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2016年10月09日

小説「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 西尾維新 著 講談社」その4 後悔しない生き方とは後悔し尽くす生き方のことでした



反省か後悔か…

とにかく今を一生懸命に生きる。
…というと悔いの残らないように生きる
ということなので、

そうするともちろん、
「後悔しないように」生きようということになりますよね。

わたしもそういう人生を送りたい。

でも、それって人生を今まさに終えようとしているとき、
その瞬間の自分の心持ちへの願いであって、
これまで生きてきたわたし、
これからも生きていくわたしが
言うことでは無いんだろうなと思っています。

日々の積み重ねが最終的な人生だとしても、
今この瞬間を生きるには、
後悔することを恐れていたら今を思い切り使い切れない。

というのが一つ。

そしてもう一つ、わたしは反省するより
後悔したほうが自分の成長にはつながると思っています。

思っていますというよりは、感じています。

…かな?



お財布事情を鑑みながら、
小説を買いたいように買えない状況もあり、
かなりペースダウンで読んでおります。

小説「クビキリサイクル」
西尾維新 著 講談社


絶海の孤島に集められた五人の天才たち。

その島に住む財閥の令嬢が退屈しのぎに
天才たちを島に招待していました。

彼女はなぜその島に住まわされているのか?
その謎も明らかになり、

首なし死体事件に巻き込まれた天才たちと
工学の天才・玖渚友とその付添人のいーちゃんの…

いよいよ反撃が始まりました。



クライマックスが始まったばかりですが
ここまでの感想をいうと、
わたしの好みとしては「物語シリーズ」の方が好きです。

この「戯言シリーズ」(というらしいです)
もかなり好感をもっているライトノベルですが
ミステリーの部分、謎やトリックを解いていく部分が
どうしてもメインとなっているので、
わたしとしては興味の薄い部分です。

誤解のないように申しますと、
ライトノベルだから軽いのかというと、
確かに軽く楽しめるように
作られている部分はあるのですが、
前半の主人公たちのやり取りをみていると
「物語シリーズ」同様、
生きる上での核心に迫るような哲学的な思考も
展開されている作品です。

「物語シリーズ」は青春小説
「戯言シリーズ」はミステリー。

単純にその違いでしょう。

青春小説の方が、人と人の関係性の中で
登場人物たちが成長していく
ヒューマンドラマ的な部分が多くなり、
ミステリーはエンターテインメントとしての
謎解きがメインとなるのは必然ですよね。


さて、今回のテーマです。

この小説の前半部分で
わたしがメモをとった一文を紹介します。

『後悔するという行為には心を休ませる意味があるらしい。』
(P138より引用)


こういう視点は、わたしは持っていませんでした。

後悔する…後悔している間、
人は心を休ませる…心を休憩させる…

なるほど、それはあるのかもしれません。

あるのかもしれないというより、
そういう風にとらえると、
それはむしろ必要なことのように思います。

反省では休めません。

なぜなら、反省は“前向き”で、
後悔は“前も後ろもない”から。

後悔している間は、ただ留まっている状態。

だからです。
ただし、反省にしがみつくと自己憐憫につながる。
後ろ向きになるから注意ですけれど。

わたしが反省よりも後悔する方がいいと思っていたのは
その方が、後々同じ過ちをしづらくなる…と思っているからです。

後悔というのは、もちろん後で反省もするのでしょうが
とにかくグサッと来るんですよね。

ようするに心に突き刺さる感じが強い。
ダメージが強い分、本当に同じ過ちしたくない。

でも後悔より反省を重視すると、
後悔する感じが薄れるように感じるんです。

それが理由でした。

でも、この後悔は心の休息…という視点を持つと
もっと世界が広がります。

後悔から素早く反省して、次に生かそう!!
というのはもちろんあるべき姿とも言えますが、
元気良すぎて休養という感覚がない。

ダメージを受けたのならゆっくり休むというのも
本当は必要なんじゃないか?

アニメ「機動戦士ガンダムユニコーン(UC) RE:0096」
主人公のバナージ・リンクスが自分を助けてくれた
年配の艦長さんに言うセリフがありました。

「悲しくなくするために生きているからって、
悲しいと感じる心をなくしちゃダメなんだ」

みたいなこと…

後悔も同じではないでしょうか?
一生懸命やった結果、選択を誤っていたことに気付く。
もっとこうしておけばよかった…
あるいは、手を抜いた。一生懸命やらなかった。
そういうことを後悔することもあるかもしれません。

後悔も、ちゃんと感じて受け止めていく。
後悔という感覚を怒りはもちろん、
反省でごまかすことも本当はよくない。

ちゃんと後悔を味わい尽くして、受け止めて、
ちゃんと悲しんで、ちゃんと苦しんで、そして、
ちゃんと乗り越える。

そのためには心の健康状態も整える必要がある。
だったら、休養しなければならない。

後悔も怒りと同じで、自己陶酔や自己憐憫に
陥ってしがみつくことがなければ、
自分を守るための心の機能として
人間に備わっているものなのかもしれませんね。

ちゃんと後悔を味わい尽くして、受け止めて、
ちゃんと悲しんで、ちゃんと苦しんで、そして、
ちゃんと乗り越える。

今を生きる、今に生きる…とはそういうことであって、
そういうことから目をそらさないで生きることこそが
「精一杯生きたぞ」という、
この世を去る瞬間に感じることができる
「悔いのない人生」「後悔しない生き方」
ということになるのでしょう。


                    全ての物語のために










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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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