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2016年09月22日

ドラマ「家売るオンナ #10(最終話)」あなたの強さの証明



長いものには巻かれろ…
郷に入っては郷に従え

時代の波に乗る…
そういう意味では非常に大切なことばだと思います。

しかし、わたしたちは自分の弱さから
こういう言葉を引用して
安きに流れることがありますよね。

でもエンターテインメントの世界では…
特に、日本の昔からの物語には
大きな敵に独りで、あるいは少人数で立ち向かうという
作品が多くあります。

『多勢に無勢』

という言葉も日本にはある。
そして、そんな状況で勝利することに
わたしたちはとても強いシンパシーを感じます。

世界中のエンターテインメントをいても
自分よりも強いものに立ち向かう姿が
ヒーローの姿として描かれるものですよね。

それは、わたしたち自身が
自分の弱さを知り、認めたうえで
強く在ろうと目指せる強さを内に持っているからですよね。



なかなかテレビの前に腰を据えていられる時間がなく、
やっと撮りためているうちの一本を観れました!

ドラマ「家売るオンナ」  第10話(最終話)

を観ました。

BAR『ちちんぷいぷい』が入っている
テナントビルの取り壊しが決まり、
立ち退きを迫られたと、BARのママ・こころ(臼田あさ美)が
屋代(仲村トオル)を頼ってテーコー不動産新宿営業所に
飛び込んで来ました。

屋代は、なんとか店を救おうと、ビルの空きテナントを埋めて、
建物の価値を高めた上でビル一棟売却をすることを
ビルのオーナーに提案し承諾をえます。

一丸となって空きだらけのテナントを埋めるために奔走する営業課。

そんな中、庭野(工藤阿須加)は、
万智(北川景子)が異動するという噂を聞き、
なんとか引き止めたいと思いますが言い出せずに悩みます。

そんな中、万智は、元プロバレリーナの望月葵(凰稀かなめ)の
新しい住まいさがしを担当します。

葵からは事故で足が不自由になった娘・カンナ(堀田真由)のために
バリアフリーの家を探して欲しいと依頼を受けるのですが…

テナントビル一棟売却の件が軌道に乗り始めた矢先、
会社の上層部からその案件から手を引くようにと指示が出ます。

実はビルの建て替えは本社が極秘で再開発を進めている
地域一帯の開発プロジェクトの中に入っていたのです。

組織の一員として、ビルの売却を諦めようとする屋代に、
万智は屋代に「あなたは会社の犬だ!」と罵倒し、
「そのビルはわたしが売ります」と宣言。

クビなんて怖くもなんともない。万智の本気はどこまでも…



助けを求めてくるこころに
文字通り一丸となってテナントビルのテナントを
売っていく営業所の面々。

しかし、屋代はじめ本社の常務から
「会社に不利益をもたらすから手を引け」
と言われれば、「仕方ないか…」
となるのがサラリーマン根性です。

万智は手を引くと決めかけた屋代を罵倒する。

社内がグチャグチャになっている状況を
屋代は素直にこころにも伝えたようで、
こころの店を守るということは、
そのまま屋代のクビを意味するのだと理解するこころ。

そんなこころは、屋代が辞めなくてすむように、
自分が出ていからもういいよといい、
それどころか屋代が落ち込まないように
いつもの応援のおまじないをし始めます。

店を出た屋代はひとり、
「俺は会社の犬なんかじゃない。俺は男だ!」
と自分を奮い立たせるように言います。


人間は、弱いけど強い。

強くなろうと思える強さ、強く在ろうと目指せる強さ、
そういう強さが人間にはある。

これがある限り、やっぱりわたしたちは
わたしたちや子供たちの未来を信じちゃいますよね〜。
諦めるわけにはいきませんよね〜。

「助けてほしい」と言われれば、
なんとか力になってあげたいと思うのも人情。

ところが、自分を雇っている組織などように
意識上大きな存在からの待ったがかかると、
「ごめんね、やっぱ力になれないや」
と萎えてしまう。

弱いですよね。弱い。

でも、それを仕方ないよねと片付けないのが
エンターテインメントですよね。
これこそ物語の役割ともいってもいいくらい。

助けを求めてきた相手に「ごめん」と言ったときに
その人自身が自分のことよりもこちら側のことを
心配してくれたら心を打たれてしまう。

人の為に自分が引ける強さに触れたとき
自分のことよりも人の為に生きようとするスイッチが入る。

弱さと表裏一体に存在する人間の強さ。

これを「お人好し」という人たちもいます。
さらに悪いことに、人間のこういう部分を
巧みに利用して人を騙す詐欺も横行しています。

だから、能天気にお人好しでいろとも言えない現実もある。

それでも、これは人間の希望です。
だからこそそれを踏みにじる詐欺なんて許せないわけです。

人間の希望であるこのような心の特性に
(心理学では返報性の法則ともいいます)
付け込むような人間心理もまた人間の弱さです。

人間はこのように弱いけれど、その弱さと表裏一体で
強く在ろうとできる強さを持っている。

人の心が人の心を打つのも、
こういう物語が人の心を打つのも、
その強く在ろうとする魂が共振しているからです。

つまり、あなたの中にも、わたしの中にも
その強さがあるということの証明ですね。



              全ての物語のために







posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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