2012年11月30日

「一命」何を誇るのか?



私は「ラストサムライ」が大好きです。

公開当時、劇場に3回もみに行きました。
劇場で同じ映画を何度か見たのは・・・

「ジュラシックパーク」2回
「酔拳2」2回
「踊る大捜査線」3回
「ラストサムライ」3回
「踊る大捜査線2」2回

・・・つまり、「踊る大捜査線」に並んでトップですね。
超個人的な指標なので、あなたの参考になるのかは疑問ですが(笑)

なにかしらの”大きな衝撃”を受けたときに、
「もう1回映画館で見とこ!」と思っちゃうんですね。

「ラストサムライ」の時は、
「日本にはこんなに素晴らしい文化があるじゃないか!
もっと自信を持って世界と対等に渡り合えよ!!」
と頬を張られたような感覚でした。

その数年前に、東洋西洋関係なく外国の方とよくお話する機会があって
どの国の人も日本の文化に興味を持っているのと、
どの国の人も「なんで日本人て、自信を持ってない人が多いの?」
という不満を持っているのも感じていたというのもあるからかも知れません。

政治上の国交の問題はどうなのかは知りません。

ただ、一般の市民としての個々人の触れ合いというレベルで考えたときに、
本当に自分の本質を見てくれていて、コイツすげぇな・・・と認めてくれている。
だからこそ友達として自信を持てていないことにもどかしさを感じる・・・
「お前はスゲェ〜やつなんだから、もっと自信を持てよ!!」
と言ってくれている。

そんな感覚です。


先日見た「一命」という邦画はその次の課題を問われているような気がしました。



ある、武家屋敷に一人の貧乏侍が切腹するのに場所を貸してくれとやってきます。

実は、巷では虚言切腹が流行っていて、
裕福なお武家様は、
「太平の世で武士としての本文を真っ当できず貧乏侍として生き恥をさらすよりも、
武士として潔く腹を切りたい。せめて、最後は由緒正しい名のある武家屋敷で・・・」
という心意気に負けて、また哀れに思い金子を渡して帰してしまう。
そこに付け込んだ浅ましい行い。

つまり詐欺ですね。

武士にあるまじき行為です。誇りもへったくれもない。

そんなことがいつまでも許されてはいけないということで、
その武家屋敷では、屋敷に招きいれ切腹志願者の話を聞くことにしました。
本当に腹を切らせるつもりで・・・

そこから暴かれていく真実。

ひとりの狂言切腹から繋がっていく、ひとつの命の裏に隠された物語。
本当に守られるべき「誇り」とはなんなのか・・・?


日本には、素晴らしい文化がある。それは誇りとして守るべきです。
「ラストサムライ」はそのことを日本人に訴えた。

では、私達が守るべき誇りとはいったいなんなのか?
その本質はなんなのか・・・?

自分達でそれを理解できているのか?自分に問いかけてみなきゃな・・・。

という気にさせられる映画でした。


静か〜に穏やか〜にすすんでいく映画ですが、なぜか初めからグイっと胸倉をつかまれて、
力強く最後まで惹きつけられる。
静かな中にマグマを宿していると言った表現が似合う作品でした。

私はDVDレンタルで借りて見ましたが、劇場公開は3Dだったそうです。
特にスペクタクル巨編とか、そういう迫力を売りにしているものではありません。
むしろ真逆。
でも、日本の風情やわびさびはしっかり打ち出しつつ、
生活という現実を風刺した描写になっています。

3Dで見たら、より真実味を浴びてこの世界に入り込んだのかな・・・
そう思うと、こういう3Dの使い方もあるのか〜。。。お見事!
なんて思ったりもして・・・。もし3Dでリバイバル上映とかされたら見てみたいです。


                                    全ての物語のために





posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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