お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2016年07月24日

小説「猫物語(ネコモノガタリ) 白 つばさタイガー 西尾維新 著 講談社」その3 目をそらしているだけじゃ逃げたことにはならない



嫌なことからは、全力で逃げる。

そう決めて、腹をくくって、
本当に全力で逃げることができたら、
きっと色々なことが上手くいく気がしています。

あらゆることが…ではないですよもちろん。

それでも、今ある悩みの中でも
逃げることで解決することは結構ある気がします。

例えばわたしは“従業員”という立場に
大きく頼っていますが、
“従業員”に依存する自分を良くないと思っています。

全力で“従業員”から逃げるなら
全力で他の稼ぎ方に没頭する…
ということになるのでしょうか?

現実には二足のわらじ状態ですし、
“従業員”の仕事も逃げずに向き合っていますので
逃げるどころではないのですが、
例えば、さっさと退職してしまったら、
他のことを全力でやるしかなくなります。

両方の仕事が好きで、従業員以外は
“週末起業”と割り切って活動している人もいます。

でもイヤイヤやっている人には
逃げてもいい。逃げると言う選択肢もある。

中途半端に逃げると捕まってしまうから
逃げる時は全力がいいでしょう。



物語シリーズにすっかりハマってしまっていて、
今、9冊目を読んでいます。さすがに他の小説や、
他の本(ビジネス書など)も読みたくなってきました。
そんな中でも、やっぱり本当に好きだったコレ

小説「猫物語(ネコモノガタり) 白 つばさタイガー」
西尾維新 著 講談社


から、三度紹介です。

物語シリーズの主人公・阿良々木くんが
恋人の戦場ヶ原とはまた違った意味で
大好きな委員長のなんかの委員長・羽川 翼。

物語シリーズの新章スタートということで
初の阿良々木くん以外が語りべになる作品。

しかも、阿良々木くん不在の中で物語が進みます。
阿良々木くんがいない分、ここまで読んできたファンとしては
“凄い”キャラが登場するんですね。

誰か?

これまで一度も登場しなかった阿良々木くんのお母さん。

です。



火事で変える家がなくなり、
阿良々木家に泊めてもらっている羽川が、
朝、「いってきます」と家を出ようとして「羽川ちゃん」
と呼びとめられます。

そして、長い『いってらっしゃい』が始まります。

その中から抜粋してみます。

「親が子供と仲が悪いというのはね、
もうそれだけで虐待みたいなものなんだよ」

「困ったときはいつでも助けを求めなさい。
公共の機関でもいいし、なんなら暦に求めたっていい。
あいつはあれで頼りになったりする」

「家族はいなきゃいけないものじゃないけれど、
いたら嬉しいものであるべきなんだ。
私はそう思うよ。母親としては」

「羽川ちゃん。人は嫌なことがあったら
どんどん逃げていいんだけれど、
目をそらしているだけじゃ、逃げたことにはならないんだよ。
きみが現状をよしとしている限り、
外からは手出しができないんだから――
まずはその辺から『いってくれば』いいんじゃないかな」

(P174より抜粋して引用、改行はブログ筆者による)


羽川自身もこの後で思っていましたが
含蓄のある言葉です。


目をそらしているだけじゃ、逃げたことにはならない。
現状をよしとしている限り、外からは手出しができない。

この場合は、羽川が家族の問題を
やり過ごしてきていることにたいして
阿良々木くんの母親が感じるところを言った…
ということでしょう。

助けを求めてもいいんだよと。

わたしも、なんとなくスルーして、
先延ばしにしていることが沢山あります。

休日はリビングや寝室、廊下その他、
掃除をしてからくつろぐわたしですが、
自分の机の上とその周りの生理整頓は苦手です。
混沌としている。

これは、自分が目をそらしている問題が
蓄積しているということの象徴的なものだと思っています。

だからわたしは去年、断捨離を学び始めました。
ちゃんと、やましたひでこさんの書籍とDVDを買って
勉強しています。

捨てる。というのは、全力で逃げるのに
なんとなく似ている気がしています。

なかなか捨てられなかったモノを、エイって捨てちゃう。

でも、その捨てると言う行為には、
「これは今要るものか?不要なものか?」
と自分と向き合わないと行けない。

向き合ったうえでモノ(問題)を捨てる。
捨てる。無くなる。無くす。
つまり、あったものが無くなる。
つまり全力で逃げる。

モノ(問題)から全力で逃げるには、捨てるには、
腹をくくる必要があります。
腹をくくるには、結局、自分とは向き合わないとならない。

羽川も阿良々木くんも、これまでの話では
壮絶といわれるくらいに戦いながら
問題を先送りしてきました。

でも、この話で羽川はやっと、その問題と
今度は本気で向き合います。

壮絶に向き合います。壮絶に自分と向き合います。

そして…

アニメも観かえしましたが、やはり涙が出ます。

自分と向き合っていない部分を感じる人、
全力で逃げたいことがある人、
そういう人は、ちょっと休憩がてらに、
このシリーズにハマってみるのも悪くないかもですよ。


                 全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック