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2016年06月21日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 福井晴敏 著 角川書店 #7 黒いユニコーン」その5 幸せになれる志と不幸になる信念



信念を持って生きることはいいことです。

でも、「こうあるべき」「こうであってはならない」
と自分の感じ方を他者に押し付けると
それは独善になります。

独善になると言うだけではなくて
パワハラ、モラハラ、虐待、DV、イジメ…
と言った魂の殺人にもなる。

自分の経験から“悟った”と思ったことを
人に押し付ける。

人が経験から学んできたこともあり、
それは自分の感じ方や考え方とは違うこと。

本当に自分の信念を大事にできるなら
自分とは違う相手の信念も大事に出来そうですが
自分が正しくて相手が間違っている
という歪んだ信念を相手に押し付けてしまう。

人の争いのもとにもなっている心の流れの一つですよね。

自分は絶対に間違っていない!!
アイツは絶対に間違っている!!

こんなふうに、凝り固まった堅い感情を持ってしまうのは
傷ついた自分をなんとか奮い立たせようとする本能…

自己防衛本能である怒りがエネルギー源にして
それにしがみついているからです。

自分を傷つけたモノ、自分を辱しめたモノ、
そういうモノへの憎悪。

その気持ちのまま正義を謳っても、
それは、人を幸せには出来ないし自分も幸せにはなれない。

自分が幸せになりたければ、
大切な人を幸せにしたければ、
自分の感情の大本である精神を健全に保つという
努力をしていかなければならないのではないでしょうか?



あっという間に第9巻まで読破しちゃって
ブログでの紹介がまったくもって追いつかなくなってきました!

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第7巻 「黒いユニコーン」 福井晴敏 著 角川書店


バナージはトリントン基地で始まった戦闘のさ中
マーサに連れていかれるオードリー=ミネバを
救うために、騒動に紛れて〈ユニコーンガンダム〉に
乗り込みます。

巨大な翼を持つモビルスーツ輸送用の飛行機ガルダ
からシャトルで宇宙に飛び立とうとしているマーサたち。

バナージはガルダを目指しますが、
リディの〈デルタプラス〉やマリーダの〈バンシィ〉に阻まれて
戦いたくない相手との戦闘が続きます。



リディは、ニュータイプの存在が、
地球連邦政府を作ってようやく一つになれた人類を、
ニュータイプとそうでない人間に分かつ病原菌だといいます。

ニュータイプ思想という危険な思想を
消し去ってしまわないと完全な平和は無いと…

しかしバナージは「それでも」と言い続けるわけです。

犠牲の上に成り立つ平和は本当の平和じゃない。
譲り合って分かり合う道もあるはずだと。

リディに言わせれば、そうやって別の道があるという希望こそが
混乱を生む元になってしまう。

「ラプラスの箱」のなんたるかを知ってしまったリディは、
混乱を起こさないために、今ある秩序を守ろうとしているんですね。

しかしバナージはリディの心の本質を射抜いて更に言います

「あなたは自分の絶望を押し付けてるだけだ!」
(P187より引用)

リディ・マーセナスは初代連邦政府首相
リカルド・マーセナスの直系の子孫です。

政治家の家系に生まれ、常に政治屋の
空気の中で生きてきて底から飛び出したくて
軍に入り夢だったパイロットになったのがリディ。

しかし、議員である父ローナン・マーセナスの
息子であるということは、軍でもついて回る
見られ方で家の呪縛から逃れられない身を
感じて生きていました。

そんなリディが、ミネバの事情を知り、
ザビ家がやってきたことを引き受けて生きている姿を見て、
自分の家にミネバを連れていけば助けられるかもしれない。
と、勝手にミネバを連れてきてしまう。

しかし、リディはその家こそ、ミネバを
もっとも連れて来ては行けない場所だったことを知ります。

自分の家が、恥ずかしい情けない家だと知り、
ミネバも失いかけている…

家への絶望と失恋の絶望

バナージはそういう気分を、「秩序を守る」ためには
希望や進化ではなく、現状維持だという
リディの堅い独善に変えてしまっていることに対して
「自分の絶望を押し付けているだけ」
と言ったんですね。

読んでいるとリディにも感情移入出来ますから、
リディの辛さもわかる。
同情しながら読んでしまいます。

本能的にはミネバもバナージが好きなんだろうなって
分かっているはずだし、
自分の家が守ってきた秘密を知った以上、
その秘密を明かせば今の秩序が乱れるとなれば
知ってしまっただけで人類の運命を背負わされたも
同然ですからね。

バナージみたいに真っ直ぐに無遠慮に“正しさ”を
まき散らすアオさがまぶしくて、イライラもするでしょう。
恋敵ならなおさらです。

確かに、今ある現状は秘密を明かさないことで
守れるのかもしれませんが、
世界は変わっていくもの、進んでいくものです。

自分も歳を取り変わって行くし
周囲の人たちだって新たな出会いや
新しい経験によってどんどん変わって行くでしょう。

そんな中で現状維持という独善を押し付けても
窒息するだけ。

誰も幸せにはなれない。

怒りから発する正しさも、それ自体の正しさには
間違いはないかもしれません。
正論だったりすることも多い。

でも、それをそのまま人に押し付けると
そのほかにもある正しさを全部否定してしまう。

『みんな俺と同じように考えろ〜』

というエゴの押しつけになる。

母子一体感という幼ない感情と同じ。

自分とは違う人たちが、何をどう感じているのか?
それを知って、自分とは違う感じ方の人の感じ方で
幸せになってもらうにはどうしたらいいのか?

それが相手の幸せを考えるということ…

どんな感情から発すれば、そんな気持ちを持てるのか?

