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2017年09月20日

ドラマ「ハロー張りネズミ #9」エンタメと現実の区別がつけられないフツーの大人たち



金曜日の夜は「ドラえもん」と
「クレヨンしんちゃん」を放送しています。

たまに観ていると、
やっぱりおもしろいですね。

観ていて共通するのは
のび太のママもしんちゃんのママも
ガミガミ怒る役で、
パパはほとんどガミガミいいません。

お小言はママの専売特許。

まあ、ウチもそうですが生活していく上で
多くの場合身の回りのことに
細やかに気がつくのは女性ですし
子どもたちと一緒にいる時間が多いのも
お父さんよりもお母さん。

だから世の中のママの象徴として
マンガの世界で描かれる平和な家庭での
ママの役割がそうなっていても
何の不思議もありません。

しかし、深刻なのは現実の世界です。

世のママさんたちの中には・・・
いいえ、これはパパさんにもありますが
わざと嫌われ役をやって
自分を嫌わせる感情をつかって
わが子に勉強をさせようと考えてしまう
親御さんがいる。

いるというか実は多い。

本当はそれしか思いつかず、
自分が大人の勉強をしようとしない
安易な方法なのですが
本人はわが子の為だといたって真剣です。

だからやっかい。

嫌われ役も必要だなんて本気で思って
自分がそれをやるしかないと
不思議な論理を展開していきます。

エンターテインメントの世界の
ママたちの『表現』と
現実の世界の自分たちのあり方の
境界線が引けないんですね。



さて、最終回した7月期のドラマたち。
けっこう観れていないです。
この作品は特に最後の2話をまとめて
観ることになりました。

ドラマ「ハロー張りネズミ」
第9話


から紹介します。

所長のかほる(山口智子)は
事務所の家賃を5ヶ月も滞納していることを
告白します。

ゴロー(瑛太)とグレ(森田剛)と
蘭子(深田恭子)は、
仕事をとるために街中でビラを配ります。

ビラまきの最中に、街中で
悪役レスラーとして有名だった
元プロレスラー・外道番長こと
五十嵐圭吾(後藤洋央紀)と遭遇。

ファンだったゴローは興奮して
サインをもらいにいくと、
見た目の怖さとは違ってとても気さくに
接してくれる外道番長。

しかし、園児を引率して散歩中の
幼稚園の先生・岸本杏里(樋井明日香)を
見つけると表情が一変。
さっさとその場を去ってしまいます。

その後、ゴローたちが配っていたビラを手に
杏里が「あかつか探偵事務所」を
訪ねて来ました。

夏休みなのに遊びに連れて行ってもらえない
園児たちのために、ヒーローショーを
開催してほしいとの依頼。

探偵業とはかけ離れた依頼に
困惑するゴローたちですが
とにかく仕事が欲しかったかほるが作った
ビラには確かに余興もメニューの中に
書かれています。

家賃の取り立てに来たビルのオーナーで
下の階のスナックのマスター(中岡創一)と
スタッフの萌美(片山萌美)を巻き込んで
ヒーローショーの準備が進められるのですが・・・



外道番長さんが約役の必要性を
ゴローに説明するシーンが描かれます。

悪役がいるから正義と悪の戦いを見せられる。
子どもたちに正義を教えられるのも
悪役がいるから。
だから悪役も大切な仕事なのだと言います。

ゴローはそれを聞いて感動していました。

確かにそうですね。

わたいも未だに「アベンジャーズ」シリーズや
アクション映画のヒーローを観て
わくわくします。

最近になって、そういうものを
息子も一緒に観れるようになってきたので
さらに楽しくなってきました。

ヒーローたちの活躍には悪役はつきものです。
でもそれはあくまで悪『役』なんですよね。

現実の世界で映画やドラマ、
あるいはプロレスなどのエンターテインメント
の世界での悪役と全く同じ事をする人がいたら
それは悪『役』でもなんでもない。

それは悪です。

いいや、厳密にはその人も悪人では
ないのでしょうが
その行為が悪、悪行ですよね。

現実の世界に悪役は必要ありません。
あっては困る。

悪行はその被害者にとっては
尊厳をひどく傷つけるからです。

例えば、親が子どもに憎まれても良いと
良いながら子どもに勉強を強いる。

親は子どものためだと思っているから
愛するわが子が勉強をするように
「言われたくない」とか「なにくそ!」
という気持ちを起こさせようと
し向けているつもり。

しかし、そこには嫌悪感や反発心を
子どもの中に植え付けるという側面がある。

健全な反発ならまだしも
親を嫌悪し嫌うというのは
健全ではありません。

特に十代ともなると
放っておいても家族を疎ましく思う歳です。

本来はそういう自分の中の感情と
向き合っていくことを覚える時期です。

つまり自分の中にある良くない感情と
良い感情を心の中で闘わせる。

そういうことの象徴として
エンターテインメントの世界で表現される
善と悪の闘いなんですよね。

それをごっちゃにして現実の世界で
嫌われ役を、しかも親がやるのは
まさに悪です。

しからないといけないときもある。
わが子に嫌われても
自分は生涯愛し抜く覚悟も当たり前にいる。

でもそれは嫌わせていいことにはなりません。
わが子の心に憎悪を植え付け
育ませていいことにはならないんです。

現実とエンターテインメントの世界との
区別をつけられるというのは
そういうことです。


       全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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