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2016年09月04日

「日本のいちばん長い日」命がけでつないでもらって、命がけでつないでいく命



わたしは、ひいき目に見ていただけるのか
「賢そう」と言っていただけることが
子供のころから多かったです。

それは今でもたまにあります。

ありがたいことですが、そのメッキがはがれるのも
そう時間がかからないのでシラけさせるのも早い。
(笑)

理屈をパッパと組み立てて討論なんてできないし
学校のお勉強はずっと怠けてきました。

なんとかフツーにしがみつくのがやっと。
偏差値も平均ラインを行ったり来たり…。

小学校で言うところの「社会科」なんてもう、
わたしの興味の箸にも棒にもかからない。

ですから、太平洋戦争でアメリカに負けた。
というくらいのことは知っていますが、
その時に国が抱えていた葛藤なんてものに
思いをはせたことなんて一片もありませんでした。

原子爆弾の悲惨な状況は幼少のころから
公民館の写真展や「はだしのゲン」で
教え込まれていましたし、
特攻隊のことも、小学生のころから認識はできていました。
知覧に連れて行ってもらったことがあるので、
そういう経験とともにある知識です。

ここ数年、「永遠の0」や「人類資金」などの
史実を土台にしたフィクションによって、
漠然と当時の国の在り様が想像できるようになってきた
…という感覚です。

それらの活字を通してイメージされる情景は
もちろん幼少期から見てきた映画やドラマなどの
イメージで補完しているのは言うまでもありません。

だからでしょう。

この作品、監督や役者のリストと予告編映像を見て
興味は持っていましたが、
実際に鑑賞しはじめると、最初のほうは
何が起きているのか、何を喋っているのか
まったくわかりませんでした。

日本語の意味が分からない。

それでも、作品の中盤あたりでしょうか、
主人公らしき人の苦悩が分かりかけてきたころには
のめり込んでいて、最後には泣いていました。



金曜ロードショー(金曜ロードSHOW!)が2週連続で
トム・クルーズ特集をやっていましたね。
惜しいのは、どちらも地上波初放送だったのに、
放送時間2時間、本編賞味90分強で放送したこと…
映画を放送することがめっきり減ったとはいえ、
この辺りは、日曜洋画劇場のほうが強いのかな。
がんばれ金曜!

「日本のいちばん長い日」

を観ました。

1945年7月。

太平洋戦争での戦況が悪化する日本に
連合軍はポツダム宣言の受託を迫ります。

連日にわたって、
降伏するのか本土決戦に突き進むのかを
議論する閣議が開かれていましたが
日本は結論を一本化できずにいました。

やがて広島、長崎に原爆が投下され、
日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていきます。

全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、
阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、
天皇陛下(本木雅弘)は国民の命を案じていました。

降伏の噂が流れる一方で、
畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは
終戦に反対するクーデターを画策します。



わたしの学力は、特に歴史に関しては
はっきり言って底辺です。

戦記物の映画なども相当見ていますが
記憶としてはフィクションの娯楽作品をみているのと同じ、
「何とかという主人公が、これこれこういう苦悩を経て
このような結末を迎える…」
という程度のものでしかありません。

その程度の知識で、これまで接してきた
史実に基づく映画や小説などから、
戦時中の日本の上層部にはハッキリ言って
悪い印象しか持っていませんでした。

ですが、この映画でその見方がだいぶ改められました。

それをこの映画では、阿南陸軍大臣という
登場人物で、もっとも象徴的に描いていました。


国民全特攻!一斉玉砕!
純粋すぎる血気盛んな陸軍兵たちの士気は
多くが本土決戦に傾倒しており、
国が降伏するなどあり得ないと殺気立つ中、
無条件降伏などを受諾すれば、
彼らがどんな暴挙に出るかわからない…

阿南はじめ、軍の大臣たちは
国民を滅ぼさずに、未来に命をつなげるために、
血気盛んな若者たちの気持ちを汲みつつ
ポツダム宣言を受諾し戦争を終わらせることに
命を懸けます。

単純に暴動を起こそうとする若者たちを否定しない。
劇中で阿南さんは、極力彼らを罰さないようにして欲しい
ということも言っていました。

彼ら若者やその子孫たちがこの先の日本を作っていく。

だから、等しくこの国の国民として、
まずはできるだけ多くのみんなが生き残る道を
作ろうとした。

自分の命を狙おうとした部下たちのことも
一緒くたにして彼らの命、彼らが作る未来を
守ろうとしているんですね。

主人公的にこの物語の中心的な位置には
阿南さんがいて、彼の苦悩と決断が
軸に放っていますが、その他の陸軍のお偉いさんや
それだけじゃなくて天皇陛下も
同じ覚悟と祈りで終戦に臨んでいる。

そういう描かれ方でした。
本当のところはわかりません。
キレイな部分だけにスポットを当てると
こう描けないこともない…

という批判的な意見もあるかもしれません。

でも、現実、この状況で戦争を終わらせるには
それしかないのかな…という説得力はありました。

史実がどうであるにせよ、人は、
自分の家族はもちろん、
その子孫たちや、彼らが関わるであろう
世界のこれからの世代の人たちに
未来を切り開いてほしいと願う魂を持っている。

それが、人間であることの救いだし、
希望でもあると思っています。

だからわたしも、やっぱり大切な人たちには
ぜひ“親”になって欲しいと思います。

少なくとも息子には、息子が生まれたことで
わたしたち夫婦や、わたしたちの家族が得た
かけがえのない喜びを、是非とも
自分が親になることで味わって欲しい。

そしてやっぱりそれを考えると
彼がつむいでいく命の可能性を想像するだけで
わたしは嬉しくて、胸が熱くなります。


           全ての物語のために

















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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