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2012年11月24日

「男たちの挽歌」憎しみを抱いたまま



幼児虐待・・・、見るだけで憂鬱になる言葉です。
DV・・・、男性から女性への暴力だろうと女性から男性への暴力だろうと、
あるいは言葉の暴力だろうと、無視するという精神的暴力だろうと暴力は暴力。

そこまでの酷い状態にはならなくても、
「病めるときも、健やかなる時も・・・」と誓って結婚したはずのカップルが
健やかなる時でさえお互いを否定しあって、「価値観の相違」だとか言って
どんどん別れていきます。

日本の離婚率は1/3、さらに死別なども含めると、
成人するまでにご両親とも一緒に生活できる子供の割合は4割程度らしいです。

そして、悲しいことに虐待をする親は、幼少期に虐待を受けていたというケースも
多いようです。
また、両親の離婚で傷ついた経験がある人も、結婚後離婚する確率が高い。


そのような寂しい結果を引き起こす原因を突き詰めると、
憎しみが癒されていないことが多いようです。


「ロクな親じゃなかった!」「自分を捨てて家を出た親、絶対ゆるせない!」・・・

「自分が子供を持ったらあんな親には絶対にならない!!」

そう思っている人がそうとは知らずに、同じことをしているケースも多い。

もちろん、本当に幸せな家庭を築けるようになる人もいます。

その違いが「憎む」という感情。



「男たちの挽歌」という香港のアクション映画を見ました。



香港アクションといえばカンフーアクションというイメージが一般的だった1990年代。
香港ノワールのさきがけとして登場したジョン・ウー監督の出世作。
ありえないほど拳銃を撃ちまくり、
何発も打たれながらも反撃する激しいガンアクションが売りのシリーズです。
ハリウッドでも活躍しているチョウ・ユンファの出世作でもあります。

物語はある兄弟を中心に進みます。
兄はヤクザ、弟は刑事。
弟は兄の仕事を知りません。知っているのは父親だけ。
仲の良い兄弟です。

兄は弟のために足を洗うことを決めて最後の仕事に向かいます。
しかしその仕事が他の組の恨みを買ってしまい、
父親が犠牲になり命を落とします。
弟に「兄を許してやってくれ・・・」と言葉を残して。

兄の仕事すら知らされていなかった弟としてはそうは行きません。
兄を許せない。

「お前のせいで父さんは死んだ!」

とてつもない憎悪です。

それから数年、自首していた兄が出所してくると、
弟は決して兄を受け入れません。

罪を償い、弟に許しを乞いたい兄は堅気の仕事で真面目に生きていこうとしますが、
昔の仲間の嫌がらせが続きうまくいきません。
弟は兄の前歴のせいで出世も棒にふり、捜査からも外されます。

そして、昔の組織の嫌がらせは弟や弟のフィアンセにまで及びます。


「全ては兄のせい!」


確かにそうかもしれません。
でも、その恨み・憎しみを抱いたまま生きていくのでは、人生は苦しいばかりです。

人は誰かへの恨みを抱いたまま幸せにはなれません。

もちろんすぐに許すことが出来なくても、
「憎しみを置く」ことは出来るのではないでしょうか?



「ロクな親じゃなかった!」「自分を捨てて家を出た親、絶対ゆるせない!」・・・
「自分が子供を持ったらあんな親には絶対にならない!!」

自分が親になるならなおさら、知らず知らずにその恨みが子供に影響を及ぼす前に、
自分の中にある「憎しみ」と丁寧に向き合ってみる。
新しい人生をこの世に誕生させる者の勤めではないでしょうか?



                                    全ての物語のために




posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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