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2016年08月22日

小説「憑物語(ツキモノガタリ) よつぎドール 西尾維新 著 講談社」その3 世界は世界の見本市



ちゃんとしないなら意味がない。
上っ面だけなら意味がい。

そんなのは偽物だ…。
そんな中途半端なことなら初めからやるな!

正論でしょうか?

正論めいてはいますが、本当に正しいんでしょうか?
生き方として、幸せに生きる力として、
それで、本当に大丈夫なのでしょうか?

愛情のない仮面夫婦、ビジネス上だけの関係、
仕事をしている風に見せているだけ…etc

つまり、やってるフリだけで
中身が伴っていないということ。

でも、わたしは意味がないとは思わない。

それを否定するのなら宇宙は無に帰すべきです。
少なくともそう言っているのと同じじゃないですか?

それくらい極端なことを言っていると気づかずに
可能性の芽を無責任につぶしているだけじゃないですかね?



最近、息子との喧嘩率が増えています。
というか息子が不満をぶつけてくる回数が増えています。
いいですね〜。さびしいけど。強いですね〜。
でも、男の男親でよかったなとも思っています。
(妻には寂しい思いもさせるかもしれないけど…ゴメンネ)
同じ趣味を共有できるのはとてもいい。

小説「憑物語(ツキモノガタリ) よつぎドール」
西尾維新 著 講談社


このお話には、突然現れて突然いなくなる
敵役が登場します。

「物語シリーズ」をほぼ順番に読んできましたが
これまでにそのキャラクターの存在をにおわせる記述は
覚えている限り一切なかったはずです。

都合よく登場して都合よく消された感じ。
面白いのは、そのキャラクター自身が
そう思っていること、そして、
そういう都合の良さそのものに必然性がある。
それこそが最後の敵に深く関わること…
であるように、作られていることです。

そのキャラクターは自ら阿良々木くんに
敵対するようなことをしておいて
阿良々木くんに質問します。

「なぜ自分はこんなことをしているのか?」
と…
そのキャラクターは何等かの“意思”によって
自分が阿良々木くんに敵対するその立場に
配置されたと感じているようなのです。



その何らかの“意思”とは?

コレに関しては、この作品の中でも、
そして、「鬼物語(オニモノガタリ)」以降でしたか
ことあるごとに伏線が出てきています。

「鬼物語(オニモノガタリ)」では、
最大の敵として出てきた“暗闇”。
人でも怪異でもなく、ただ間違いを正そうとする
何も存在しない空間…いや空間すら存在しない
問ことなのかもしれませんが、
“暗闇”として登場しました。

そして、以降の作品にちょくちょく登場している
忍野扇という転校生。
彼女のセリフの端々には彼女自身が
“暗闇そのもの”なのか、あるいは
少なくとも“暗闇”と深い関係があるだろうことが、
わかりやすくちりばめられています。

“暗闇”の役目は誤りを正すことでした。
それは、怪異お専門家たちの元締め的な存在の
臥煙伊豆湖(がえんいずこ)が
阿良々木くんに説明したことでしたが、

同じ時期に登場した忍野扇も
自分の目的は…と暗闇の役割と
同じことを言っていました。

間違いはやごまかしは正すべき、
ちゃんとしないといけませんよね〜。

そんな感じのことを言っていました。
この話のクライマックス直前で登場するときも
正しくあることや、ちゃんとすることについて
阿良々木くんに語っていました。

忍野扇をそこにおいて、
阿良々木くんと二人で山道に入っていった斧乃木ちゃんが
『――でも、ちゃんとするって、なんなんだろうね? 
正しいってなんなんだろうね?』
と、
自分の考え方を伝え始めます。

自分は怪異で式神で憑喪神で…
それだけでちゃんとしてないってことになるけど、
人間も多かれ少なかれ、誤魔化して、騙し騙し生きている…と。

決して憂いているのではありません。
むしろ、いい意味でいっている。

「偽物語(ニセモノガタリ) つきひフェニックス」のときに
阿良々木くんが妹の月火ちゃんの秘密を
一人で背負おうとしたときのことを例にだしました。

阿良々木くんは月火ちゃんの秘密を戦おうと
必死で戦ったけど、それで本当に秘密を守れたと
言い切れるのか?
月火ちゃんの秘密を姉の火憐ちゃんや
両親や友達や先輩や後輩の誰も知らないなんて
言い切れるものだろうか…

つまり、

「結局、人間ってのはみんな、
思いのほか口が軽いようでいて口が重い――
ちゃんとしていない世の中を、
ちゃんとしている風に見せるられるくらいには。
世の中を、世界をそれっぽくするくらいには」


阿良々木くんと同じように月火ちゃんの秘密をしっていて
守ろうと黙している人も居るかもしれない。

「僕が表現したい意味は――世界は世界の見本市とでも言うのかな。」
(P232〜233より一部抜粋して引用)


例えば、仮面夫婦。
愛情が冷めてしまっているくせに
上っ面だけは仲が悪そうにはしていない夫婦。

わたしは愛情が冷めていても
上っ面だけでも、仲がよさそうにすべきだと思います。
特に子供がいればなおさらです。

そもそも、本音を言えば、
上っ面だけでも夫婦のように振る舞えないなら、
表面上だけでも家族の雰囲気を壊さないように
振る舞えないのなら、
結婚なんて初めからするな!親なんてなる資格はない!
と思っています。

それが、結婚のときに誓う覚悟です。
本来は愛し続ける努力を続けなければならない。
でも愛が冷めたら、また愛せるように努力をする。
そのための一歩目が愛しているフリをする。
表面上、愛しているフリをしていれば、
後から実が追い付いてくる。追い付かせる。

これが、恋人なら不実かもしれません。
そんなのは裏切りだと逆に言われるかもしれません。

でも、結婚というのは『誓い』です。
添い遂げると誓ったのです。
愛し続けると、愛し続ける努力を一生続けると
誓ったのですから、“その程度”のことは当然。

これはわたしの個人的な言い分ですが、
そのくらいの強い気持ちがないのに『誓った』なんて
嘘も嘘、大嘘だと思うんですよね。
『覚悟』とか『誓い』という言葉の前で切腹せい!

と言いたくなる。

ましてや子を産んで親になったのならもうテメエ、
言い逃れしてんじゃねぇよ!
命がけで演技して見せろ!!ってなもんですよ。

職場で仕事をしていない人も
悪びれることなくサボっているのを
清々しいくらいのサボりっぷりとも言えますが、
それは本来失礼だし無礼なことだからこそ
逆説的に言えるセリフですよね。

モチベーションというのは波があるもの。
時期的に低下しているとしても、
仕事をしているフリをする、ヤル気を持って
仕事に取り組んでいるフリをする。
それだけで、本当にヤル気が出てくることもあります。

成功法則でも、成功したつもりでフリをする。
という方法は有名ですよね。

フェイク・イット!!って。

理想通りでなくったって、
理想に一ミリでも近づける努力をする。

フリをするというのはその努力の一環です。

上っ面だけでもそう見せるというのは
中身を伴わせるための努力の一つです。

それを否定するのは、成長の可能性を否定しているのと一緒。

中身がまだそうはなっていなくても
せめてそれっぽく見せるくらいの努力はしてみましょうよ。



                全ての物語のために









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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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