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2016年07月08日

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 福井晴敏 著 角川書店 #10 虹の彼方に(下)」その2 守ろうとすると失う



守ろうとすると失うことがあります。

わたしも守りたいという気持ちが
非常に強い人間です。

人間、だれでもそうですが、
現状を維持しようという本能がある。

あるけども、果敢に変化を恐れず
向き合っていける人もいれば、
変化の中で、
守りたいものを守ろうとする傾向にある人がいる。

わたしは前者でありたいと思っていたのですが
後者であることも多いようです。

それって、結局恐れ、自信の無さ、
腹のくくり方の問題なのかなって
反省しています。

腹をくくっていたつもりが
いつの間にか自分を頑なに騙して
守りに入っている…

気付いた時には、守っていたつもりが
傷つけていて、傷つけていた犯人は自分だった
ことに気づいて途方に暮れる。

いい人でいるとそうやって
知らず知らずのうちに周囲を傷つけて
そのことで大切な人を失って、
失ってから実は守ることにはなっていなかったんだと、
むしろ逆効果だったんだと気付いて自分が傷つく。

若いときにさんざんそれで痛い目を見たのに
今でも、そんな自分に気づいて愕然とする時があります。



さて、いよいよ最終巻の紹介に突入します。

小説「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
第10巻 虹の彼方に 下巻 福井晴敏 著 角川書店


箱の秘密が明かされるとき、
100年にわたり、地球を収めてきた
地球連邦政府が、根底から覆される…

まことしやかに囁かれてきた「ラスプラスの箱」。

ビスト財団はその「ラプラスの箱」を所有することで
連邦政府の弱みを握り癒着してこれたわけです。

ビスト家、そして初代地球連邦政府首相リカルド・マーセナス
の血筋、リディにつながるマーセナス家。

彼らの中には箱の中身を知っているものもいて、
ジオンが起こした一年戦争は
その箱を本当の意味で呪いに変えたといいます。

ニュータイプ=人の革新。
そういう人が生まれうるという思想を
そのジオン公国の始祖となった
ジオン・ダイクンが提唱し始め、
実際に、その先駆けと思えるような
人間が、一年戦争以降でエースパイロットとして
活躍し始めたからです。



連邦政府が覆るような秘密を敵対するジオンが知ったら
もう一度全面戦争が起こりかねません。

自分たちの既得権益だけではなく
歪んだ秩序でも、そんな全面戦争が起こる
可能性を排除した。

すべてはこの世界を守るために行ったこと。

「ラプラスの箱」の秘密を知り、
そのことを思い知らされたアルベルト・ビストは
そうやって来た血筋、そしてその在り方を
受け継いだ自分たち…そして
愛する人も、守りたかったこの世界の希望の芽も
全てを失ったことに気づきます。


映画にしろ漫画にしろ小説にしろ…

主人公やヒーローたちに感情移入して
自分もそうありたいと熱い思いを抱きます。

しかし、実際に物語に振れ始めると
他の登場人物に自分が重なってしまうことがある。

わたしはバナージのように「それでも!」
と言いながらリディやアルベルトたちのように
現状維持に一生懸命になっていたようです。

正義の敵は、別の正義(昨日の記事より)



正義の敵は、自分では思ってもいなかった
“他者から見た自分”

実際、最近わたしがそれを突きつけられて、
久しぶりに、超絶に落ち込んでいます。
大切な人からの信頼を失ったし
自分が相手を傷つけていたことを知りました。

それでも、能天気で、人でなしなのでしょうか?
「それでも!」って改めてダメな自分と向き合うし、
そのためにはやっぱり自分の人生を信じないと
やってられないわけですが…

それにしても、人の信頼を失うというのが
すでに信頼を失っていることを覚悟していたとはいえ、
面と向かって言われると、
これほどまでに愕然とするものか…と、
思い知っているところです。

抽象的な独白になってしまいましたが、
物語の世界のアルベルトとリディが直面したことが
わたしの今とシンクロしすぎて無視できませんでした。

それでも…全てを失っても、
リディもアルベルトも、自分と向き合い
まだ失っていないものに目を向けて
改めて希望を持って生きていこうとします。

わたしも非常に考えさせられました。

守ろうとすること自体、傲慢。
わかっていたはずなのに
中途半端な優しさ=自分の弱さが
いつの間にか自分をいい人に仕立てようとして
本来守らなければならない本質を見失っていました。

リディやアルベルトをみて「大馬鹿野郎!」
って思っていたのですが、それは自分でした。

カッコつけようとしていたんでしょうねどこかで。

まだまだ自分で自分を受け入れきれていないのでしょう。

向き合います!!


                  全ての物語のために













posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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