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2016年06月30日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 福井晴敏 著 角川書店 #8 宇宙(そら)と惑星(ほし)と」その4 人生は“対処”じゃなくて“創造”です



「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

息子が3歳くらいの頃だったか、
妻が、将来の家計を心配して
わたしの今後の仕事上での身の振り方について
かなり具体的にいろいろ言い始めたことがあり
そんな妻を必死で制したことがありました。

さすがにわたしのことをよく見ている妻。

途中までは的を得ていた…いや、
最後まで的は、確かに得てはいたのですが、
それは、妻が知りうる限りのその時点までの
「結果」をもって、その範囲内で
わたしやわたしたち家族の「できる、できない」
を規定してしまった上での
将来設計の様相をかもし始めていました。

わたしは自分の人生にも
家族の将来にも閉塞感という危うさを
感じ取り、悲鳴を絞り出すように

「ちょっと待ってくれ!」

とその話を制したのです。

まじめで真剣な妻らしくもあります。
不安で仕方なかったのでしょう。

東洋人、特に日本人の脳は
“不安”に対する耐久がその他の民族より
弱い傾向にある…

なんてことを、脳科学か何かの先生が
仰っているのをテレビ何かで聞いた記憶があります。

かなり曖昧な記憶で頼りないですが、
まさか侍スピリッツを持った日本人が
そんなことはないだろう…
と思う反面。

歴史の局面では確かに納得のいく部分もあり、
それどころか家庭でも職場でも
身の周りをみているととても納得できる話でもあり。

それはそれで、無暗に否定するよりも
そういう面もあるという可能性は自覚して
自分とも向き合うことは、成長への道のりに
必要なことだろうと思ったものでした。



全10冊のこの小説を読破してから、
西尾維新さんの「化物語」の続編を読み始めています。
それも一冊は読破しちゃいました。
焦ってます。第8巻の紹介は今回はこれにて終了!

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第8巻 「 宇宙(そら)と惑星(ほし)と」 福井晴敏 著 角川書店

《ネェル・アーガマ》の艦内では、
ネオ・ジオン残党(袖付き)のジンネマンたちと
連邦軍のクルーが「信じることの難しさ」の
緊張感の中にいました。

その緊張感を爆発させたのが
フル・フロンタルです。

フロンタル率いるジオン共和国軍の軍人たちまで
《ネェル・アーガマ》に乗り込む事態となりました。

その中で、オードリー=ジオンの姫君ミネバ・ザビは、
フル・フロンタルに正面切って問います。

「ラプラスの箱」を手に入れて
お前はどうするつもりなのか?

赤い彗星・シャアの再来といわれるフル・フロンタル。
顔も声もシャアそのもの。

しかし、シャアの顔をしたフロンタルが語る未来は
シャアの熱情とはあまりにもかけ離れた
現実的すぎる『変わらない人々』への
対処療法でしかありませんでした…



そのフル・フロンタルとミネバ姫の対話は
ミネバの意志によって《ネェル・アーガマ》艦内へ
オープン回線で流されていました。

敵味方関係なく聞いています。

バナージは二人と同じ艦の戦闘ブリッジで
二人のやり取りを観ていました。

『絶望に囚われ、
諦念を悟りであるかのように語り出した時から、
人は対処療法をもってしか世界と対せなくなる。』
(P287より引用、改行はブログ筆者による)


地の部分で描かれたバナージの思考です。


…「ガンダム」を知らなかった人たちが
「こんなに深い話だったのか〜!」と感動していく一方で
「なんか、難しくてよく分かんな〜い」と
さらに敬遠したくなる人もいるのもうなずけます。

西尾維新さんの「物語シリーズ」なんかを
読んでいる最中でこの文章を
ふと見るからというのもありますが…

引用したこの文章、凄く硬く感じますね。
バナージは16歳です。
今どきの16歳がこんな言葉使わないでしょう…
というか、40歳のわたしでも使わない。

いや、文学・小説・活字…の世界で言えば
書き言葉として当たり前のものなのです。

「物語シリーズ」が今どきの口語体を採用しまくった
ライトノベルなので比べちゃダメなのですよ。
本当は。

でも、せっかく
わたしたちが日々感じて成長していることを
とても繊細にそしてわかりやすく表現しているのに
硬い文章の印象だけで敬遠されるのは
とてももったいないし、悔しいんですよね。

