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2017年07月14日

「ランボー最後の戦場」その3 シンプルに発信されたときは深みを感じるチャンス



iPhone iBook
憧れます。

実際にはちゃんと触ったことはありません。

しかし、洗練されたコンセプトは
デザインを見るだけでわかりますし、
友人知人が使っている様子を
横で見ていても非常によく分かります。

経済的に今の2倍くらいの余裕があれば
わたしも1台くらいiBookは欲しいです。

3倍くらい余裕あれば、スマホも
iPhoneへ変えちゃうかも。

スティーブン・ジョブズは一連の
Iシリーズのコンセプトを創るときに
禅から大きなインスピレーションを
得たようですね。

シンプルさの中に深い哲学がある。
深い趣がある。

禅そのものは仏教ですから
インド、中国などから日本に入って来たものですが
日本の文化と禅との融合は特に
海外の人から見れば芸術的にも
とても洗練されたモノを感じられるようです。

わたしも父が
禅、茶、弓、居合…とやっているのを
ずっと見てきましたし
実家に帰ると全て禅に通じる思想から
父がコンセプトデザインをして建て直された
空間が広がっていますから、
理論や哲学までは分からずとも
凛として清潔感のある雰囲気は
感じとれる方だと思っていますし、
そういう空間が大好きでもあります。

『今ここ』
『今に生きる、ここに生きる』

あるいは

『あるがまま』

という在り方・捉え方・姿勢は
心理学や哲学でも大切にされていますが、
禅の思想にも集約されていく…

幸せ力の行き着くところでもあると思っています。



誕生日当日の日曜日。
昼間に2時間弱、ひとりになる時間ができました。
前日の夜息子の計らいで「オーバー・ザ・トップ」を
鑑賞したわたし。実は「炎の男スタローン」という
文庫本を読んでスタローン熱が上がっていたので

「ランボー最後の戦場」

を観ました。

軍事政権下のミャンマーでは
数十年にわたり内戦が起きていました。

しかし、実情は政府軍による
民間の村での虐殺。

アメリカの牧師協会のマイケルは
医師たちを連れて毎年ボランティアに
来ていました。

その年は、医薬品などを届ける目的地まで
川を渡る計画でした。
そこで、タイとミャンマーの国境近くで
船を所有しているというアメリカ人、
ジョン・ランボーに
船を出して欲しいと頼みに来ます。

ランボーは武器も持たずに
そんなところへ行っても何も変えられないと
断ります。

そんなランボーが持つ雰囲気に
何かを感じたのかマイケルの恋人サラは
諦めずにランボーと話をします。

結局、船で医師たちを途中まで
送り届けたランボー。

しかし数日後、アメリカ政府からの
要請を受けたという男が訪ねてきます。

彼によると、ランボーが送り届けた後
しばらくして医師たちとの連絡が途絶え
救出のためにプロ・・・数人の傭兵たちを
雇ったというのです。

そして、今度はその傭兵たちを
医師たちを降ろしたポイントまで
船で送ってくれと・・・



ある映画情報サイトを観てみると
この映画の評価が5点満点中2.85。

有り得ない低さに
びっくりしてその中身を観てみると
星1つ2つの人と星5つの人とに
くっきり分かれているんですね。

どちらにもいろいろな意見がありますが、
大きく分けると高評価の人たちは
リアリティのある描写による迫力への評価
戦争という現実の描写への評価
そして、スタローンが描こうとした
内容への評価というふうに分かれていました。

ではいったい低い評価の人たちは
どんなところを観ていたのでしょうか?
これも多く分けると、
グロい・・・つまり殺害シーンの描写の
リアリティに嫌悪感を覚えているんですね。
この辺は、人それぞれでしょうから
避難できません。
ただ残念だったのは、低評価をつけた中に
チラホラ見受けられる

「内容が無い」

という意見。

この意見には正直言葉を失いました。

少し、この国の未来が恐ろしくなりました。

確かにストーリーはシンプルです。
残虐な政府軍に囚われた医師たちを
救出に行って戦って終わり。
89分。

なぜ、これほどまでにシンプルなのか?
そこには大きくて深過ぎるテーマが
歴然とあるからです。

内容が大きすぎるからストーリーを
わちゃわちゃいじって内容を
隠してしまうわけにはいきません。

むしろ、「内容しかない」
という表現がピッタリの映画です。

心臓が弱かったり、残酷な描写に
耐えられないという人に
無理に薦めるものではもちろんありません。

でも、戦争、紛争、内戦の
真実を表現している作品です。
それをランボーというヒーローを
登場させることでエンターテインメントとして
少しでも観やすくするように作られている。

「ロッキー・ザ・ファイナル」も
この「ランボー最後の戦場」も
シルヴェスター・スタローンが
ほぼ同時に企画を進め
連続して脚本・監督を務め一気に
作っていった作品です。

見比べてみるとドラマの描き方は好対照。
それでいてメッセージの強さは共通しています。

この感受性やバランス感覚、手腕は
かなりのものです。
ちなみに両方とも原題は
「ロッキー・バルボア」
「ジョン・ランボー」
つまり、役の名前のまんまなんですね。

つまり、その人をそのまま描こうとした。
そしてそれは大成功しています。

とくに、「ランボー」シリーズは
スタローンが「禅」をイメージして
作ってきたシリーズです。
シリーズ2と3では実際に仏像が出てきたり
ランボーが寺院にいたりと
映像でもその傾向が読みとれます。

この作品を紹介した最初の記事でも
紹介したランボーのセリフがあります。

「こんなところに
好き好んでくるヤツはいない。
だが俺たちのような男の仕事はここにある。
無駄に生きるか、何かのために死ぬか、
お前が決めろ」

惨劇を目の当たりにして、
救出を断念して引き返そうとした
傭兵の隊長にランボーが言った言葉です。

『現実は現実として歴然とそこにある。
キミはそれをどう受け止め、
今をどう生きるのか?』

観客へのどストレートな投げかけ。
生きることそのものへの問いかけ。

それを強烈な力を込めて表現する。
必然的にシンプルになる。

シンプルなものに触れた時は
そこにある深みの部分に触れる琴線を
自分の感受性の中に探ってみることを
お勧めします。

今ここに無限にある幸せに気づく
まさにそのために使われる感受性ですから。


        全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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