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2016年07月21日

小説「猫物語(ネコモノガタリ) 白 つばさタイガー 西尾維新 著 講談社」その2 好きなものを好きだと感じ続けるために



自己啓発系の本で、有名な本があります。

「非常識な成功法則」という本。

わたしも20代の頃、何度も読みました。
また、読みかえそうかな…

神田昌典さんという、マーケティングの世界では
カリスマ的な人が書いた本です。

その中で、自分が本当にやりたいことがわからないなら
とにかくやりたくないことをリストアップすれば
やりたいことが見えてくる…

ということが書かれていました。

わたしは当時からやりたいと思っていたことは
あったのですが、実はやりたい事の周りには
やりたくないこともいっぱいある。

そしてやりたくないことの中には
もちろんやらなければならないこともあるのですが、
実は、本当はやらなくてもいいのに
そのことに気づいていない…
ということも結構あることに気づきました。

やりたくない事をリストアップして、
本当にやりたいことを浮き彫りにする。

やりたくないと感じる心も、
好きなことをしたいと思う気持ちと同じくらい
大切なものなんですよね。



駅を出ると「ゴーストバスターズ」ポスターが
大きく貼られていました。
「今年の夏の大作映画はイマイチ」と思っていましたが
ああやって宣伝されると、やっぱりワクワクしましね〜

小説「猫物語(ネコモノガタり) 白 つばさタイガー」
西尾維新 著 講談社


“あとがき”を読むと
前作「猫物語 黒 つばさファミリー」までは
もともとあった物語で、この作品からは
アニメ化や続編の刊行が決まって
新たに構想されたお話なんだそうです。

なので、この話からが物語シリーズ
新章的な感じになるらしいですね。

なるほど、一作目「化物語」の上下巻は
本当に良くできていました。

今思うと、このシリーズの大事な部分は
全部あそこにきちんと詰まっている。

この「猫物語 白」もやはり新スタートらしく、
非常に読みごたえのある内容でした。

読んでいて、いろいろな言葉が心に刺さり、
自分に問いかけてくる。
そんなお話です。

お話の語りべ、本シリーズの主人公である
阿良々木くんのクラスメイトで委員長でもある
羽川翼は、自宅が火事になり、
両親“と呼ばれるべき人たち”が借家を探しながら
ホテルに泊まる間、友達の家に泊まると嘘をつきます。

両親“と呼ばれるべき人たち”と一緒にいたくなかったから。

一晩野宿し、二晩目は阿良々木くんの恋人で
クライスメイトの戦場ヶ原ひたぎの家に泊まることに。

前日の食事を戦場ヶ原が作ったこともあり
お礼にと朝食を作った羽川。

しかし、ドレッシングや醤油やバターなど、
味はつけてもつけなくも食事はおいしいもの…
戦場ヶ原でさえ驚く“偏食の逆”っぷりを見せるのでした。



そのときの戦場ヶ原のセリフの中に
次の一言があります。
「嫌いなものがあるっていうのは、
好きなものがあるのと同じくらい大切なことじゃない」
(P114より引用 改行はブログ筆者による)

羽川翼という登場人物は、いつも
正しすぎるくらい正しくて、
誰に対しても平等で、阿良々木くんも
委員長の中の委員長とまでいいます。

しかし、そんな阿良々木くんでさえも
そんな彼女の正しさを「きもちわるい」と思うこともある。

戦場ヶ原は、羽川の食事時の味への
こだわらなさ加減から、そんな羽川の
根本的な在り方をしてきしたのでした。

いいも悪いもなく、何でも受け入れすぎてしまう羽川。
そこに悪意があっても、裏切りがあっても
受け入れてしまうであろう羽川に、
戦場ヶ原は「野性として落第」だとも言います。


わたしは、良い悪いではなく、
あるがままを受け止めることの大切さを
学ぼうとしています。

知識では知っている。

でも、感情的に完璧にそんな風には
なかなかなれるものではありません。

なかなかなれるものではないから目指す。
そう在ろうとする。
そういう在り方が大事なのであって、
本当にそうなってしまうのは良くないのだろうか?

そんな風に、禅問答みたいなことを
考えてしまいました。

でも、違いますね。
読んでいくと分かりますが、羽川は
あるがままを受け止めてはいなかった。

自分の中のマイナスの感情を切り捨てていたのです。

周囲がきもちわるいと感じるのはそこにありました。
「化物語」の頃から、ずっと解決しなかったこと
阿良々木くんが壮絶に問題を先送りしてきたこと。

その問題の根本でもあります。

自分が感じる心というのは大切です。
「ガンダムUC」の記事でも、どこかで書いたと思いますが
悲しくなくするために、感じる心を捨てたらダメなんですよね。
悲しいと思う心は大切にしなきゃならない。

あるがまま受け止めるとは、
そういう強さのことをいっているわけです。

自分が何を嫌っているかを分かると言うことは
自分が何を好きかを知る手段にもなります。

自分が、これはやりたくないと持っていることを
認識できることは、本当は自分が何をしたいのか?
を探り当てる手がかりにもなります。

好きと嫌いは表裏一体。

好きなものを好きだと思える幸せも
嫌いなものを嫌いだと感じとれる心を無くさないから
感じられるものでしょう。

大切な自分を切り捨てないで、
受け止められる自分でありたいと思っています。

                全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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