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2017年01月21日

ドラマ「下剋上受験 #1」ストーリー上の浪花節に溺れない



物語の力を信じている。

だからこんなブログをやっています。

理屈をこねられて、だから〜なんだよ。
と言われて頭ではわかっても
心に響かない。

でも、物語だと心に先に響く。

だから、物語は人間が発明した
強力な装置なんだとわたしは捉えています。

物語にはそれだけの力がある。

人の人生を変えるだけの力だって
平然と持っていやがったりしやがるわけですよ。

だからこそ、その物語に触れる時には
その力を上手に使っていきたいですが、
その力に捕らわれて溺れてしまうと
周りが見えなくなる危険性というのもまたある。

力を信じているから、その強力さにも
警戒している。

包丁は美味しい料理を作る良い道具ですが
気をつけないとケガをする。

そういうことです。



これも、第2話が放送されてからの
紹介となってしまいました!!

ドラマ「下剋上受験」
第1話


を観ました。

下町の古い集合住宅に暮らす桜井家。
夫・信一(阿部サダヲ)、妻・香夏子(深田恭子)、
小学5年生の一人娘・佳織(山田美紅羽)の
三人家族です。

信一は中卒、同じく中卒の香夏子と結婚し、
現在は不動産業の熱血営業マンです。

そんな学歴とは無縁な桜井家に、
佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」
の結果が届きます。

“トンビが鷹を生む”そうを願っていた信一でしたが、
その結果は散々なものでした。

翌朝。出勤した信一は新入社員の
楢崎哲也(風間俊介)を紹介されます。

先輩風を吹かせて教育係を担当する信一。
しかし楢崎も心ならずもですが
高級物件の担当客を楢崎に奪われる結果となります。

そのお客が楢崎を指名してきたのは
楢崎が名門大学出身だったからとのこと…。

学歴による将来の違いを実感した信一は、
佳織に入塾テストを受けさせようとしますが、
香夏子は大反対します。

数日後、乳塾テストの結果を心待ちにしていた
桜井家に緊急の連絡が入ります。

それは、信一の父・一夫(小林薫)が
入院している病院からでした。

一夫は、病院ロビーのテレビ画面に映る
トクガワ開発社長・徳川直康(要潤)を見た途端、
突然テレビを壊さんばかりの勢いで暴れ出しました。

院内では一夫の面倒は見れないとクレームが殺到。
病院から強制退院させられてしまったのでした。

佳織の入塾テストの結果はおもわしくなく、
勧められたのは一番下のクラス。

さらに、信一の思い描く高学歴な大学を目指すには
佳織の学年や学力ではもう手遅れだと言われます。

しかし佳織は…



信一と佳織の二人三脚の中学受験の
はじまりはじまり〜

非常に感情表現豊かに描かれ
わたしも思いっきり信一に感情移入して
泣きながら観ていたのですが、
昔ながらの日本のドラマの
わたしが疑問視している部分も色濃くあり、
そこには溺れない様に自分にくぎをさしました。

それは浪花節にながされてしまいやしないか?
という危惧。

信一が思いっきり感情を込めて熱弁します。

「途中からじゃ変えられねぇんだ!」

この流れでこんなふうに表現されたら
感情移入していると、ああやっぱり途中からじゃ
変えられないんだな…

と思っちゃう人もいる。

特にこれは実話のドラマ化ですし、
観ていてわたしも思い切り共感しましたが
実際に信一が感じる悔しさというのは
多くの社会人がしているはずです。

でも途中からじゃ変えられないは嘘だし
よくよく考えたら、この一念発起がもとで
信一自身の人生も変わるはずです。

本まで出版するような人生になるわけですからね。

でも、これは信一と佳織の話であって
佳織の気持ちというのが大事にされた結果
であることを忘れたらいけませんよね。

でも「途中からじゃ変えられない!」
と思い込んだ親がわが子のため!
と自分にできなかった事をわが子に押し付けたり
しかねない。

ここは冷静にみるべきところです。

一念発起するのは良いです。
それは「途中から変えちゃう」ということかもしれませんし、
そもそも、自分はこういう人生しか選べない
と自分を型にはめているから「変える」「変えない」
という発想になってしまう。

でも、自分の人生をもっと大きな視野で見れば
今のこの状況はその先に行くためのステップですよね。
事実信一もの人生も変わるわけですから。

それ全部で人生です。

変えるも何も自分の人生は自分の人生以外の
なにものでもない。

でも、ドラマとしての盛り上げ方としては
アレは有りだった。

実際にこの原作者も本当にそう思ったのかもしれません。
でも、その他にも言っていました。

どこか「別の入り口」があるんだ…と。

それは実は今、この瞬間にも無数にありますよね。
信一は娘の人生を真剣に考えることで
そして実際に佳織の気持ちを大切にすることで
実は、その「別の入り口」を潜ったのではないでしょうか?

浪花節はわたしも好きですし、
感情を豊かにするには大いに感じ入っていいけれど
それが全てだと周りが見えなくなるほど
溺れないようにしたいところです。

浪花節を排除した熱さがある
「君たちに明日はない」シリーズを読んでいるから
余計にそんなことに敏感なのかもしれません…

            全ての物語のために













posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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