『絶望に囚われ、
諦念を悟りであるかのように語り出した時から、
人は対処療法をもってしか世界と対せなくなる。』

『絶望に囚われ、
諦念を悟りであるかのように語りだした時から』

つまり、もうダメだって諦めたことを
「私は悟った」みたいに…
世界の仕組みをわかってしまったみたいに
思ったとき、決めつけてしまったときから

『人は対処療法をもってしか世界と戴せなくなる。』

その人は、これまでの経験で得た結果だけが
今後も起こるものだと決めつけて、
起きたことに対処していくだけ…
受け身でやり過ごしていくだけしかしなくなる。

あれ?
人によってはよけいにわからなくなっっちゃったかな?

わたしの妻も、あの時不安に駆られて
これから成長していくわたしやわたしたち家族という
視点が完全に抜け落ちていたんですね。

当時、そんなベクトルで真剣になっている妻に
「それじゃ夢も希望もないじゃん」
みたいなことを言っていたら
どえらい反感を買っていたと思います。

いや記憶が定かでないので、
その反感を買ったかもしれません。

そんなベクトルで考えているときに、
つまりは現実的なものの見方で確実性、安定性を
見出そうと真剣に考えているときに、
夢だ希望だ未来だって声が聞こえたら、
そんな保証もない物で飯が食えるか〜〜〜!

とキレて当然…。

でも、「やっぱり」って思うんです。

わたしがそのタイミングで「ちょっと待ってくれ!」
と言ったのは、やっぱり間違いではない。

閉塞するか未来が開けるか?
その分かれ目がここにあるんだと思います。

言い直します。

閉塞に甘んじるか、自ら未来を切り拓くか?
その選択をする分岐点なんだと思います。

迫りくる問題に対処するだけが人生ではありません。
すでに経験したことであろうが、
何度も失敗したことであろうが、
未経験の出来事であろうが、
これまでに経験したこともないような
新しい結果を生み出すことはできる。

いや、それでもまだ起こることへの対処からは
抜け出せていませんね。

未来は自ら起こす、興す、
状況を自分たちで生み出していく。

人生は“対処”じゃなくて“創造”です。

クリエイトしていかなきゃ、生まれてきた甲斐がない。
子を産み育てる甲斐がないじゃないですか。

“悟り”と“諦め”は違う。

“諦める”時間があるなら“明らめる”時間に変えましょう。

過去から今を観ても、着実にわたしたちは
成長してきているのですから、
自分自身もまだ見ぬ自分へと成長し続けて当然じゃないですか?

現実的に考えるなら、それこそ現実でしょ。


                  全ての物語のために









ラベル:小説 機動戦士 ガンダム UC ユニコーン 福井晴敏 角川書店 #8 宇宙と惑星と 宇宙(そら)と惑星(ほし)と その4 人生は“対処”じゃなくて“創造”です ちょっと待ってくれ! 妻が、将来の家計を心配して 妻を必死で制した 「結果」をもって、その範囲内で 「できる、できない」 を規定してしまった 将来設計 不安で仕方なかったのでしょう 日本人の脳は “不安”に対する耐久が 脳科学 侍スピリッツを持った日本人が 無暗に否定するより 可能性は自覚して 小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」 第8巻 「 宇宙(そら)と惑星(ほし)と」 福井晴敏 著 角川書店 第8巻 ネェル・アーガマ 艦内 ネオ・ジオン 連邦軍 信じることの難しさ オードリー 絶望に囚われ、 諦念を悟りであるかのように語り出した時から、 人は対処療法をもってしか世界と対せなくなる。 西尾維新 物語シリーズ もうダメだって諦めた 諦めた 私は悟った 世界の仕組みをわかってしまった 決めつけてしまった 対処療法 これまでの経験で得た結果だけが 今後も起こるものだと 起きたことに対処していくだけ 受け身でやり過ごしていくだけ これから成長していく 視点が完全に抜け落ちていた 現実的なものの見方で 夢だ希望だ未来だ そんな保証もない物で飯が食えるか 閉塞するか未来が開けるか? 閉塞に甘んじるか、自ら未来を切り拓くか? その選択をする分岐点 未来は自ら起こす、興す 状況を自分たちで生み出していく 対処 創造 “悟り”と“諦め” “明らめる”時間に変えましょう
posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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