それがわたしたちの課題ですよね。


                 全ての物語のために













信念を持って生きることはいいことです。

でも、「こうあるべき」「こうであってはならない」
と自分の感じ方を他者に押し付けると
それは独善になります。

独善になると言うだけではなくて
パワハラ、モラハラ、虐待、DV、イジメ…
と言った魂の殺人にもなる。

自分の経験から“悟った”と思ったことを
人に押し付ける。

人が経験から学んできたこともあり、
それは自分の感じ方や考え方とは違うこと。

本当に自分の信念を大事にできるなら
自分とは違う相手の信念も大事に出来そうですが
自分が正しくて相手が間違っている
という歪んだ信念を相手に押し付けてしまう。

人の争いのもとにもなっている心の流れの一つですよね。

自分は絶対に間違っていない!!
アイツは絶対に間違っている!!

こんなふうに、凝り固まった堅い感情を持ってしまうのは
傷ついた自分をなんとか奮い立たせようとする本能…

自己防衛本能である怒りがエネルギー源にして
それにしがみついているからです。

自分を傷つけたモノ、自分を辱しめたモノ、
そういうモノへの憎悪。

その気持ちのまま正義を謳っても、
それは、人を幸せには出来ないし自分も幸せにはなれない。

自分が幸せになりたければ、
大切な人を幸せにしたければ、
自分の感情の大本である精神を健全に保つという
努力をしていかなければならないのではないでしょうか?



あっという間に第9巻まで読破しちゃって
ブログでの紹介がまったくもって追いつかなくなってきました!

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第7巻 「黒いユニコーン」 福井晴敏 著 角川書店


バナージはトリントン基地で始まった戦闘のさ中
マーサに連れていかれるオードリー=ミネバを
救うために、騒動に紛れて〈ユニコーンガンダム〉に
乗り込みます。

巨大な翼を持つモビルスーツ輸送用の飛行機ガルダ
からシャトルで宇宙に飛び立とうとしているマーサたち。

バナージはガルダを目指しますが、
リディの〈デルタプラス〉やマリーダの〈バンシィ〉に阻まれて
戦いたくない相手との戦闘が続きます。



リディは、ニュータイプの存在が、
地球連邦政府を作ってようやく一つになれた人類を、
ニュータイプとそうでない人間に分かつ病原菌だといいます。

ニュータイプ思想という危険な思想を
消し去ってしまわないと完全な平和は無いと…

しかしバナージは「それでも」と言い続けるわけです。

犠牲の上に成り立つ平和は本当の平和じゃない。
譲り合って分かり合う道もあるはずだと。

リディに言わせれば、そうやって別の道があるという希望こそが
混乱を生む元になってしまう。

「ラプラスの箱」のなんたるかを知ってしまったリディは、
混乱を起こさないために、今ある秩序を守ろうとしているんですね。

しかしバナージはリディの心の本質を射抜いて更に言います

「あなたは自分の絶望を押し付けてるだけだ!」
(P187より引用)

リディ・マーセナスは初代連邦政府首相
リカルド・マーセナスの直系の子孫です。

政治家の家系に生まれ、常に政治屋の
空気の中で生きてきて底から飛び出したくて
軍に入り夢だったパイロットになったのがリディ。

しかし、議員である父ローナン・マーセナスの
息子であるということは、軍でもついて回る
見られ方で家の呪縛から逃れられない身を
感じて生きていました。

そんなリディが、ミネバの事情を知り、
ザビ家がやってきたことを引き受けて生きている姿を見て、
自分の家にミネバを連れていけば助けられるかもしれない。
と、勝手にミネバを連れてきてしまう。

しかし、リディはその家こそ、ミネバを
もっとも連れて来ては行けない場所だったことを知ります。

自分の家が、恥ずかしい情けない家だと知り、
ミネバも失いかけている…

家への絶望と失恋の絶望

バナージはそういう気分を、「秩序を守る」ためには
希望や進化ではなく、現状維持だという
リディの堅い独善に変えてしまっていることに対して
「自分の絶望を押し付けているだけ」
と言ったんですね。

読んでいるとリディにも感情移入出来ますから、
リディの辛さもわかる。
同情しながら読んでしまいます。

本能的にはミネバもバナージが好きなんだろうなって
分かっているはずだし、
自分の家が守ってきた秘密を知った以上、
その秘密を明かせば今の秩序が乱れるとなれば
知ってしまっただけで人類の運命を背負わされたも
同然ですからね。

バナージみたいに真っ直ぐに無遠慮に“正しさ”を
まき散らすアオさがまぶしくて、イライラもするでしょう。
恋敵ならなおさらです。

確かに、今ある現状は秘密を明かさないことで
守れるのかもしれませんが、
世界は変わっていくもの、進んでいくものです。

自分も歳を取り変わって行くし
周囲の人たちだって新たな出会いや
新しい経験によってどんどん変わって行くでしょう。

そんな中で現状維持という独善を押し付けても
窒息するだけ。

誰も幸せにはなれない。

怒りから発する正しさも、それ自体の正しさには
間違いはないかもしれません。
正論だったりすることも多い。

でも、それをそのまま人に押し付けると
そのほかにもある正しさを全部否定してしまう。

『みんな俺と同じように考えろ〜』

というエゴの押しつけになる。

母子一体感という幼ない感情と同じ。

自分とは違う人たちが、何をどう感じているのか?
それを知って、自分とは違う感じ方の人の感じ方で
幸せになってもらうにはどうしたらいいのか?

それが相手の幸せを考えるということ…

どんな感情から発すれば、そんな気持ちを持てるのか?

それがわたしたちの課題ですよね。


                 全ての物語のために











posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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