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2016年09月08日

「グランド・イリュージョン」信じることの作法



人を信じられなくて苦しんでいる人がいます。
人を疑えなくて被害にあっている人もいます。

「あの人が裏切るわけがない」

と思っていた人に裏切られた人も多い。

逆に見れば、自分が人を裏切るはずがない
と思っていたし裏切るつもりも全くなかったのに
結果として裏切るようなカタチになってしまった…

という人も、沢山いるでしょう。

問題の大小に関係なく自分の人生を振り返ると
「ああ、それ全部経験してるな」
と思い当たる人もいるのでは?

わたしたちは騙すこともあれば騙されることもある。

騙す方法を知っている。
人を騙す人がいるもんなんだと知っている。

だから警戒もするし、同時に信じたいとも願う。
また、エンターテインメントとして
騙されることを楽しむということもありますね。

騙しのテクニック…つまりトリック。

それは人が起こす現象である以上、“力”でもあります。
わたしたちはそういう“力”とどう向き合っていくべきなのでしょうか?



興味をひかれる作品は世の中に溢れていますが
限られた時間で選択すると劇場はもちろん、
レンタルでも後回しにし、そのまま忘れてしまう作品があります。
そういう作品がふと地上波で放送されると、
その“再会”に嬉しくなることがあります。
続編公開に合わせてのことでしょう。深夜に2時間半くらいかけて
放送していたのを録画していた作品、

「グランド・イリュージョン」

を観ました。

独立して活躍している4人のマジシャンたち。
ある日彼らは何者かに目をつけられ、
一か所に集められます。

そこにはある仕掛けがしてあり…

しばらくして彼ら4人はラスベガスにいました。
スーパーイリュージョニストグループのフォー・ホースメン
を名乗り、大勢の観客の前に立っていたのです。

そして、そのマジックショーの目玉は…

ラスベガスから一歩も動くことなく、
パリにある銀行から現金を奪ってみせるというもの。

パリの銀行からは実際に現金が消え、
本物の事件となります。
しかし、フォー・ホースメンの仕業であるという
証拠はどこにもありません。

彼らが告知していた次のショーでも何かが起こる…

FBI特別捜査官のディランが筆頭に彼らを追うのですが、
マジックを使って、いいように振り回されてしまうのでした。



大味ですが、痛快作でした。

主演は続編と同じ、ファイスブック誕生の物語を
濃密にスリリングに描いた傑作
「ソーシャルネットワーク」で
マーク・ザッカーバーグの役を見事に演じた
ジェシー・アイゼンバーグ。

彼らフォー・ホースメンは会ったこともない
何者かの指示によって、
マジックを使って大がかりな犯罪を
犯していきます。

指示を出しているのは誰か?
そして、それは何のために行われているのか?
そこがミステリーとなっています。

マジックは小学生の息子も好きで、
現在公開中の続編
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
の予告編を見て、興味を持ったようです。

なので、息子が楽しめるなら好いかなという思いもあって
録画してみました。

しかし、正直そのミステリーが暴かれるまでの間
わたしは子供には見せないほうがいいかな〜

なんて思いながら鑑賞していました。

要は、若い人たち…悪人なのか
いきがっているのかわからないような人たちが
派手に世間をだまして犯罪を犯すわけですから
大人向けの犯罪エンターテインメントかな?
と思ったわけです。

まあ、「ルパン三世」も息子は大好きなので
そのノリで観れるようなものかな〜?
どうかな〜?

と決めきれずにいました。

結論から言うと、その悩みは不要でした。
その日、帰宅した息子に何の迷いもなく進めていました。

あまり、内容をバラすとネタバレになるので
これ以上核心には触れませんが、
まず、子どもに見せられないような作品ではないことは確かです。
マジックが好きな子でも、推理物が好きな子でも
親と一緒に楽しめるでしょう。
(小学校5-6年生くらいからかな?)

あるポイントで、
FBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)が
「純粋な心で信じる」ことを問われるシーンが出てきます。

わたしは、この作品をそういう気持ちで見ていればよかった。
何の心配もいりませんでした。

ディランが「信じること」を突きつけられるシーンは
まあ、仲間に裏切り者がいるかいなか?
みたいな、捜査モノではよくあるようなことなのですが。

その突きつけられ方がもう、
メルヘンかよというくらい「純粋さ」を求められる。

わたしが子どもに見せるかどうか
迷うくらいの雰囲気の中でポツンと、
まるで場違いのように出てくる「純粋に信じる」ということ。

続編も、子どもに見せられるようなお話だったらいいな・・・
と思いながらもわたしはそれを信じると決めて
息子に勧めました。

「面白かったよ〜!」と。

純粋な目で信じられるかどうかを見極める…
とはどういうことなのか?

考えてみました。

わたしたちは騙されたくないので
本能的に警戒心を持っています。

つまり疑ってかかる。

しかし騙されたくないということは
裏返せば、信じたいという欲求を秘めているということ。

詐欺師はそこを巧みについてきて
信頼させて裏切る。

純粋な気持ちで信じるというのは、
ただ無垢に無知に信じるとか
騙されるということを知らないという意味もありますが、
大人がいう、高度な意味での「純粋な目で信じる」
とはどういうことか?

それはきっと、警戒心があることも、
信じたいという気持ちがあることも認識したうえで、
そのどちらにも引っ張られずに、
相手の本質を感じとるということなのでしょう。

そのうえで、信じるか信じないかは
自分の責任で意識的に決断をする。

騙すということがどういうことで、トリックというものが
どんな力をもっているものなのか?
それらの力はどう使われるべきで、
それらを受け取るほうはどう在るべきなのか?

そういうことを投げかけてくる作品でした。

そういった視点も心の隅に留めて、
この作品のトリックに大いに騙されてみるのも
楽しそうです。


                 全ての物語のために












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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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