お知らせ 2019年10月1日からこのブログ
「あなたの幸せ力を引き出すストーリーセラピー【ストセラ】」は
https://storytherapy.net/
へ移行します。

こちらのseesaa版は、これまでの記事のアーカイブとして残します。
今後とも、よろしくお願いいたします。

2016年08月03日

小説「囮物語(オトリモノガタリ) なでこメデゥーサ 西尾維新 著 講談社」その2 夢と現実に関する強い言葉見つけました



少年よ大志を抱け
Boys be ambitious

でっかい夢を見ろ!

棒ほど願って針ほど叶う

『夢』という言葉から、なんとなく
連想した言葉を書いてみました。

夢と現実

なんて言い方もしますよね。

夢はあくまで夢であって
その対比として、現実がある。

ん?でしょうか…

それについて、強い言葉を見つけました。



破滅の酷い状況で始まり、その破滅に向かうまでの
回想録…、つまりは酷いお話なのに、それでも
エンターテインメントとして読者に“面白さ”や
“気持ち良さ”を提供できるのはやっぱり凄いですね。

小説「囮物語(オトリモノガタリ) なでこメデゥーサ」
西尾維新 著 講談社


シリーズ中、個人的にもっとも好きになれないキャラクター。
中学二年生の千石撫子が主役であり語りべとなり、
シリーズの主人公である阿良々木暦や忍野忍、
戦場ヶ原ひたぎを化け物となって殺すことになるまでが
描かれます。

クライマックスは、想像通り“痛々しい”です。

ですが、途中、スカッとするシーンもある。

千石自身がスカッとさせてくれるシーンもありますが、
そのシーンのきっかけとなるシーンでは
阿良々木くんの妹であり千石の同級生でもある
阿良々木月火ちゃんと千石との会話で
なかなかスカッとさせてもらえます。

阿良々木家三兄妹の中では末っ子。
真ん中の火憐ちゃんのように男勝りでもなく
格闘技を習っているわけでもない。

茶道部に入っていて、家でも浴衣姿が多く
“可愛らしさ”が前面に出ているタレ目の女の子。
ですが、その内に秘める炎に一度火がつくと
火憐ちゃんや阿良々木くんでも手を焼くほどの
ヒステリー=情熱の持ち主。

さすが家族間ではフニャフニャと
甘えまくっている風に見える月火ちゃんですが
町の中学生の間では憧れの的らしく
恐れられている様子。

千石もそんな月日を恐れる友人の一人でした。

“可愛いだけ”のキャラで、自分を守る術を知っている千石が、
北白蛇神社の神を名乗る白蛇のクチナワさんにそそのかされ、
深夜徘徊をしているところを阿良々木くんに見つかります。
そして、一晩、阿良々木家に止まった千石。

朝目が覚めると、月火が添い寝をしていました。



月火ちゃんは、「女同士、腹を割って話そう」と
千石にガンガン質問を浴びせます。

小学生の問いに、月火の家に遊びに来て
ちょっと一緒に遊んでもらったことがあるだけの
暦お兄ちゃんに、6年も片思いを続けられるのはなぜ?

それは、叶わない恋とわかって思い続けていれば
いろいろとラクだからじゃないか?

とか…

千石が前髪で目を隠していることや
おどおどとして態度などについて…

ガンガン、もう読んでいて「これは怖いだろうな」
と身につまされるほどガンガン!

ことの本質を突いてくるわけです。

でも、この家族内では普段フニャフニャしていて
キレやすい少女も、さすが女子たちの畏敬の的。

千石に対して語る本音も、本質の見抜き方も
的を得ていて非常に大人びている。

大人が読んでも感心するほど、というか
惚れ惚れするほどの達観ぶりなんですね。

そんな月火が「夢を買っている」と言って
宝くじを買う人たちについての自分の意見をいいます。

普通に買っていたらまず当たらないだろう宝くじに
お金を出して「夢を買っている」なんて言うくらいなら
「現実を買えよ!」と思っている…

そして、「夢を見ろ」っていうのは
本当は「現実を見ろ」って言っているんだと思う…と。

深いというよりも、むしろ、
とても“強い”言葉だと感じました。

「夢ばっかり見てないで現実を見ろ」
とはよく言われる言葉です。

夢と現実は相反するもの…と捉えているからおこること。

でも月火ちゃんが言っている
「夢を見ろ」とは「現実を見ろ」ということだ・・・
というのは、夢=現実。

つまり、夢みてないでではなく
夢を現実にしろ、夢を叶えろと、
よりリアルに、より本気で言っているわけですよね。

だから“強い”言葉です。

わたしも若いときは同じような考え方でした。
ただ、宝くじを買う周囲の人たちを見ていて
わくわくしている人を見ると、
まあ、それはそれでアリなのかな…

と思えるようになりました。

外れてがっかりしようとも、
そのわくわくしている“今”は現実ですからね。

それでもやっぱり、夢を現実に手繰り寄せながら
叶えた日を思い描いてする“わくわく”の方が
実のあるわくわくだとは思っていますけどね。

それが本音です。


                全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。