獣性を手放しても地球や宇宙レベルで、
平和を保てる知性が現われるとしたら、
生物のピラミッドの頂点に立っている人間にとっては
脅威に思えるかもしれないけど、
人間を排除せずに、そしてそれらを脅威と感じる人間の価値観までをも変えて
世界中の平和を創りだせるような、
人知を超えた知性が現われるとしたら、
それがもし、人間から進化したものであったら、
私たちが、悩みながら生きている日々が報われるような気がしますね。


                               全ての物語のために







posted by ストーリーセラピスト at 08:00 | TrackBack(2) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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ノンストップ娯楽大作!
Excerpt: 小説「ジェノサイド」を読みました。 著者は 高野 和明 いや〜 これは面白かった! まさにエンタテイメント大作といった感じで けっこうな文量 大作ながら 最後まで一気に、ダレルことなく読ませます..
Weblog: 笑う社会人の生活
Tracked: 2013-08-29 11:44

【ジェノサイド】高野和明
Excerpt: 書店で山積みになっているのを見かけ、気になって手に取った一冊。 フレデリック・フォーサイスもののような雰囲気が漂う作品で、最後まで一気に読んでしまった。 物語は、アメリカと日本、そしてコンゴとで..
Weblog: こんな本を読んだ
Tracked: 2013-09-01 21:26
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