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2017年11月06日

スペシャルドラマ「BORDER 贖罪」自分の中に潜む悪とどう向き合うか?



わたしも最近明確な殺意に
突き動かされたことがあります。

だいぶ寒くなってきたにも関わらず
ある飲食店での床をゴキブリが這っていました。

まだ小さなゴキちゃんです。

でも容赦はしていられません。
明確な殺意をもって一発で仕留めました。

殺意というのは多かれ少なかれ
生物である以上は持っているものです。

生存本能ですからね。

容赦なく自分を襲ってくる外敵からは
自分を守らなければならない。

でも、その殺意を現代社会で
人に向けるのは犯罪です。

法律で犯罪と定められているから
人に向けてはいけないと言っているわけでは
もちろんありませんよ。

人とともに平和に生きていくという約束のもと
わたしたちは人と関わって生きている。

わたしたちの幸せがあるのは
ただすれ違うだけの存在である無数の“誰か”の
働きのおかげでもあることは疑いようもありません。

例えそうやって関わっていなかったとしても
やはり誰かが誰かの命を奪ったり
傷つけることは許されない。

人の人生を強制的に終わらせたり
ねじ曲げることは許されません。

それは当たり前ですよね。

それなのに、わたしたち人間には
下手をすると人に向けてしまいかねない
殺意というものを生存本能として持っている。

このことは、事実ですから
逃げるわけにはいきませんよね。



絶望的な最終回を見せられて、
わたしはこの作品をエンターテインメントとして
もう一度観たくなることはないなと思っていましたが、
見事にその気持ちを払しょくしてくれました。

スペシャルドラマ「BORDER 贖罪」

を観ました。

警視庁殺人犯捜査第4係第一班の刑事
石川安吾(小栗旬)はなかなか証拠を出さない
安藤周夫(大森南朋)をビルの屋上へ
追い詰めていました。

安藤は悪を為すために人を殺すと
石川に堂々と宣言します。

「あなたは正義をなすために殺せますか?」

…石川は、衝動的に安藤を突き飛ばし…

石川の同僚の立花(青木崇高)は
屋上で対峙する石川と安藤を観て
慌ててビルの中へ。

しかし、立花が屋上にたどりついた時には
すでに安藤は落ちていました。

班長の市倉(遠藤憲一)、検視官の比嘉(波瑠)も
他の捜査官たちも現場に急行しますが
そのとき何があったのかを知っているのは
石川と死んだ安藤のみ。

しかし石川は混乱と焦燥で何も話せません。

石川の傍らには

「ようこそ、こちら側の世界へ」

と、安藤の魂が寄り添い語りかけていました…。



ある事件で頭を撃たれ。
弾丸が危険な個所に残っている影響で
死者と話ができるようになってしまった石川。

衝撃の最終回を迎えたテレビシリーズ。

その衝撃のラストの直後からの彼をを描いた
スペシャルドラマです。

金城一紀さん、絶好調ですね。

前々シーズンでの「CRISIS」あと、
「BORDER 衝動」とこの「BORDER 贖罪」
のみならず、「奥様は、取扱注意」まで
準備をしていたことになりますね。

精力的。ファンとしては嬉しい限りです。


さて、「あっちの世界」に足を踏み入れてしまった石川。

「BORDER」ラインのこっちになんとか留まっていた彼は
一歩踏み込みました。

もしこの先また続編が作られるとしたら、
ボーダーラインを右足と左足でまたいでいる石川が
描かれるということになるのでしょうか?

また、おもしろくなりそうです。

エンターテインメントならそれでいい。

でも、わたしたちが現実の世界でやることは
少し違いますね。
このドラマはある意味ファンタジーです。

わたしたちはまず知る必要がありますね。

本能としての衝動はすでにこのボーダーラインに
両足でまたがっています。

もしも、自分の中に殺意が芽生えることは無いとか
自分はどす黒い感情を抱くことは無いと
思っている人間がいるとしたら
どんなに“いい人”の顔をしていても
わたしは信用できません。

自分の中の暴力を否定したり
観てみぬふりをする人間は逆にあぶない。

自分と向き合えていない。
自分をあるがまま受け止める覚悟ができていない。

青少年のころはいいです。
そういう自分におっかなびっくり気づいたり
傷ついたりしながら悩み苦しんで
大人になっていく。

そういうとしごろですからね。

でも、その時期を過ぎてもまだ
自分のそういう感情と向き合えず否定する人を
わたしは大人とは呼びたくありません。

わたしたちはそういう本能を持っている。

それをしっかりと理解しているからこそ
理性というものを持って自分をコントロールできる。

でも、理解していなければ、
そもそも存在していること自体を認めていない。
でもそれは確実に存在している。

存在しているけど認めていない、
見えていないわけですから、
容易にその本能に翻弄されてしまう。

そんな人、怖ろしいことこの上ない。

自分の中の悪の感情と向き合うには
背中を向けちゃ駄目ですよね。

背を向けて走って逃げようとしたって
自分は常にそこにいる。

だから、そのボーダーラインを
しっかりと視認してガッチリホールドして
見失わないように!


           全ての物語のために












posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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